百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2) | ガブリエル・ガルシア=マルケス, 鼓 直 |本 | 通販 | Amazon
結構前に買った積んでいたのだが、ようやく読み終えた。マコンドという町でのホセ・アルカディオ・ブエンディアを始祖とする一族が栄え、滅んでいく物語。
始祖ホセ・アルカディオ・ブエンディアに始まり、ホセ・アルカディオ、アウレリャノ、アルカディオ、アウレリャノ・ホセとか似た名前で全て別人なのが混乱するけど、豪胆で巨根系なのがアルカディオの名前をもらった方で、繊細で粗チン系なのがアウレリャノの名前をもらった方という大雑把な読み方をした。かなり大雑把だがそんなに外していないのではないか。以前、Netflixの映像化を見たので、登場人物をイメージしやすくてよかった。ホセ・アルカディオもアウレリャノ・ブエンディア大佐も振り返ってみるといい配役だった。
初期の世代は町を切り開いて富をなしていく過程でこんな原始的な社会の営みが描かれるけど、ある程度町が発展した時代の世代では子を法王にすると意気込む教育ママみたいなのが出てきたりと、世代によって社会の様相や発展度合いが違うけど、百年も歴史が続いていればそんなことも起こるよねという人間社会の普遍的に思える営みが描かれているし、多くの文明が辿る興亡を思い起こさせる。ブエンディア一族の個人に目を向ければ、それぞれの人間が抱える孤独というのは世代を超えても似たようなものなのだなと感じるし、時は流れ社会や技術は進歩するけど、人間の悩みの本質というのはそれほど変わらないのではないかということが示唆されているようでもあった。また、初期に出てきたメルキアデスの予言は、なるほど最後にそういう形で回収されるのかという感動もあった。
始祖のホセ・アルカディオ・ブエンディアは正気を失った後、木に縛られるという悲しい人生だけど、「えっまだ生きてるんかい!」という感じであったし、その妻のウルスラも「えっまだ生きてるんかい」という感じで長生きしてた。それも含めて現実に超現実が紛れ込んでくるマジックリアリズムというものなのだろうか。この辺は素養がないのでわからない。
最初に書いたように似たような名前が多くて混乱しがちで、今回はアルカディオとかアウレリャノといった男系視点で読んでたけど、ウルスラをはじめとした女系視点で読むともうちょっと整理して読めそうな気もする。いつかまた読み返そう。
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