東国原英夫氏が園田競馬場に! | 地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ – 楽天ブログ
ベストタイザンがいつの間にか(6月15日付けで)ホッカイドウ競馬へ移籍していて竹乃上さんお怒り。兵庫県競馬組合はこういう情報をそもそも出さなかったり出すのが遅かったりで、どうしようもない。
Author: ijichi
園田競馬
Famous Name
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G3までだと無類の強さを誇るFamous Nameさん、ドイツのG1にて貫禄の2着敗戦である。筋肉痛が酷い日記
木曜日に東京で3〜4時間ぐらい歩き回っただけで、金、土、日と筋肉痛が酷くて、ただちに階段の上り下りに影響が出るレベル。
Tour de France 2011 終了
というわけで、終わりました。エヴァンスの涙に貰い泣きしてしまった今年のツールでした。
第21ステージ
総合優勝争いは昨日までで決着、最終日はパリまでのんびりパレードランの後、シャンゼリゼの周回コースで最後のスプリントバトル。
パレードランの間は、エヴァンスの周りにBMCが勢揃いしていて、あぁエヴァンスは山岳で全然アシストされなかったけど、他のメンバーはどこにいたんだろう……と思ってしまったけど、BMCは平坦ステージでしっかりエヴァンスを集団の前方で守っていたし、まぁ山岳以外ではアシストも機能していたのかもしれない。パレードランの最中にエヴァンスが急にバイクを降りたので、おおここで本領発揮のメカトラか!!とニヤッとしたのだけど、マイヨジョーヌ仕様の黄色いバイクじゃなくて、昨日までともに戦った普段のバイクでゴールしたいって理由でバイク交換したらしい。泣ける!!
STAGE 21 – Image of the day / L'image du jour – YouTube
シャンゼリゼのスプリントは、HTCトレインから発射されたカヴェンディッシュがあっさり勝利。HTCハイロードのスポンサー問題はどうなるんでしょう。こんなに勝ちまくってるんですけど。あと、カンチェラーラがスプリントに参加してるのにちょっと笑った。振り返ると
ピレネーは総合争いが牽制ばかりで盛り上がりに欠けたけど(柏木集保だったら激怒しているレベル)、アルプスはもうお腹一杯になるほどのレースだった。クライマーらしく山岳でタイムを稼ぎに出たアンディ、王者の意地を見せるアタックを繰り返したコンタドール、決め手はないけどタイムを失うことなく堅実に走り、そしてTTで圧巻の走りを見せたエヴァンス、総合勢はみんな持ち味を出したツールだったのではないかと思う。山岳の最後までなんとか食い付いていき、TTで見事に失速したクネゴ師匠もさすがwの走りである。
また、クライマーでもないヴォクレールが本職のクライマー相手にいくつもの超級山岳を対等に渡り合った走りは絶賛モノだと思う。落車で荒れた第9ステージで、メイン集団が半ば戦闘放棄したおかげで幸運にもタイムを稼いだという感じだったけど、そこから19ステージまでマイヨジョーヌを着て戦った姿は、すごいものを見てしまったという他ない。正直、ピレネーの初日でマイヨジョーヌを失うと思ってた。
そして、やっぱり一番強かったのはエヴァンス。アルプスで貧乏クジを引いていたけども、その逆境を弾き返しての勝利である。あの二日間のエヴァンスの置かれた状況は本当に見てるこっちが辛いほど。あの状況を凌ぎ切っての勝利なのだから、派手さはないけど文句なしに強いといえる総合優勝だった。
US – Tour de France 2011 – Best of n°1 – YouTube
US – Tour de France 2011 – Best of n°2 – YouTube
US – Tour de France 2011 – Best of n°3 – YouTubeツール・ド・フランス三週目のまとめ
いよいよ勝負のアルプスへ。
第16ステージ
最終週の初日はダラダラと登って、最後に2級山岳を越えてゴール。総合勢はアルプスまで動きはないかなと思っていたら、2級山岳の登りでコンタドールが単独でアタックをかましてきた。様子見なんて感じじゃなく、もう行き切ってやるという勢いで、追走できたのはエヴァンスとサムエル・サンチェスの二人。シュレク兄弟やヴォクレールは集団に取り残されてしまう。三人は下りでもどんどん後続とのタイム差を広げ、シュレク兄弟から大きくタイム差を稼ぐことに成功。アンディが下りに関してヘタレな言い訳をしていたけど、なんだかなぁという感じ。
ステージ優勝はフースホフト。エヴァンス達よりもさらに前で逃げていた面々からフースホフトとボアッソンハーゲンのノルウェー人二人が抜け出したけれど、最後はチームメイトのヘシェダルのアシストもあって、フースホフトがスプリントで勝利。山岳コースで二勝目のスプリンターw
集団もゴールして、あとはグルペットを待つだけかという空気になっていたら、カヴェンディッシュがアシストも従えずに一人涼しい顔でゴール。山岳ステージなのになんでこんな上位で帰ってきてるんすかw第17ステージ
アルプスの山岳三連戦初日。1級山岳を越えて長いダウンヒル、そして2級山岳を越えるプロフィール。逃げグループの中から2級山岳で動いたボアッソンハーゲンがその後を独走に持ち込んで今年のツール2勝目。二人しか出てないノルウェー人がステージ4勝目w
総合争いは2級山岳でレースが動く。コンタドールが登りで何度かアタックしたものの決定打にはならず。しかし下りでさらにアタック。サムエル・サンチェスとヴォクレールを引き連れて後続を引き離しにかかるけども、この3人ではヴォクレールが危っかしく、あぁ!と思わせるシーンを演出したかと思えば、ついに下りでオーバーランして沿道の民家のガレージにきれいにダイブ、そして着地。逃げ集団でも同じミスをやらかしている人がいたので本日二人目のガレージ侵入w
STAGE 17 – Image of the day / L'image du jour – YouTube
サムエル・サンチェスは元々下りが速いけど、コンタドールが下りをあんなに攻めたらメチャクチャ速いってのは意外であった。で、コンタドールはサムエル・サンチェスと共に二人でゴールに向かうけども、人数で勝る後続集団が必死の追走でなんとか差をつけられずにゴール。ヴォクレールがミスせずに三人でローテーションを回せていれば……と思うところだし、ヴォクレールにとってはタイムを失う痛恨のミスといったところ。第18ステージ
今年のツール最大の山場。超級アニェル峠を越え、超級イゾアール峠を越え、超級ガリビエ峠の頂上フィニッシュ。総合に大きく変動があること間違いなし。そしてこの日はレオパード・トレックの作戦が見事にハマった。
逃げ集団にモンフォールとポストゥーマを乗せることに成功したレオパード。二つ目の山岳イゾアール峠の登りの半ばでフォイクトさんの牽きからアンディが飛び出す。これに誰も反応せず、アンディはそのまま独走状態で先行。逃げていたポストゥーマのアシストを受け、イゾアールの下りではもう一人逃げていたモンフォールのアシストを受けて快調に差を広げていく。下りでは、アンディが先導役のモンフォールのお尻を押す場面が何度もあって、アッー!!
そのままアンディは逃げグループを全部飲み込んでガリビエの登りへ。後続のメイン集団ではサムエル・サンチェスとコンタドールのスペイン連合が何やらヒソヒソ。エウスカルテルの選手もわらわら集まってきたし、これはチームの枠を越えた無敵艦隊スペイン連合の流れ!!……であるが無敵艦隊は撃沈してナンボということで、サムエル・サンチェスは早々に遅れ、コンタドールも動かない。
そんなコンタドールを恐れていたのか、集団はお見合い状態で膠着。その間にもアンディはどんどん後ろとの差を広げているわけで、とうとう痺れを切らしたエヴァンスが先頭に立って追走開始。こういう場面でただ一人先頭を牽くエヴァンスさん、盛大に貧乏クジを引いてしまった。ヴォクレールもついていくがエヴァンスの前には出ず、ローランも後にくっついていくだけ。結局ガリビエの登りのほとんどをエヴァンス一人が牽いて、後ろはついてきただけ。あぁなんという貧乏クジw
で、残り2kmではコンタドールが脱落。山岳で遅れるコンタドールとかありえない気もするけど、調子が悪かったのだろう。そう考えると、このコンタドールを恐れて動けなかった後続集団のみなさんは大変運が悪い。そして先頭で追走せざるをえなかったエヴァンスさん、本当に運が悪すぎるw
結局、アンディが差を詰められながらもガリビエを先頭で登り切り、後続集団がそれに続いたけれども、有力勢から大きく遅れたコンタドールの総合優勝は非常に厳しくなった。で、なんだかんだでヴォクレールもマイヨジョーヌを守るという奇跡が続く。第19ステージ
後世に語り継がれるステージってこういうステージのことなんだと思う。昨日の失速で失うものはなくなったコンタドールが、王者の意地を見せるというのに相応しい攻撃的な走り。1級山岳テレグラフ峠を越え、前日とは違うルートからガリビエ峠を越え、最後は超級山岳ラルプデュエズへの頂上ゴール。
スタートしてすぐに逃げ集団ができていたけども、コンタドールが最初の山岳のテレグラフ峠の半ばでアタック。これにアンディとエヴァンス、ヴォクレールが反応したが、エヴァンスはメカトラで集団に後退。コンタドールは後ろを気にせず、快調に飛ばしていくので、本日の逃げ集団はほんと涙目。ヴォクレールもついていくもののギリギリの走りで、少しずつコンタドールやアンディから離されていく。そんなとき前を牽いてアシストをしたのはチームこそ違えど同じフランス人のピノー。1級山岳の頂上までピノーが牽き、下りに入ってヴォクレールがポンと背中を叩いて感謝を示す場面も。前を追うヴォクレールをさらにアシストしてくれたのは、これまたチームの違うフレチャ。第9ステージの落車云々で険悪な雰囲気になどという話もあったが、フレチャが前を牽き、最後にはフレチャがヴォクレールの尻を押して送り出す場面も。レースもクライマックスに差しかかり、ヴォクレールの奇跡的な奮闘に、チームの枠を越えたアシストができあがっていた。
コンタドールたちはそのままガリビエ峠も先頭で通過。しかし、ガリビエの登りでついにヴォクレールがついていけなくなった。一旦、後続集団に吸収され、そこからさらに遅れたけれど、ヨーロッパカーのアシスト陣に守られながらの追走。ガリビエ峠の下りではサムエル・サンチェスが異様に速い下りを披露して、あっちゅー間に先頭のコンタドールのグループに合流。他の選手が下りでも踏んでいるのに、全然踏まないサムエル・サンチェスの方が速い。さすが下りの名手。後続集団は今日もエヴァンスが先頭を牽き、なんとかラルプデュエズ前までにコンタドールのグループを捕まえたけれども、ここでも先頭を牽かされるエヴァンス、本当に貧乏クジを引きまくりである。そうこうしていると、エヴァンスのグループよりさらに後ろにいたヴォクレールのグループも追いついてきてレースは振り出しに。
そして、合流と同時にヨーロッパカーのローランがアタック、ここまでヴォクレールを守ってきたけど、自分の新人賞もかかっているわけで、アシストの役目から解放されて新人賞を狙うべくラルプデュエズの登りへ。その後ろのメイン集団からは、またコンタドールがアタック、これがまたすごいアタックであっという間に先にアタックしたローランたちをパスして先頭へ。なんというか、あぁこれがチャンピオンの意地なんだなぁという凄みを感じさせる走り。とはいえ、一人だけ違うペースで突き進むもさすがに最後まで持つわけではなく、最後はローランとサムエル・サンチェスに捕まって、ステージ3位。優勝はローラン。
ここまでマイヨジョーヌを守ってきたヴォクレールもついに陥落、アンディへマイヨジョーヌが渡った。第20ステージ
個人TTで最後の勝負。
総合順位の下から順にスタートということで、カンチェラーラは早々にフィニッシュ。宇宙人にしてはタイムは平凡。カンチェラーラが走った時間は天気が悪く、徐々に路面が乾いてきたってこともあって、条件がよくなかったか。
結局、ステージを勝ったのは人類最速と言われていたマルティン。前日と前々日でタイムアウト喰らってるのはどうなのって話を置いておけば圧巻の走りだと思う。いや、タイムアウトはどうなのよというのが本音だけど。
何よりすごかったのはエヴァンス。アンディに対して57秒差あったビハインドを中盤までに追いついて、後半はアンディとの差を広げる一方。不運な2ゲッターがついに文句なしの総合優勝である。貰い泣きした。
STAGE 20 – Image of the day / L'image du jour – YouTube
これに対してアンディはスタート前からガッチガチに緊張、イレ込みすぎなのが一目でわかるほど。元々TTも遅いし、今回は仕方なしの2位。山岳でもっと攻めてタイムを稼ぎにいくべきだった。
新人賞対決はローランがタラマエにTTで差を詰められたもののリードを守り切り、ヨーロッパカーはヴォクレールの総合4位と合わせて大成功のツールであった。自転車パンク日記
帰り着く寸前に後輪がパンクしていることに気がついた。一度チューブに穴を開けたことがあるけど、あれはタイヤレバーでこすってしまったのが原因なので、走っている最中にパンクしたのは初めて。なんか刺さってるのを確認したので、明日以降にパンク修理でござる。
ツール・ド・フランス二週目の後半戦
第13ステージ
ピレネー二日目。超級山岳オービスクを越え、下り切って10kmぐらい平坦があってゴール。とはいえ、オービスクがあるのが行程の中盤なので、あまり総合勢は動かない感じ。で、序盤にクレーデンがリタイアして本当にレディオシャックは悲惨。
逃げたのはこのツールで逃げまくっているロワ、他にモンクティエ、フースホフト、そしてなぜかペタッキもここに参加。オービスクの登りに差しかかるとまず飛び出していったのがフースホフト。だからなんでマイヨアルカンシエルを着てるスプリンターが超級山岳で飛び出していくんだよって感じですが、すぐにロワやモンクティエといった本職の登りの人達がフースホフトをパスして登っていく。フースホフトも自分のペースで淡々と登って、頂上を3位通過。ここからは下りの上手いフースホフトがグングン前との差を詰め、下り切る前にモンクティエを捕まえ、二人でロワを追走。で、残り3kmぐらいでフースホフトがモンクティエを置き去りにして、ゴール前2kmぐらいでロワをパスして独走でゴール。スプリンターの勝ち方とは思えないフースホフトさんマジかっこいいです。
本来はスプリンターのはずなのに、マイヨアポワを着てTTTを走り、一週目はマイヨジョーヌを守り、超級山岳ステージで勝つスプリンター。でも、マイヨヴェールは着ていないという意味がわからない状況です。第14ステージ
ピレネー三連戦の最終日。カテゴリー山岳をいくつも越えて最後に超級山岳プラトー・ド・ベイユを登り切ってゴール。
道中は、逃げに乗っていたフォイクトさんが山岳の下りでコースアウトして転落、スタスタと自転車を抱えて登ってきたり、リスタートして安全運転で下ってるな〜と思っていたら、今度はコーナーで転倒して苛立ちを隠せないのか、バイクカメラに真正面から悪態をついたりと、なかなかのやらかしっぷりである。というか、コースアウトしての転落は本当に下が茂みになっていてよかった。昨日のオービスクだったら……と思うとぞっとする。
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フォイクトさんはこの後、集団に合流して今日も元気に集団を牽いていたりと、やることやってお仕事終了。他にラボバンクのヒゲで暑苦しいでおなじみのテンダムが下りのコーナーで外に膨らんで、自転車に乗ったまま前に一回転、鼻血ダラダラみたいなシーンも。
ピレネー最終日だし、プラトー・ド・ベイユで総合勢は動いてくるかなーと思ったけど、あんまり激しい動きはなし。というか、今日も総合争いをする人達に混じって、なぜかwwwヨーロッパカーのヴォクレールとローランの二人ががんばっていて、アタックがかかる度にヴォクレールがチェックしにいく始末。これマイヨジョーヌを着て受けて立つ横綱の動きだと思うんですけど、なぜこの走りをヴォクレールがしているのか。ローランも途中で遅れたりしたけど、いつの間にかまた復帰してくるというミラクル連発。レオパード・トレックはダブルエースと考えれば、総合勢はみんな単独なのに、ヨーロッパカーだけアシストを残しているというありえない展開w
結果的にマイヨジョーヌ守るに必死になっているヴォクレールが総合狙いの選手のアタックにことごとく反応したため、決定的なアタックが決まらず、総合で遅れているファネンデルトとサムエル・サンチェスのアタックが容認されたぐらい。結局、ファネンデルトが逃げ切り、サムエル・サンチェスが2位、遅れて総合勢、しかも今日はヴォクレールがタイム差なしでゴールにw
遅れていたジルベールが丁度ゴールしたときに、ファネンデルトの表彰式が行なわれている最中で、ジルベールさん表彰式を見てニッコリ。そのまま表彰式の裏へ祝福へ駆け付け、ファネンデルトとキャッキャウフフ。
総合争いよりもヴォクレールの奮闘がすごかったピレネー三連戦でござった。第15ステージ
ピレネーからアルプスへと東進するつるぺた平坦ステージ。スプリンターにしてみれば、このステージと最終日のシャンゼリゼしかもう出番がない。ちゅうわけで、はいはいカヴェンディッシュが勝つんでしょという感じ。そして案の定HTCトレインが機能し、最後にレンショーに引き連れられたカヴェンディッシュが他を寄せ付けない走りで予定調和の勝利。ほんと強いですね。
ゴール前では今日も今日とてHTCトレインを潰すためにジルベールがアタック。ただ、この人はゴール前でアタックすると、一緒にアタックした選手にローテーションを要求することもなく、自分が先頭に立ってドンドン行ってしまう。よく言えば漢の走り、ベルギーチャンピオンジャージに相応しい男らしいアタックなのであるが、冷静に見れば、ネジ一本外れてるよなコイツ……頭おかしいんじゃないか……という無謀なアタックな気もするのであった。そこが魅力なのではあるがwツール・ド・フランス二週目の前半戦
ヴォクレールがマイヨジョーヌ獲得で休息日に入ったツール・ド・フランス、二週目に入る前に妖精さん反応が出たということでコロブネフさんがツールを去っていきました。
第10ステージ
この日はマイヨジョーヌのヴォクレールを擁するヨーロッパカーが集団をコントロール……するはずだったのだけれども、普段やらないことは急にはできない。結局、ステージ優勝狙いのチームがコントロールすることにw
逃げを吸収したあとは、ヴォクレールやジルベールらがアタック。そこからさらにジルベールが単独でアタック。ジルベールのこういう馬鹿正直なアタックは見ていて清々しい。このアタックのおかげで追走集団のHTCのアシストが崩壊し、カヴェンディッシュが丸裸に。カヴェンディッシュは焦ってしまったのか、どう見ても早仕掛けで、最後は後ろにいたグライペルが差し切ってステージ優勝。一週目はジルベールがエーススプリンターのグライペルを差し置いて勝手にスプリントしちゃうことに腹を立てて、こんなのチームじゃないと怒っていたグライペルもこれで満足。
何より、去年まではカヴェンディッシュと同じチームにいて、カヴェンディッシュの2番手スプリンターの地位に甘んじていたグライペル。ツール出場のチャンスを求めてチームを移籍、で、カヴェンディッシュを相手にしての勝利だから大満足でしょう。第11ステージ
今日もマイヨジョーヌをキープしているヴォクレールを擁するヨーロッパカーですが、やっぱり集団コントロールは早々に放棄して、スプリンターチームに譲ることにw
激しい雨の中、カヴェンディッシュが安心と信頼の発射台レンショーに先導されてゴールスプリントへ。こうなれば敵なしで、後ろからグライペルが迫るけれども、危な気なく押し切ってカヴェンディッシュがステージ優勝。マイヨヴェールもゲット。
カヴ対ゴリラの二日間でした。第12ステージ
フランス革命の記念日。いよいよ舞台はピレネーへ。本格的な山岳ステージの始まりということで、総合優勝争いも本番です。1級ウルケット・ダンシザンを越え、超級トゥールマレーを越え、超級リュザルディダンを登り切ってゴール。さすがにこのコースではヴォクレールもマイヨジョーヌを守ることは無理だろうということで、本人も「今日でマイヨジョーヌを失うだろうね」とコメント。
まず、スタート直後に決まったのは6人の逃げ。この中にはFDJのロワも含まれていて、この人は本当によく逃げにチャレンジしてる。そして、1級のウルケット・ダンシザンでシャヴァネルとフーガーランドクロイツィゲルが前を追うべく抜け出す。一週目に落車して以来、ずっと精彩を欠く走りだったシャヴァネルが、この日はフランス革命の記念日ということもあってか、フランスチャンピオンジャージここにありというアタック。フーガーランドもまだ傷が痛々しい。アスタナとしてはヴィノクロフがリタイアした今、クロイツィゲルにステージを狙ってもらうしかない。1級の下りではジェレイント・トーマスが転落スレスレのコースアウトを2回。続くメイン集団も同じところで落車発生。ヴォクレールがコースアウトして沿道の車に衝突。そしてレディオシャック最後の砦クレーデンも巻き込まれてついにレディオシャックが終了。
トゥールマレーの登りに差しかかると、気がつけばレオパード・トレックの面々が集団の先頭に勢揃い。こうなるとやることは一つ、集団のペースを上げる集団破壊作戦で、さっそくカンチェラーラが先頭を牽いてペースアップ。途中でお仕事終了して、オグレディへ、フォイクトさんへとバトンタッチ。んで、そのフォイクトさんが圧巻だった。トゥールマレーの登りの半分以上を牽き続けたんじゃなかろうか。今年40歳になろうというおっさんがトゥールマレーで集団を鬼牽き。まさに集団破壊の鬼牽きといった走りで、同じチームのゲルデマンあたりも脱落していく始末。これでヘーシンクやマルティンといった総合で上位に入れればいいなという面々が脱落。マルティンなんかは今にも死にそうな顔。あと、アンディが貫禄のパンク発生でストップ。トゥールマレーの下りでは、ジルベールやサムエル・サンチェスといった下りの上手な面々が飛び出して先行することに。
んで、最後の超級山岳リュザルディダン。まだ集団を牽くフォイクトさん。もう集団はバラバラに破壊され、AG2Rのロッシュも脱落、ナバーロやクリスアンケル・セレンセンといったコンタドールのアシスト勢も脱落。これでようやくフォイクトさんもお仕事終了。あとは総合優勝を狙う人達の争い。総合狙いで残っているのは、コンタドール、エヴァンス、シュレク兄弟、クネゴw、リクイガスのバッソとシュミット、ライプハイマー、ダニエルソンなどなど。そしてこの集団の先頭には、なぜかまだ奮闘しているマイヨジョーヌのヴォクレールとアシストのローラン。ここで何やらリクイガスの二人がゴニョゴニョと相談、んで、鬼軍曹シュミットが集団の先頭に立ち、続々と先行勢を飲み込んでいく。アタックして逃げに出たサムエル・サンチェスはファネンデールとともに順調に登っていくが、序盤から逃げていた面々はどんどん吸収。シュミットの先導でさらに集団は絞られ、いよいよ総合狙いの実力者しか残っていない状況に。あとなぜかヴォクレールとローランも残っているけどこれはもう意味がわからないw
誰が仕掛けるのかと思っていたけれども、やっぱりシュレク兄弟を中心にアタック合戦。この状況で二人残っているシュレク兄弟は有利で、二人で交互にアタック。そしてまだ粘るヨーロッパカーの二人。残り約2kmでフランクの単独アタックが決まり、先頭に追いつく勢いで登ったものの、前の二人には届かず3位。続いてやってきたのがバッソ、エヴァンス、アンディ、少し遅れてクネゴ。カーブを曲がったときにコンタドールがいなかったので、あぁもう前にいるのかと思ったら、なんとコンタドールが遅れていた。ペダリングも軽やかではなかったし、本当に調子が悪いのかもしれない。第1ステージの落車に巻き込まれたときはいいハンデになったと思ったけど、ちょっと厳しいかも。
ステージ優勝はサムエル・サンチェス。これがツール初勝利とのこと。まぁピレネーはバスクの方々の本拠地みたいなもんですし。
驚いたのがヴォクレール。終わってみれば先頭から50秒遅れで踏ん張ってマイヨジョーヌを守った。フランス革命の記念日にフランス人がマイヨジョーヌを着ているなんて素晴しいですね。総合争いのみなさんに混じって、ヨーロッパカーの二人が奮闘している姿に感動したピレネー三連戦の初日でした。