— 伊奈めぐみ (@speech_ballon) July 9, 2023
すてき。
今日は仕事もボランティアも雑用タスクをコツコツやっていた。本来繁忙期であるはずのPBPの期間に休みを取りますよというのをクライアントの皆様にもお伝えした。めちゃくちゃ申し訳ない。ただ、それはそれとしてやらなければならないことが減るわけでもないし出発までに片付けねばならんので、これからPBPの出発までがかなり忙しい。
右脚の内部がズキズキと痛むというのがここ最近の心配事なのだが、今日はマシな一日であった。それでも毎日ふとしたときに痛む。先日の病院での診察の結果、経過観察ということにしているけど、本当にどうしよう。痛み出すと他のことに手がつかないレベルで痛いので悶えているんだが。
昨日、定峰200のルートで新車のシェイクダウンへ行ってきた。先月半ばに納車されてから近場しか走ってなかったのでようやく。事故のとき以来、レーパンをはいてちゃんとした格好で自転車に乗った。同じく新車が納車されたちぇさんは小作駅で合流した。
新車は非常にいい感じ。振動吸収性はパナチタンより格段にいい。これはフレームが新しくなったことだけでなく、タイヤが太くなったことも一因。舗装の荒れているところは、小さくしなやかにいなす感じで乗っていてめちゃくちゃ気持ちいい。乗ったときのポジションも違和感なし。ビルダーのブラッドさんが言っていた「毎日トレーニングをするプロのようにレースをするわけじゃないのだし、平日は仕事があってトレーニングする時間を取れない人が乗っても楽に速く長く走れるフレームを作ることが一番大事」という考え方が反映されているのだろう。久々の200kmだったけどダメージは全然なし。筋肉痛もなし。
でも、32cのタイヤはやっぱりちょっと重いなと思う。平坦でも自分が思っているほどはスピードが出ないかもしれない(特にスピードを気にしていた昨日の帰りはずっと5m/s以上の向かい風だったというのもあるけど)。ヒルクライムという点では、インナーローが36-28から36-32になったけど、その一枚分はタイヤの重さで相殺されちゃった感がある。なので、普段は振動が軽減される32cをメインに使いたいなと思うものの、時間に追われるような場合だと28cや30cでもいいかもしれん。あとはチューブをTPUの軽いものにするか。PBPに向けてはどうするかが悩ましい。
それにしても昨日は暑かった。上述の通り今年は全然走っていなくて暑さに慣れていないので、久々に山伏峠に登る前に自販機ストップを入れた。そしてちんばたとHANAで休憩しつつだったのでえらい時間がかかった。さらに稲田堤で夕飯も食べたので、帰宅したのは23時。あと、HANAに入って席に座るとハヤシさん15さんヤマウチさん御一行がいて笑った。世間は狭いな。
昨年2月にEquilibrium Cycle Worksにオーダーしたフレームが6月半ばにようやく納車された。というところでその記録。
オーダー時にお願いしたのは、「ロングライドも行けるけど、グラベルにも気兼ねなく突っ込んでいけるようなオールロードバイクにしてほしい」ということ。そこでフレームはEquilibriumのロードバイクのE1ではなく、グラベルバイクのBrutalistをベースとすることになった。コンポ関連は機械式変速、機械式ディスクブレーキ。フルフェンダーを装備。タイヤのクリアランスは40cぐらいまでは入るとうれしいということをリクエストした。
当初昨年内には完成している予定だったけど、材料の到着が遅れたりでフレームが完成したのは今年の2月。さらにヘッドセットの納品遅れとかもあって完成は6月になった。
デザインはEQのお二人に任せた方がよかろうと思い、ほぼお任せ。最初はパナチタンから趣向を変えて、シートポストやステムをシルバーにしてもいいかなと思っていたけど、自分のようなでかいフレームだと黒の方が締まって見えるはずというお二人の意見もあって黒で統一。色は青基調でということをお願いしたけど、デザインに関して細かい注文は何もしていない。フォークも本来は先端にColumbusのロゴがあるやつだが、EQマークで上書きされていた。自分が思っていたより断然いい感じに仕上がっているので、やはりこういうものはセンスのある方々に任せた方がよい。
コンポは機械式のSHIMANO R8000。なるべく電池を使うものを増やしたくないというのが理由。海外のブルベを走るとやはり電動変速を積極的に使う気にはならんし、そもそもブルベは世界的に見れば中高年のバイクギークの遊びなので、機械式変速の調整ぐらいならオーバーナイトコントロールにいるそこら辺のおっちゃんに頼めば寝てる間にやっておいてくれる(他力本願)。
ブレーキはEQUAL。ちょうどパーツ発注のタイミングで新色のブラックが発売になったので黒にした。元々あったグレーよりも今回のフレームに合う色でタイミングがよかった。手がデカくて握力もあるのでリムブレーキでも全然制動力に不満を感じたことはないが、リムブレーキに投資する時代でもない。プロの世界でエアロ化が進む以上剛性が高くなったフレームをどこで中和させるのかというとタイヤになるし、太いタイヤを入れるにはディスクブレーキシステムに頼るしかない。
タイヤは無印のGravel King 32cにした。チューブドで運用の予定。組み立てをお願いしたMAGNETの方も仰っていたが、グラベル走行で32cより太いタイヤをメインで常用するならチューブレスをすすめるけど、舗装路メインで32cぐらいまでならチューブレスは手間の割りにメリットが少ないのでおすすめしないとのこと。空気圧は5.0bar。もうちょい下げてもいいかもしれない。日本に加え、米仏豪とブルベを走ったけど、自転車にとって一番舗装が悪いのが日本だと思う。本邦は道が狭い上に自転車が追いやられる左端は舗装が割れてたり段差があったりでめちゃくちゃ不満。そういうところは太いタイヤでいなすのがよいはず。
フェンダーは700-32cに合うようにしているけど、フェンダーを外せば40cぐらいまでは入るようにしてもらった(実際には40cはギリギリっぽいのでタイヤによりけりになりそう)。
ダボ穴はダウンチューブの下に追加した。以前はパナチタンでもダウンチューブの下にボトルケージを増設していたけど、一度派手に破損したことがあってあれ以来全く使っていないが、念のためにダボ穴を付けてもらったという感じ。最近トップチューブにもトップチューブバッグ用のダボ穴を備えたモデルが多いけど、そもそもトップチューブバッグを使っていないし、必要になった時に後から増設すればいいよとのことで、とりあえず今はダウンチューブの下のみ。
というわけで、こんな感じのパーツで組みました。
納車された状態で9.5kg。カーボンパーツで軽量化をしているわけではないのでこんなもんだろうか。前のパナチタンとそんなに変わらないはず。乗り心地に関しては、フレームが変わったことなのか、ホイールがカーボンになったことなのか、タイヤが太くなったことなのかわからないが、めちゃくちゃ快適になった。まぁタイヤが太くなったのが最大の要因だと思う。長い距離を乗る機会がないままPBPへ行くことになりそうだけど、この自転車で問題ないんじゃないかなと思う。
あとは、事故以来、若干の違和感が残る肩と脚の状態次第か。これが一番心配。