バラゲーが引退した喪失感を全力で感じてる。ディープが引退するよりも喪失感は大きいのでは。5年間ずっと重賞戦線で走り続けていたヤツがもうそこにいない、走ってない寂しさ。
で、今週のアルゼンチン共和国杯の登録馬を見ると、ウインジェネラーレとルーベンスメモリーが登録してる。両馬とも片目の視力を失ってもなお現役で走り続けてるとこが凄い。しかもこの今回のメンバーなら両者ともにチャンスがないわけではないので要注意。
特にウインジェネラーレはオールカマーでよく追い込んで勝ち馬と差のない競馬。右目を失明してるので右回りコースだと内が見えないという恐怖もあるだろうに、それで善戦するのだからねぇ。今年のオールカマーは例年になく厳しいペースでレースが流れたために、毎日王冠ともども天皇賞に直結したレースになったが、そこで0.1秒差なら今回はかなり期待していいかも。
Author: ijichi
馬生いろいろ
また2着なノリさん
土曜日は大学にいたのでレースはリアルタイムで見れなかったけど、すぐに映像をチェックできるのはやっぱりJRA様のおかげ。
武蔵野S
フサイチリシャールが1.9倍の人気に推されてるのに全力で引いた。人気しすぎ。完全に父クロフネの再来を期待したファンとそれを煽ったマスコミのせいだ。しかも父の武蔵野Sの勝ち方の再現すら期待されているような空気を感じた。さすがにちょっとかわいそうかなという気もする。
スワンS
よく分からん。プリサイスマシーンは休み明けですよ。スプリンターズSで好走したメイショウボーラーとタガノバスティーユが激しく撃沈しているので、やっぱり今年の短距離路線はアレだなぁとの思いを強くする。
天皇賞(秋)
ノリさんが2週連続、秋天では2年連続の華麗な2ゲット。神業ですな。
トリリオンカットがレース前に放馬で除外。カンパニーもゲートで暴れて外枠発走。実際には15頭しか走らなかったと言ってもいい今年の秋天。マルカシェンクには同情する。アドマイヤムーンが3着に突っ込んできてるのを見ると、好勝負できたと思うよ。
インティライミが多少早めかなというペースで逃げたものの、2番手のダイワメジャー以下は平均ペースぐらい。平均から少し早めの流れで後続にも脚を使わせ、そのまま前で粘りこむのはダイワメジャーのお得意の流れ。展開がダイワメジャーに味方した。馬場も良かったようだし。
ちなみに、ダイワメジャーから流したものの、夏から使い詰めのスウィフトカレントはさすがに2ゲッターのノリでも持って来れないだろうと思って消し。実にしょぼい。今年のNHKマイルCのときもそうだったが、こういうとき(肌で感じろ)こそ買うべきなんだろう。天皇賞(秋)は17頭立て
ディープインパクトが秋の天皇賞に出るかもしれないということで、除外されるのを恐れてやむを得ず菊花賞に出たマルカシェンクや、故障で引退を余儀なくされたバランスオブゲームのことを思うと、いろいろな思いの過ぎる17頭立てである。ただ、ディープインパクトもハーツクライも出ていない中で、悲観するほどでもない好メンバーが揃ったのは喜ばしい。春の時点ではG2クラスの馬がG1を勝つ最後のチャンスだとか思ったものだ。
スイープトウショウとアドマイヤムーンの前走の勝利によって、今回のレースがグッと興味あるものになったのは確かなんだが、スイープトウショウは休み明けで限界ともいえる末脚を使ったこと、アドマイヤムーンに関しては今年の札幌記念は決して強くないメンバーだったことを考えると、この2頭がすんなり勝つとも思えない。
というわけで、ダイワメジャー本命としたい。喉の手術を受けてからはマイルから中距離で安定した成績を残しているし、前走ではダンスインザムードを差し返しての東京初勝利。本命にしない手はない。あと注目すべきは、カッチーに乗り変わってから脚質転換に成功したローエングリン。今回は大先生だが、決してマイナスにはならない(どっちもどっちという気もするが)。前走も追い込んで0.2秒差の3着まで来た。脚質転換後の成績を見ると、ここでも、と思える。ダンスインザムードは去年、一昨年と人気薄で好走しているし、今年は順調に来ているだけに重要視してもよさそうだけど、過去の好走はマークされなかった面が大きそう。ダイワメジャーとの対戦成績を考えても、完全に分が悪い。
◎ダイワメジャー
○ローエングリン
▲ダンスインザムード
△アサクサデンエン
△スイープトウショウ
×カンパニー
×オースミグラスワンバランスオブゲーム引退
バランスオブゲームがデビューしてからいつの間にか5年も経っていた。初めはダビスタの作者の薗部氏の持ち馬ということで注目していたが、いつの間にやら立派なG2将軍になってしまい、この5年間で「またバラゲーか!」と何回ツッコミを入れたことだろうか。
休み明けのG2で好走しながらも期待されたG1ではいつもあと一歩足らず、G2の勝利数だけが積み上がって6勝もしてしまった。G3も1勝してるし。「休み明けのG2だけど、まさかねぇ」と思うたびに勝ってしまう曲者だった。
2005年の安田記念でバラゲーが直線に向いて先頭に立ったときの歓声が忘れられない。「勝春だからなぁ」、「バラゲーだし」と言ってG1では期待してなくても、なんだかんだでみんなバラゲーとカッチーのコンビにG1勝たせてあげたかったんじゃないのかなぁ。三冠ならず
菊花賞はいつもの面々で淀観戦。
豊さんのアドマイヤメインが最初の1000m通過が59秒を切る気合の入った逃げを見せてくれたので、レースはかなり見応えのあるものとなった。好時計が続出していた当日の馬場もあるが、メイショウサムソンには厳しい展開になった。アドマイヤメインを自分で捕まえにいかなければならなかったし、馬場がよかったのでアドマイヤメインも急激に失速することもなかった。メイショウサムソンを徹底マークしていたドリームパスポートに差されてしまったのは仕方ないだろうが、アドマイヤメインを差せなかったのは結構大きいんじゃないかと思う。豊さんの好騎乗。ただ、メイショウサムソンとアドマイヤメインの間にもう一頭いればまた違った展開になっただろうけどねぇ。
ソングオブウインドは今回の勝利は漁夫の利。後方待機組の中から伸びてきた数少ない一頭だけに評価してもいいんだろうが、完全に武兄貴のおかげだと思う。福永氏なんかは幸四郎が勝利騎手インタビューで「兄貴ありがとう」と言うんじゃないかと期待してたらしいし。
ハイペースの我慢比べになったことで距離適性に疑問のあった馬たちは総じて撃沈。ということでいえば、ドリームパスポートはフジキセキよりも母父トニービンの影響が強いのかもしれない。
レースが終わってからS氏が発した「三冠馬が4着に負けた」というのは至言だと思う。
あと、バランスオブゲーム大先生が故障で引退ですって。悲しい。カワカミプリンセス恐るべし
カワカミプリンセスが秋華賞を勝ったので、今年の最優秀3歳牝馬は当確ですな。
4コーナーではカワカミプリンセスよりも後ろにいたアドマイヤキッスの方が手応えが良さそうな雰囲気だったのに、いざ直線に向いてみると、アドマイヤキッスは伸びず、カワカミプリンセスがアサヒライジングを差しきったところがゴール。改めて底力を見せ付けたカワカミプリンセスに対し、アドマイヤキッスはここ一番での勝負弱さを露呈してしまった感じ。G1になると途端に輝きを失うイメージ。これは今後もG1では厳しいかも。
アサヒライジングは今後も一線で活躍しそうだけど、牝馬三冠を全て残り1ハロンあたりで後続に捕まっていることを考えると、こういうレースを続けそうだよなぁという気もする。3戦とも上手く直線まではレースを運んでるので、もうワンパンチないとタイトルには手が届かないかも。
今年の年明けには3歳牝馬のレベルは低そうだと思ったけど、カワカミプリンセスはかなりの大物な予感。スイープトウショウと共にJCに向かってほしいぐらい。エリザベス女王杯狙いとのことなので、そこで世代間対決でもいいんだけど、エアメサイアがいないのが非常に残念。立ち読みしてたら
帰りに駅前のサンクスで立ち読みしてたんですが、何気なく隣に目をやるとF草氏がいて互いにビックリ。てなわけで、心月院の人々よ、飲みに行こうぜ!となったんですが、さすがに月曜日の9時半では誰も捕まらず、今日は断念。
今年も残り12週間
毎日王冠と京都大賞典を見てなかったんですが、JRAのサイトでやっと見た。ていうか、JRAのサイトがリニューアルしてる。企業のサイトとしてはかなり力を入れてるほうではないだろうか。以前のサイトはほんとに競馬をやる人向けの情報しかなかったように思うけど、今回のリニューアルで初心者にも優しくなった感じ。
まず、毎日王冠。デビュー戦で緊張のあまり、お腹が痛くなってパドックに座り込んでしまった過去を持つダイワメジャーが1着、去年の今頃は毎度毎度レース途中で走るのを止めて、やる気なしっぷりを存分に発揮していたダンスインザムードが2着。隔世の感。
京都大賞典はスイープトウショウが内から抜け出して優勝。エリザベス女王杯よりもジャパンカップを目指してほしいところ。今回は超スローというのもあったけど、末脚勝負だけならディープインパクトと互角の勝負するんじゃないですか、この女は。
ディープは年内で引退。おつかれ。天皇賞にガチで出るとか言い出したら、鬼の居ぬ間にと思ってた他陣営の目論見が木っ端微塵に。宝塚記念の悲劇再来。