オレハマッテルゼを駆ったヨシトミ先生が久々のG1勝利。まぁ名前だけ見ると珍名馬に分類されてしまいますがね。小田切氏の所有馬で音無厩舎、んで、サンデーサイレンス産駒で綺麗な栗毛の馬体となると、現役中に火災に巻き込まれて不慮の死を遂げた姉エガオヲミセテを思い出してグッときてしまう。まぁ姉は栃栗毛だったような気もするけど。
Author: ijichi
高松宮記念予想
開催最終週なのに結構いい時計が出てる中京コース。昨日は1000万クラスで1:08:1なんていう時計が出てた。高松宮記念は7秒台の決着じゃないかと予想。よってある程度持ち時計のある馬から。そして、こんな混戦のときだからこそ、荒れてほしいという願いを込めて。
本命はシーイズトウショウ。中京巧者ぶりと持ち時計を考えると一番信頼が置ける。近走の成績はいまいちだけど、時計を見ればそんなに負けているわけでもない。
対抗はゴールデンキャスト。netkeibaによると今の時点で最下位人気。こんな扱いをされる馬だったっけ。毎度本番では通用しないゴールデンキャストでも今回のメンバーならいける。こういう馬に勲章を与えるのが高松宮記念の役割でもある。小倉の1200mで7秒台の時計を何度も叩き出したゴールデンキャストなら高速決着にも対応できる。そしてドバイで大ブレイクした橋口厩舎の勢いをこの馬にも。
あとは、時計勝負は任せろのマルカキセキと中京巧者のカネツテンビーぐらいかな。ラインクラフトやオレハマッテルゼも怖いけど、経験のない馬がポンとスプリントに出て勝てるほどG1のタイトルは軽いものではないよ。シンボリグランはちょっと持ち時計がないのが弱点。改革一年目の短距離路線
今週は上半期のスプリント王決定戦・高松宮記念。しかし、メンバーが揃わない。現時点でのスプリント路線の一線級は顔を揃えたものの、やはり何か物足りない。G1馬がラインクラフトとウインクリューガーのみというのも寂しい。ウインクリューガーなんてG1のタイトルは完全に過去の栄光になってしまったし、ラインクラフトも昨年、マイルでは古馬と互角にやりあったがスプリントは未知数。母マストビーラヴドの全弟にアドマイヤマックスがいるとは言え、今回が初のスプリントのレース。さてどうなるやら。
デュランダル、アドマイヤマックス、カルストンライトオが引退してしまった今、今回の高松宮記念が次の短距離路線を背負って立つ馬を選ぶレースになるんだろうが、フレッシュな4歳はマイネルアルビオン、シンボリグラン、ラインクラフト、コパノフウジンの4頭だけ。
現在のスプリント路線全体のレベルに激しく疑問符が突く状況であるが、今年はスプリントの重賞が整備されて一年目。こんなにも整備する必要があったのだろうか。年明け以降の芝の短距離重賞の勝ち馬を見ても、ビッグプラネット、タマモホットプレイ、フジサイレンス、ブルーショットガン、ネイティヴハートなど、とてもレベルが高いとはいえない。大丈夫かコレ?
伝統ある北九州記念や京阪杯を1200mにしてみたり、キーンランドCをG3に格上げしたりしたにも関わらず、スプリント路線のレベルが低いままだと、本来重賞を勝つ力もない馬たちに重賞のタイトルをプレゼントするだけに終わってしまう可能性が高い。スプリングSと阪神大賞典の回顧
土曜日の競馬の映像を見てないので、フラワーCとか若葉Sとかは割愛。
スプリングS
石橋騎手の神騎乗が来た。メイショウサムソンの持ち味を最大限に発揮させた感じだ。中山1800mの大外枠の不利を上手く立ち回って難なく克服。今年は何だ、石橋騎手確変中か。シンザン記念に続いて今年JRA重賞2勝目。その前が98年のマチカネワラウカドのウインターSというのだからこれは何ともはや。
競馬 – 石橋 守 – スポーツナビ
そのメイショウサムソンを真っ先に切った私はタテ目を喰らう。最近の回顧はタテ目ばっかりな気がする。馬券の買い方を再考したほうがいいかも。しかし、きさらぎ賞後に、きさらぎ賞からクラシックで互角にやりあえるのは出ないと書いたが、これは訂正。きさらぎ賞組はレベルが高い。
皐月賞はアドマイヤムーンとフサイチリシャールに、弥生賞から巻き返してくるであろうサクラメガワンダー、スーパーホーネット、グロリアスウィーク、きさらぎ賞・スプリングS組のドリームパスポート、メイショウサムソン、若葉S組のフサイチジャンク、キャプテンベガと、かなり豪勢なメンバーになりそう。京成杯以来表舞台に出ていないジャリスコライトもいるし。
例年は大体どこかのステップレースは荒れて伏兵が台頭して本番に繋がらなかったりするもんだが、今年はどのレースも実力馬が順当に勝ちあがってきた。レベルの高い混戦になりそうで、去年とはまた違うクラシックを楽しめそうである。阪神大賞典
ディープインパクト圧勝。
トウカイトリックが2004年天皇賞春のイングランディーレを思わせる絶妙の逃げで2着に粘った。ディープインパクトはかかってしまったにもかかわらず、そのペースを4角先頭で押し切り、なおかつゴール前では豊さんが抑えて、しかも股の間から後続を確認するという余裕っぷり。99年のスペシャルウィークのときは道中だったけど、今回は勝敗決する場であるゴール前。これは化け物である。なにせ3角で上がっていくときの勢いが凄い。内にいたファストタテヤマが必死に追っているのに対し、ディープは完全に持ったまま。ファストタテヤマだって古馬の長距離路線では決して弱い馬ではないのだけど。ちなみにディープは今回もかかり癖は克服できなかったが、回復していったとはいえ渋った馬場であった今日のレースを勝てたのは大きい。どんどん死角が減っていく。
2着に粘ったトウカイトリックは前走後、芹沢騎手がスタミナが凄いといった通りの結果。今日のようなレース展開をもう一度本番でできれば、今日の着順が再現されるかもしれない。3着のデルタブルースは菊花賞以来最高の舞台が整っていたのではないかと思ったけど、今日は力負け。京都でどう巻き返せるか。
インティライミは直線向いたときに脚が残っておらず、こちらも力負け。距離が長かったのかもしれない。脚に不安もあるし、今回だけで見限るわけにもいかないが、仮に出てきたとしても本番では厳しいように思う。アイポッパーは渋った馬場がだめだった。父サッカーボーイだし、ナリタトップロードと重なるものがある。