予想通りの展開。ラインクラフトが3着に突っ込んできたのには驚いたけど。
http://keiba.radionikkei.jp/news/20051120K46.html
デュランダルには流れが向かなかった。池添騎手は「いつもの反応がなかった」とコメントしているけど、デュランダルは33秒2で上がっているのだから普段通りの末脚は使っている。レース自体が1分32秒1で決着したように、時計勝負になってしまうと追い込み馬は苦しくなる。ハットトリックとは0秒4差なので、32秒8を使わないと勝てない。さすがにデュランダルでもそれは無理でしょ。
http://keiba.radionikkei.jp/news/20051120K47.html
今回のラジオNIKKEIのアラカルトはコジ付けに近いものがあるね。というか、ドリーム競馬の最後に一朗太先生が「デュランダルのハットトリックを阻止したのは、その名の通りハットトリックでした!」みたいな台詞を残すかと思ったら、存外まともなコメント。つまんなーい。
さて、短距離路線のG1が全て終わったが、今年の最優秀短距離馬はどの馬になるのだろう。スプリンターズSは香港馬のサイレントウィットネスに持っていかれたので、アドマイヤマックス、アサクサデンエン、ハットトリックの三頭が候補になるんだが、どれも最優秀と言えるかというと、どうもなぁと思ってしまう。いっそのことサイレントウィットネスでもいいような気がしてきた。
Author: ijichi
マイルCS回顧
マイルCS予想
去年はラクティを本命にした苦い思い出のあるマイルCSです。注目はデュランダルが同一G1三連覇を成し遂げるかという点。
デュランダルを素直に本命にするのも面白くないので、ハットトリックを本命にしたい。ちょっと人気し過ぎてる感もあるんですが、前走で一度ペリエが乗ったのが不気味。圧倒的な末脚の爆発力を誇るデュランダルに勝つには先行抜け出しで粘り込むぐらいしかなさそうですが、デュランダルと同じぐらいのポジションにいても、同様の脚が使えれば勝てるわけです。デュランダルは例によって最後方からでしょうから、ペリエの手綱捌きを持ってすればワンテンポ先に仕掛けてゴールまで粘れるはず、ということで本命。
で、ハットトリックとは違い、本当の先行抜け出しで粘り込めそうなのがダイワメジャー。京都の外回りはプラスになるとは思えないですが、ダンスインザムードを2着に持ってきたルメールの手腕を信じて。
さすがにそれ以外は差し切ることができるだろうということで、三番手にデュランダル。
ラインクラフトが人気してますが、さすがにここでは無理でしょ。エリ女の古馬と3歳馬の斤量差は2kgですが、ここでは1kgですよ。それならダンスインザムードの方が上位だと思います。気分よく走れば、ですけどね。
テレグノシス、サイドワインダーといったトニービンのお子様たちは掲示板に載るか載らないかってとこでしょう。JRAの来年度の番組表
http://www.jra.go.jp/joho/pdf/h18-bangumi.pdf
平成18年度番組表が発表された。上から順に眺めていった感想をまとまりなく記す。
ヴィクトリアマイルなんて本当に必要か?で、なんでわざわざ阪神牝馬Sの距離を変更してまでステップレースに持ってきたの?というのと、牝馬が活躍している安田記念のレベルが落ちてしまうのではないかと思う。
その阪神牝馬Sの後釜として国際競争の阪神Cを新設。以前はスプリンターズSがあった日程ですな。スプリンターズSを移動させた理由は香港遠征の奨励だったと記憶してるんだが、なぜ香港遠征を止めさせるような意図でここに1400mのレースを新設するの?
クリスタルC廃止。まぁ最近の勝ち馬を見てると仕方ないかね。ファルコンSが代替する感じ。
ラジオたんぱ賞とラジオたんぱ杯2歳Sは、それぞれラジオNIKKEI賞とラジオNIKKEI杯2歳Sに。なんかダサイ。ラジオNIKKEI杯2歳SなんてG2にしてもいいと思うんだが。
全般的に1200mの整備に重点を置いたように見える。しかし、今の低レベルなスプリント路線に余計なタイトルをプレゼントするだけの結果になりそう。
来年の夏の阪神開催と秋の頭の阪神開催はそれぞれ京都と中京で代替されるらしい。宝塚記念は京都か。エリザベス女王杯回顧
スイープトウショウ強し。末脚勝負で勝てる馬って牡馬を見渡してもそうそういないんじゃないの。アドマイヤグルーヴは橋田調教師がいうようにピークを過ぎているのかもしれない。後一戦で引退だというし。それでも一瞬見せ場を作って3着に来たのだからよくやっている。オースミハルカを捕らえられなかったのがなんとも惜しいが。逆に、捕らえられなかったのがピークを過ぎている証拠とも言える。
そのオースミハルカだが、直線向いたときには完全に逃げ粘ると思った。しかしそこは宝塚記念馬が許さなかった。ただ、去年よりも時計は良くなっているし、今年は自分でペースを作っての結果だから、これは川島Jとオースミハルカを称えるしかない。
エアメサイアとかヤマニンアラバスタは論外。スイープトウショウより後ろにいてはまず勝負にならない。
すっかり忘れていたのだが、ダイワエルシエーロは何をしてるんだろう。エリザベス女王杯展望
前日オッズでエアメサイアが1番人気。この人気は武豊Jがアドマイヤグルーヴではなくエアメサイアを選んだので、多少インフレ気味になっていると思うが、なぜ武豊Jがエアメサイアなのかが分からない。アドマイヤグルーヴとは前走ですっぱり縁が切れたのだろうか。それとも秋は上村Jに任せるというので決まってるのだろうか。
前走のアドマイヤグルーヴの17着は悲観するものではない。そもそもあんな超スローの天皇賞で後方にいたのだから仕方がない。2000mのG1で32秒6という上がりを叩き出しているハットトリックですら7着止まりなのだ。アドマイヤグルーヴだって自身最速の33秒3で上がっている。前走は完全に無視していい。今回の舞台は京都の外回りと最高の舞台。不安材料は鞍上だけ。初G1に向けて頑張ってくれ。
スイープトウショウも怖い一頭。あっさり勝ってもおかしくない。が、完全に一瞬の切れ味で勝負するタイプなので、長すぎる直線はあまり向いてない。京都内周り2000mならスイープトウショウを本命にしてもいいが、東京や京都の外回りで信頼を置けるかというと、そんなに信頼できるわけでもない。
能力的にはアドマイヤグルーヴとスイープトウショウの二頭が抜けていると思うが、エアメサイアを負かすとなると、ヤマニンアラバスタも放っておけない。ここのところの充実振りがすごい。波に乗ってるときのフォルティノ系だし。この馬もアドマイヤグルーヴと同じで鞍上だけが不安材料。
ただ、鞍上がと言っても、エアメサイアがこの三頭を抑えて1番人気なのが信じられないし、この三頭に勝てるとも思わない。本質的にマイラーであるラインクラフトをゴール寸前で差し切った2レースだけでこんなに人気を背負っているなら、危ない人気馬といえる。アドマイヤグルーヴが抜け出したところにヤマニンアラバスタとスイープトウショウが襲い掛かり、エアメサイアは外から伸びてくるが差し届かず、というのが関の山。
最後になるが、ブライアンズレター、マイティーカラー、マイネサマンサ、ベストアルバムが出走できるのに、なんで去年の3着馬であるエルノヴァが出走できんのだ?去年の秋華賞以来のヤマニンシュクルですら出走できるというのに。重賞の優先出走条件が変更になってから細かくチェックしてないので、どうなってるのかがよく分からん。エルノヴァは福島記念では勝ち負けできなくても、エリザベス女王杯では勝ち負けできると思う。
あと、今日の京王杯2歳Sは直線でイースターがえらいことになってたんだが、あれはなんだったんだ。引退馬が続出です
アドマイヤドンもダイタクバートラムも引退するらしい。どちらも故障が原因。こればっかりは仕方ないですな。
アドマイヤドンはG1最多勝まであと一つだったのに。なぜあんなにダートで強かったんだろう。01年の朝日杯FSを勝ったときは早熟のミスプロ系かと思ったんだが、ダートで黄金時代を築くほどの馬になってしまった。父ティンバーカントリーを考えれば不思議でも何でもないんだが、兄弟が兄弟だけに。しかしここまで母ベガは四頭の子どもを送り出しているが、アドマイヤベガ、アドマイヤボス、キャプテンベガの三頭が父サンデーサイレンスなのに、なぜアドマイヤドンだけ父ティンバーカントリーなんだろうか。そして、僕はなぜ去年の有馬記念でドンを買ってしまったのだろうか。
ダイタクバートラムは、まぁはい。この馬が1800mの日本レコードを持っていることが未だに信じられない。お疲れさまです。
そんなニュースもあれば、ハートランドヒリュが123戦目に挑むというニュースもあるわけです。123戦目とはタフだねぇ。無事是名馬というやつですな。