- 作者: 岩井克人
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1993/04
- メディア: ハードカバー
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電車内で読了。経済学を学ぶ者には味わい深い一冊。もう一度読み返してみたい。しかし、こんな「価値」のある本が100円で購入できるのだから驚きである。
今日は同期のいろんな公開セミナーに出た。
ワケあって、トップの写真を変更。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=375958
天皇賞を見た後に大阪まで行ってきた。東京に行ってしまうM氏を送る会。この時期、19時に梅田に出向くのはかなりの気力を要するけど、とにかく頑張った!M氏が豪快にコケたのが印象的。
さて、天皇賞。ストーミーカフェがもう少し速いペースで逃げると思ったのだが、色気を出したのか、骨折明けの叩き二走目の影響か、思ったほどペースが上がらない。前半1000mが62秒4という、このクラスの2000mのレースにしては異常なスローペース。これでは後方待機の連中に出番はない。ハーツクライ、リンカーン、スイープトウショウ、サンライズペガサス達が用無しに。この中でもスイープトウショウはよく掲示板まで来たと思う。
で、直線を向いてストーミーカフェが粘っている内を突いてスルスルとダンスインザムードが上がってくる。この馬、ほんと分からない。春の京王杯SCや安田記念、夏のクイーンSの走りは一体何だったんだろう。鞍上の北村騎手も一瞬、初G1制覇の夢を見たんじゃないか。ゼンノロブロイは馬群を捌いて進出してくるのに少し手間取ったため、ダンスインザムードが押し切るかと思った。しかし、やはりロブロイ。一完歩ごとに詰め寄り、ダンスインザムードを交わして藤沢厩舎のワンツーかと思ったら、ヘヴンリーロマンスである。最後の50mでダンスインザムードとゼンノロブロイの間を割って、グイと頭一つ抜け出したところがゴール。
完全に想定外。ヘヴンリーロマンスは、阪神牝馬Sとか札幌記念を勝っているように、力のいる芝のコースの方に適性があると見て、ここでは完全に来ないと思っていた。お手上げ。
しかしまぁ今年の古馬中長距離路線はビシッとせんね。将来、2005年の古馬中長距離路線を振り返った時に、何を思い出すだろうか。JCと有馬記念はぜひとも人気馬にしっかりした走りをしてもらいたい。て、穴党の私が言ってどうするという感じだが、それぐらい今年の古馬は不甲斐ないと思う。
人気割れすぎですね。11番人気のハットトリックまで20倍台。アドマイヤグルーヴやストーミーカフェが70倍もついてる!
意外にタップダンスシチーとサンライズペガサスとアサクサデンエンが人気していないんですけど、これはどういうこと?調整不足といっても、タップダンスシチーもアサクサデンエンも強いですよ。ハーツクライやスイープトウショウやリンカーンが勝つとは思えないが、タップダンスシチーやアサクサデンエンは頭まであると思う。
勝つのは、コースの外目を通って突っ込んでくるサンライズペガサス。毎日王冠がここに繋がるようなレースだったかは甚だ疑問だが、G1を勝つとしたら年齢的にも、このレースしか残されていないし、東京2000mなんて願ってもない舞台。外からゼンノロブロイを差し切る姿が目に浮かぶ。
2着はゼンノロブロイが候補。バランスオブゲームを早目に交わして、横綱相撲をとる。G2ぐらいならリンカーンやハーツクライを推してもいいんだが、この二頭はG1になると自分でレースを支配できずに散っていくので掲示板がいいところ。
穴党としてはストーミーカフェに注目したい。この馬の本来の逃げができれば、しぶとく残るのではないかと思う。直線を向いたところでバランスオブゲームに2馬身ぐらい差をつけていれば見応えありそう。
26日に修論の公開セミナーがあって、その準備をしなければならないので散々迷ったんだが、日曜日に京都競馬場に行ってしまった。
ディープインパクトの無敗の三冠達成を生で見れたので、やっぱり行ってよかったと思う。レース前から異様な空気で、一歩も動けないぐらい人がぎっしり。阪神競馬場はコース側が前面ガラス張りなのでとてもレースを見やすいが、京都競馬場はそうはなっていないので、外に出ないとレースを見れない!ニュアンスが伝わりにくいかもしれんが、分かる人には分かるはず。
レースはというと、直線向いたときにはヒヤッとさせられた。歓声もどちらかというと悲鳴に近かったように思う。横典アドマイヤジャパンが近年の菊花賞を勝つにはこれしかないという、中盤でペースを落とさず先行するレース運びをしたので、先に抜け出してきたときには、これは!と思った。が、ディープインパクトの追い出してからの脚が桁違い。菊花賞で33秒3で上がるって、何だそれ。
ラップは次の通り。
13.0 – 11.6 – 11.7 – 12.2 – 12.7 – 13.0 – 13.5 – 12.6 – 12.0 – 12.3 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.1 – 11.6
アドマイヤジャパンが中盤から12秒台でペースを落とさずにロングスパート。これ、例年なら4馬身差でアドマイヤジャパンが勝ってるレース運び。ディープインパクトに勝つならこれしかない。実際に、後ろにいた連中は何の見せ場もなかったわけだし。横典氏はこういうレースさせたら上手いよなぁ。菊花賞で三年連続2着てのはちとかわいそうだけど。しかし、ディープインパクトはそれを差し切ってしまうのだから恐ろしい。しかも、前半はかかりまくってたのに。ディープインパクト自身は上がり33秒3て、3000mのレースでこの上がりは凄い。
とにかく、無敗の三冠達成を競馬場で見れたことに大満足。あの臨場感はたまらん。そして、やっぱりクラシック三冠は面白い!3歳馬が秋に天皇賞を目指すケースが増えているが、決して適距離でないはずのアドマイヤジャパンが果敢にディープインパクトに立ち向かったのは賞賛に値する。これがクラシック3冠の醍醐味だと思う。インティライミにせよ、アドマイヤジャパンにせよ、例年なら圧勝しているぐらいのパフォーマンスを見せているだけに関係者は悔しさ一杯だろうが、ファンとしては、ありがとうという気持ちで一杯。
ま、馬券でいうと、アドマイヤジャパンやローゼンクロイツを、コンラッドやミツワスカイハイより先に切ってしまった私は馬券なんてどうでもいい!東京のメインをせこく三連複でゲットして、そそくさと帰宅。
エアメサイアが差し切ってしまった。戦前に福永騎手が言っていたように、コースが京都に替わるのは明らかにラインクラフトに有利に働くと考えていたのだが、結局ローズSと同じような展開、直線の攻防となってしまった。しかしまぁいろいろなブログで触れられているが、確かにゴール前100mから50mにかけて、必死にムチを入れるラインクラフトの福永騎手に対し、それを追いかけるエアメサイア鞍上の武豊騎手は、追うだけでなく、ゴールで丁度首を下げる状態になるように調整しているように見える。こういう点はさすがである。この調整があったから勝ったというわけでもないだろうけど。やっぱり武豊はすごい。まさかエアメサイアが勝つとは思わなかったのだが、秋華賞にしては実力馬が実力を出し切ったなかなか見応えのあるレースだったように思う。
今週は今週でこれまた見逃せないレースです。これを見ずして競馬ファンを名乗れるかと。