Category: book

  • 血と知と地: 馬・吉田善哉・社台

    岡田総帥の本を読んだのでこの本を思い出し、近所の図書館に単行本の蔵書があったので借りてきた。以前にも読んだような読んでないような。

    ともかく、たった一代で社台グループを築き上げた吉田善哉という馬喰の生涯を綴った一冊である。祖父の代からの周囲の人を含めたさまざまなエピソードが語られるが、馬以外のことには関心を示さず、ひたすらに強い馬を生産するという目的だけのために動いた人だなという話ばかりであった。ノーザンテースト、トニービン、サンデーサイレンスを日本に導入し、最後の大仕事となったサンデーサイレンスが日本の競走馬を飛躍的にレベルアップさせたのは歴史が示している通り。現代の日本の競走馬が世界のトップレースで堂々と渡り合える礎となった人とも言えるわけで、競馬界の偉人である。

    血と知と地 上: 馬・吉田善哉・社台 (MYCOM競馬文庫 4) | 吉川 良 |本 | 通販 | Amazon

    血と知と地 下: 馬・吉田善哉・社台 (MYCOM競馬文庫 5) | 吉川 良 |本 | 通販 | Amazon

  • 相馬眼が見た夢 岡田繁幸がサンデーサイレンスに刃向かった日々

    相馬眼が見た夢 岡田繁幸がサンデーサイレンスに刃向かった日々 | 河村 清明 |本 | 通販 | Amazon

    今年のJRA賞馬事文化賞に選ばれた一冊。競馬ファンなら誰もが知っているマイネル軍団の故・岡田総帥の生涯を追ったノンフィクション。競馬界の偉人伝。懐かしい馬名も多数出てくるし、一つ一つのセリフが総帥の声で再生されるような気がするし、最後は涙なしには読めない。当時も思ったが、死の直後(当時は自死とは報じられていなかった)にマイネル軍団のゆかりの牝系から出たユーバーレーベンがクラシック制覇するなんてやっぱり競馬には競馬の神様がいるよなぁと思わずにはいられない。

  • 百年の孤独

    百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2) | ガブリエル・ガルシア=マルケス, 鼓 直 |本 | 通販 | Amazon

    結構前に買った積んでいたのだが、ようやく読み終えた。マコンドという町でのホセ・アルカディオ・ブエンディアを始祖とする一族が栄え、滅んでいく物語。

    始祖ホセ・アルカディオ・ブエンディアに始まり、ホセ・アルカディオ、アウレリャノ、アルカディオ、アウレリャノ・ホセとか似た名前で全て別人なのが混乱するけど、豪胆で巨根系なのがアルカディオの名前をもらった方で、繊細で粗チン系なのがアウレリャノの名前をもらった方という大雑把な読み方をした。かなり大雑把だがそんなに外していないのではないか。以前、Netflixの映像化を見たので、登場人物をイメージしやすくてよかった。ホセ・アルカディオもアウレリャノ・ブエンディア大佐も振り返ってみるといい配役だった。

    初期の世代は町を切り開いて富をなしていく過程でこんな原始的な社会の営みが描かれるけど、ある程度町が発展した時代の世代では子を法王にすると意気込む教育ママみたいなのが出てきたりと、世代によって社会の様相や発展度合いが違うけど、百年も歴史が続いていればそんなことも起こるよねという人間社会の普遍的に思える営みが描かれているし、多くの文明が辿る興亡を思い起こさせる。ブエンディア一族の個人に目を向ければ、それぞれの人間が抱える孤独というのは世代を超えても似たようなものなのだなと感じるし、時は流れ社会や技術は進歩するけど、人間の悩みの本質というのはそれほど変わらないのではないかということが示唆されているようでもあった。また、初期に出てきたメルキアデスの予言は、なるほど最後にそういう形で回収されるのかという感動もあった。

    始祖のホセ・アルカディオ・ブエンディアは正気を失った後、木に縛られるという悲しい人生だけど、「えっまだ生きてるんかい!」という感じであったし、その妻のウルスラも「えっまだ生きてるんかい」という感じで長生きしてた。それも含めて現実に超現実が紛れ込んでくるマジックリアリズムというものなのだろうか。この辺は素養がないのでわからない。

    最初に書いたように似たような名前が多くて混乱しがちで、今回はアルカディオとかアウレリャノといった男系視点で読んでたけど、ウルスラをはじめとした女系視点で読むともうちょっと整理して読めそうな気もする。いつかまた読み返そう。

  • 馬場のすべて教えます2

    馬場のすべて教えます2~JRA全コース徹底解説~ (競馬道OnLine選書 010) | 小島友実, サラブレッド血統センター |本 | 通販 | Amazon

    コジトモさんの馬場本の二作目。積読にしてたが今週末で読んだ。ダートには西オーストラリア州アルバニーや青森の野辺地の砂を使ってるとか馴染みのある場所が出てくるとオッとなるな。あと、美浦の坂路コースの斜度は3%と書かれており、自転車乗り的には大変イメージしやすい。斜度3%を全力で駆け上がるのはたしかに総合的なトレーニング効果ありそうよなと。これが5%ぐらいになると登りの練習になってしまう。(自転車脳)

  • 幸あれ、知らんけど

    はてなでお馴染みだった平民金子さんのエッセイ。近頃はネットでブログを読むことも減ったので、最近の動向を存じ上げなかったのだが、お子さんがもう小学生になられたということに驚き。この方の文章は温かみがあって読み心地がよいので読んでいて飽きない。自分が学生時代を神戸で過ごしたということも親近感を感じる理由だな。

    幸あれ、知らんけど | 平民 金子 |本 | 通販 | Amazon

  • プロジェクト・ヘイル・メアリー

    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 | アンディ・ウィアー, 鷲尾直広, 小野田和子 |本 | 通販 | Amazon

    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下 | アンディ・ウィアー, 鷲尾直広, 小野田和子 |本 | 通販 | Amazon

    今年のフレッシュのチーム名はヘイルメアリーズ。この作品から拝借した。自分はブルベで熱海へ行くとなれば金色夜叉を読むし、イザベラヘブンに行くとなればイザベラバードの旅行記を読むし、奥の細道に行くとなれば清志郎のツール・ド・奥の細道の本を読むタイプのランドヌールである。チーム名が決まったからには読んでおかなければならない。

    ので、読んだ。どこをどう話してもネタバレになりそうだが、途中でダレるところが全然なく、一気に読み切った。意外なオチでもあるし、来年公開予定の映画化でいろいろな宣伝が始まる前に読んでおかないと勿体ない作品だなと思う。

  • 暇と退屈の倫理学

    暇と退屈の倫理学 (新潮文庫) | 國分 功一郎 |本 | 通販 | Amazon

    去年の夏頃に読んだ本。

    外部からの刺激に反応するだけの動物ではなく、思考することによって人間たりえるのだ、なるほどなるほどと納得していたのだが、仕事が忙しくなると外部からの刺激に反応するだけの生活になってしまうので、またそのうち読み直したい。

  • 暴落

    日経平均株価4451円安 下げ幅ブラックマンデー超え最大 – 日本経済新聞

    大暴落である。

    山崎氏の考え方はずっとネットで読んでいたので存じ上げていたが(競馬ファンでもあったし)、ちょうど先月ウィッシュリストに入っていた本をまとめて注文して読んだところであった。

    全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書857) [ 山崎元 ]
    価格:869円(税込、送料無料) (2025/3/20時点) 楽天で購入
    山崎元の最終講義 予想と希望を分割せよ [ 山崎 元 ]
    価格:1,650円(税込、送料無料) (2025/3/20時点) 楽天で購入
    経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて [ 山崎 元 ]
    価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/3/20時点) 楽天で購入

    どの本も論旨は明快で簡潔。もともと自分も氏の考え方に賛同するので積み立て設定をしてほったらかしにしていて、今回の下落もあまり気にしていないのだが、きっと氏も同じだろうと思う。

  • Number 藤井聡太八冠特集

    Number(ナンバー)1085号[雑誌]

    普段会社で契約している楽天マガジンを活用してNumberを読んでたけど、楽天マガジンは肝心なところが配信から削られていたりするのよね。この号だと永瀬九段と渡辺九段のインタビューが一番注目すべき記事だと思うんだが、その二本は配信には含まれていなくて、よくわかってるじゃないかと思う。ので、結局物理媒体を買いました。

  • 教養としての「国名の正体」

    エドウィン・ダンの本を借りに行った際に何気なく手に取って借りてきた本がこれ。国名の由来を紹介した一冊。仕事でインドやインドネシアの担当をしているが、インドネシアの由来なんてあまり気にしたことがなかった。欧州の人から見ればインドもその先の島々も一緒くたになるので、「インドの島々」でインドネシアになる。

    日本語のカタカナ表記だと由来がわかりにくいが、英語等で表記すると国名の由来はわかりやすいというのもまぁたしかにというところ。

    教養としての「国名の正体」 | 藤井 青銅 |本 | 通販 | Amazon