メイショウのオーナーだ。
Category: horseracing
ジャパンカップ
コロナ禍もあって久々に競馬場に出向いたけど、やっぱり現地でこういうレースを見ると心が震えますな。今年一番の興奮でした。
パンサラッサのハイペースを三番手で追走して、楽々と抜け出されたら他の馬はどうしようもない。有力馬はそれぞれにイクイノックスを倒すためにはこういう競馬をしたいというプランがあって、それぞれにその形を作ったと思う。前で競馬をしたタイトルホルダー、パンサラッサも自分の形に持ち込めたし、特にパンサラッサはここに出てきてくれたおかげでレースがおもしろくなった。また、イクイノックスの後ろから競馬をするリバティアイランドやスターズオンアース、ドウデュース、ダノンベルーガあたりはそれぞれの形の中では全力を出したと思うけど、イクイノックスが軽く一蹴。相手筆頭と言われた牝馬三冠のリバティアイランドは川田騎手が懸命に追っても並びかけることすらできなかった上に、イクイノックスはルメール騎手が軽く仕掛けただけで一気に後続を突き放して、後は涼しい顔で差をつけて最後は流すような形でフィニッシュするのだから、ちょっともうこれは信じられないレベル。
イクイノックスには世界最強であるとか怪物であるとかいろいろと言葉はあると思うけど、特にこの秋の二戦はどんな形容をしても陳腐に思えるぐらいに強かった。ハイペースを前で展開して速い上がりで締めるってのは理想的な競馬スタイルだけど(今日なんて上がり最速である)、これを天皇賞やジャパンカップでやってのけてしまった。これは日本競馬史上最強を名乗る資格がある一頭になったと言える。
ジャパンカップ
イクイノックスは強いが、リバティアイランドが後ろにつけて斤量差を活かした末脚勝負なら逆転できないか。
◎リバティアイランド
○イクイノックス
▲スターズオンアース
△ドウデュース
△ダノンベルーガ
ナミュール
本譜とは。
自分は完敗でした。急遽乗り替わり、大外、藤岡康太ではナミュールを買えないよなぁ。来週まで競馬引退します。
マイルCS
JRAのG1で四つ続けてルメールさんかと思いつつ、しかしこのメンバーで能力を出し切ればシュネルマイスターかセリフォスかということになるよなぁと思うし、一つ叩いた分だけシュネルマイスターを上位に取るかというところ。
◎シュネルマイスター
○セリフォス
▲エルトンバローズ
エドウィン・ダン
先月北海道に行った際にエドウィン・ダンという人を知った。明治初期にアメリカからやってきたお雇い外国人である。ちこりんさんに真駒内の記念館へ連れていってもらったときにエドウィン・ダンはどうも日本競馬の礎を築いた人であるようだということを知り、そうであるなら知っておかなければならぬと思い、書籍を検索した。絶版になっているものばかりだったので川崎の図書館で借りてきたのが、赤城駿介「エドウィン・ダンの生涯」という本。優駿に連載されていたものを書籍としてまとめたものだという。ちなみに優駿(JRAの機関誌)は大学時代の教科書でした。
Amazon.co.jp: エドウィン・ダンの生涯 : 赤木 駿介: 本
日本競馬を創った男 エドウィン・ダンの生涯 (集英社文庫) | 赤木 駿介 |本 | 通販 | Amazon
文庫化されたものはストレートに日本競馬を創った男となっている。北海道の開拓といえば札幌農学校のクラーク博士が有名だが、エドウィン・ダンも同時期の人で、牧畜技術を伝え、チーズやバターを日本で初めて作ったのもこの人だし、札幌で競馬場を作ったのもこの人。何より日高地方の新冠や静内に牧場を切り開いたのもエドウィン・ダンであるようだ。
今回の北海道遠征には学びがあった。
Breeders’ Cup 2023
無事4時に起床しました。
日本から大挙して出走。残念ながら勝利はなかったけど、全然レベルが違うという内容ではなかったと思うし、将来的にここを目指す馬が増えれば自然と勝ち星はついてくるのではないかと思わせる結果だった。日程的に日本の秋競馬を捨てることになるのでなかなか難しいかもしれないけど、日本のG1で上位を争っている馬ならBCでも勝負に絡むことはできそう。
かっこよかったのは日本馬じゃなけどディープインパクト産駒のAuguste Rodin。小回りの芝コースで3角、4角のインで加速しながら進出して直線向いた時には先頭に立って押し切るレースはなかなか痺れる。鞍上も馬もすごい。今年はカルティエ賞的にはAce Impactがいるけど、Epsom Derby、Irish Derby、Irish Champion Stakes、BC Turfなら年度代表馬に選出されてもおかしくない。やる気ない時に大敗してるのが印象よくないが。BC Turfは3着にシャフリヤールも入った。亡くなって四年経つけど、ディープインパクトが我々に残した衝撃はいまだに大きい。
BC ClassicはWhite Abarrioの勝利。デルマソトガケもよくがんばった。それにしてもDutrow師、復帰初年からBC Classic馬を出してこちらもすごい。
日本馬、凱旋門賞もBCクラシックも2着までは到達した。あとちょっとだ。