Category: randonneuring

  • 2022 Perth-Augusta-Perth 1200: プロローグ

    Cascade 1200を完走した後、いずれPBPや日本のLRMを走ることがあるだろうから、その後はオーストラリアにでも行ってみたいなと思っていて、それを実行しようとしたのが2020年。ブリスベンのSunshine State 1200にエントリーを済ませていたが、 COVID-19の世界的な感染拡大であらゆるものがストップ。国境は閉じられ、当然のように日本からの参加は不可能になった。イベント自体もキャンセルになり、参加費も全額戻ってきた。2021年、メルボルンのGreat Southern Randonneeへ行こうかと思ったが、やはり日本からの参加は難しく、そしてGSR自体もdomestic ridersに限るというような案内になっていた。

    2022 Perth-Augusta-Perth (PAP) – Audax Australia

    そして2022年のLRMのカレンダーが出たときに目を付けたのがPAP。以前はPerth-Albany-Perthという名称だったが、今回はPerth-Augusta-Perth。サイトにstill classed as PAPと書かれていているように、PAPのまま行き先を変えたもののようだ。10月開催。あまり行ける可能性は高くなさそうだが、一応頭の片隅に置いておこう。スタートは10月10日でエントリー締め切りは10月7日となっている。ぎりぎりまで悩めばよい。

    7月、イベントジャージの締め切りが来た。もちろん豪ドルに対しても円安は進んでいるが米ドルほど極端ではなく、1万円を切る程度。キャップやアームカバーやレーパンとか一通り揃っているようだが、とりあえずジャージだけ注文しておいた。一悶着あって、クラブ宛に発送されるけどオーストラリア国内の住所を持っている人でないと登録できないというシステム上のトラブルがあり、Scody社の担当者とメールのやり取りを繰り返した挙げ句、とりあえずScody社に住んでいることにして仮の住所を使っていいからそれで注文してくれということになった。半分ぐらいは行く気になった。

    8月、オホーツク1300を走り終えた後、特にブルベを走る予定はなく、この段階でブルベのエントリーはゼロ。一応パースの宿を調べたり、航空券の相場をチェックしたりする。パースまでは直行便がないので、シンガポールか、バンコクか、クアラルンプールあたりのトランジット便になりそうだ。自転車を載せられるかというのも調べた。そして日程的にも第一選択肢になりそうなシンガポール航空傘下のScootへの問い合わせてみた。メールに対して返ってきた内容を読む限り、特にサイズ制限もなさそうだということで、行くならScootのシンガポール経由の便だなと目星をつける。

    そして9月末まで決め切れずにグズグズしているとマヤさんから突然のメッセージ。「Pete(Peter Heal)からメッセージが来て、PAPの主催者のところにジャージが届いたと。しかしPAPのエントリーリストにはまだあなたの名前がない。本当にPAPに参加する気があるのか?」と。Peteは日本でもお馴染みで、AH2400で森脇さんと一緒に走っていたらしく、森脇さんと一緒にラブホに入ったという実績がある人だ。Peteは主催者のWayneから言伝を頼まれて、日本の知り合いのマヤさんに託し、自分のところに伝わったのだろう。こうなるともうグズグズしているわけにはいかないので、「行きます!」という返事をし、エントリーやビザの取得を一気に片付けた。10月に休みを取りたいな〜ということはチラチラと職場へは知らせていたので、いろいろと調整してもらって無事に休みを取れることになった。

    航空券と前後の宿を確保してしまえば、あとは国内の遠征ブルベと変わらない。久々にOS-500を出してきて準備を進めていった。

  • PBP

    全力サムネイルという感じでめっちゃ目立つな。

  • フレッシュ

    今年のフレッシュではこいつに会えないようだ。去年は自分が自爆したり鹿と事故ったりで散々なフレッシュだったが、今年はすでに骨折してる人がいたりで(それでも走る気らしいが)、なかなかみんな無事に参加ということができない。

  • PBP Prep Seminar 2

    どの80時間、90時間、84時間、どの組を選んでも、前後半でおおよその所要時間を計画しておくのが大事なんだな。前回の自分は特に計画なく、行き当たりばったり感は否めなかったので(結局睡眠でミスって最後辛かった)、次回走るときは前後半ぐらいの計画ぐらいは立てていきたい。

  • PBP Prep Seminar 1.1

    ありがたいお話だった。ちょっとやる気が湧いてきた。

  • ううむ

    福岡1200の入金完了。4月末なので大丈夫だろうけど、オミクロン株による感染が拡大していてさてどうなるやらというところ。一時期検討していた4月頭開催のオーストラリアのSydney-Melbourne 1200は延期になったようだし。ほんで、こちらも検討していたCascade 1400だが、最近の状況を見ていても今年の上半期の内に気軽に海外旅行に行けるとは思えず、今回はエントリーを見送った。行くのはいいけど帰ってくる前に米国内でPCR受けて日本の書式に合わせて証明書を作る必要があるとか、帰国後も隔離があるとか、考えただけで面倒くさい。あと、検査の費用とかも安くはないので、そういうのが緩和されないとなぁという気持ち。

  • Paris-Brest-Paris 2019 Result

    Paris-Brest-Paris 2019

    無事に認定されてた。2019年は年明けのサンライズシリーズに始まり、年末のPBPのリザルト確認で終わった。

  • Paris-Brest-Paris 2019: Epilogue

    もう二ヶ月近く経つこともあり随分記憶が曖昧になってきてしまった。

    PBP2019

    素晴しい体験だった。フランスの自転車文化に触れることができたのはとても大きいし、過去から続くブルベ文化の一部になれたような気がした。これはPBPだからこそなんだと思う。沿道のみなさんが参加者一人一人をとてもリスペクトしているように感じたし、その中で走れるのは他ではできない経験だと思う。過去に大勢のランドヌールが走った道を自分も走っているというのは言葉では言い表せない感動があった。

    コースは思っていたよりきつかったので、もうちょっと脚力が上がるようにがんばらねばと痛感した。標高の高いところがないので大きなヒルクライムはないけど、1200kmで獲得標高が10000mを超えるということはそれだけアップダウンが続くということ。登っているか下っているかで、平坦はほとんどないなという印象。どこで力を使うかは意見の別れるところだと思うけど、登れるに越したことはないと思う。とにかく鍛えよう!といういい刺激になった。

    補給や仮眠など

    コントロールの食事がイマイチという話もあったけど、自分は特に気にならなかった。非常用のリゾットとかをドロップバッグに入れてたけど、まったく使わなかった。エナジーバーなども補給用に持っていたが、これもまったく不要だった。これは人によるとしか言えないが、コントロールや私設エイドの食事だけで全然問題なかった。次に行くとすれば、本当の非常用のエナジーバー数本だけで十分かなと思う。自分はボトルに水しか入れないので、粉飴なんかも不要。また、水も特に問題なし。フジェールではトイレの洗面台の蛇口の水をボトルに入れたのだが、これも全然問題なし。食事に関しては今回は改善されたのかもしれないが。

    仮眠については自分は失敗したと思う。復路のLoudeacの後にどこかでもう一回ちゃんと寝るべきだった。仮眠所に関してはLoudeacの騒がしい仮眠所でも特に問題なし。これまた人によるとしか言えないと思う。自分は割とどこでも寝れる方なので、少々騒がしくても全然気にならない。また、時差ボケとかは気にしたところで解消するものでもないし、あまり心配する必要はないと思う。

    予算

    エントリーフィーとかもろもろ含めて、30万円はいってないはず。ツアーじゃなくて自分で航空券と宿を手配したというのもあるし、宿に関してはたまがわ愚連隊のみなさんで走行中の荷物置き場用の部屋を一部屋にまとめてしまったので、各自で走行中の部屋を確保する必要がなかった。空港からの移動のUBERも額面だけを見ると電車より高いと思うが、同乗した方々と割り勘になっているし、便利さと天秤をかけるとまぁ妥当なものだと思う。

    最後に

    何度もPBPに行く人の気持ちもわかったし、PBPは一度でいいという人の気持ちもわかった。たしかにきついブルベだと思うが、それ以上に得難い経験をできると思う。また行きたい。

    Merci, France.

  • Paris-Brest-Paris 2019: Paris観光・帰国

    帰国は夜遅い便なので、昼間に駆け足で観光する予定。

    宿泊しているホテルが改装中なので近くのホテルで朝食。

    荷物を夕方まで預ってくれないか交渉したら「No」だったのでBAGBNBという荷物預りサービスで近くのホテルに荷物を預けてしまう。ていうか、泊まってたホテルの自転車を置いていたスペース、出入り自由だったので何も言わずにそこに置いてても大丈夫だったような気もする。

    Velibというシェアサイクルを使おうとアプリをダウンロードして設定していると日本人の女性の方に「PBPに参加されたのですか」と声をかけられた。PBPジャージを着ていたので一目瞭然だったが、自転車のことを知らないとPBPなんて知らんよなーと思ってしばらくお話していると「マヤさんからお名前を聞いたことがあります」と言われてびっくり。PBPのためにフランスに来ているわけではなかったそうだが、世間狭いな。

    ここからは駆け足でパリ市内観光。5時間ぐらいしか残っていないので、とにかく行きたいところに行き、前を通過すれば行ったことにするメソッドで走り回る。

    こちらはオートゥイユ競馬場になります。

    そしてこちらはパリロンシャン競馬場になります。

    本当はこの後、サンクルー競馬場にも行きたかったのだが、サンクルーは丘の上にあるようなので登らないといけないみたいで、そうすると残り時間が微妙なので今回は断念。急いでモンパルナスへ戻る。

    パリ市内サイクリング終了。

    モンパルナスタワーの近くのパン屋で市内最後のパン活をし、MONOPRIXで会社で配るお土産を調達し、バス乗り場へ向かった。

    あれ、見たことある人がいる。前日のフライトを失念していて、一日遅れの帰国になったとりさんだ(笑)

    大韓航空のカウンターはあっちのターミナルと指示されてせっかく荷物を押していったのに、実はこっちのターミナルが正解で、戻ってきて「くそ〜」って言ってるばんばんさん。「クレジットカードなくした!」といって使用停止の電話をしたりでてんやわんやであった。

    思想性の高い食事。

    自分の他にはほとんどPBP参加者はいなかったが、姫井さん夫妻が少し前の便であった。

    機内では「翔んで埼玉」を見ていただけであった。フランス帰りに見るべきものかどうかはよくわからない。

    無事到着。おつかれさまでした。