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  • BRM502 福岡600km 指宿 一日目(指宿→佐多岬→高鍋)

    BRM502指宿600佐多岬・日南海岸 終了 – AJ福岡Audax Randonneurs Fukuoka

    Ibusuki600k – A bike ride in 指宿市, 鹿児島県

    大変な600kmとなった。いろんな意味で自分の中で一番きつい600kmブルベだったかもしれない。

    前日にコンビニで買っておいた朝食を食べ、外に出てみると、やはり雨。豪雨レーダーを見ても絶対に雨が降るし、そもそも天気予報は100%と雨となっている。本当にスタートするのか迷っていたが、ヘブンウィークだし、とりあえずスタートはしようと。このコースは鹿児島からフェリーで桜島に渡ってしまうと鉄道エスケープが難しく、リスクが高くなるのだが、まぁヘブンウィークですから。いざとなればタクシーなりでお金で解決だ。

    自分の600kmブルベの走り方はもう大体決まっていて、350km前後でホテルで寝て、貯金がなくなるまで休息し、二日目に残り250km程度をやっつけるというもの。今回は375km地点の高鍋HOTEL AZを予約しておいた。予定では午前2時に到着し、7時に再出発(375km地点なのでスタートから25時間の7時でほぼ貯金ゼロになる)。

    はてさてどうなりますやら。まずは悲しい気持ちでレインウェア一式を装備します。そしてこんな天気だったのでロクに写真が残っていません。

    スタートくりや旅館 6:00

    ということで、スタートしてしまった。行けるところまでは行かねばならない。

    まずは池田湖湖畔のイッシー像のフォトポイントへ。雨が降っているものの、そこまで強いものでもない。マイペースで行く。

    フォトチェック 16.1km イッシーの写真を撮る

    イッシーいませんでした!発見できなかったのでイッシーの像で許してほしい。

    ここから鹿児島湾沿いへ出て、国道を北上するコース。国道へ出たあたりから雨足が強くなり、完全な豪雨ブルベという様相。水たまりができているので、トラックなんかが横を通ると水がかかるのだが、もうそういうのもあまり気にならないぐらいの雨。

    さすがに鹿児島市内に入ってある程度交通量が増えてざっぶんざぶん水をかけられたときは、近くにいた3人とも歩道へ避難した。特にサンフランシスコのPhilさんはいの一番に歩道に逃げていった。あと、「Crazy weather…」って呟いてた。

    PC1 ファミリーマート住吉町店 62.2km 8:52

    当初はフェリーの領収証を通過チェックとすることになっていたが、直前のキューシートの変更でフェリー乗り場の数百m手前のコンビニがPCとなった。この辺り、ざーざー降り。コンビニで買った補給食はフェリーに乗っている間に食べればいいので、すぐに出発。9時のフェリーに間に合うかもとひらまつかんとくが言っていたが、間一髪で乗れなかった。一本後の9時15分のフェリーへ。まぁ15分なので大したロスではない。

    フェリー乗り場で待っていると、後続の方々がやって来るが、PC1をスルーしている方が結構いた。まぁ直前の変更だったから仕方ないわな。Timさん(?)もコンビニに寄っていないようだったが、ひらまつかんとくが「わたしが証人になってやるぞー」とブルベカードにサインしていた。ひらまつかんとくのいいとこ。(※主催者判断で桜島に渡ったとこのコンビニでもOKとなった)

    んで、フェリー乗船。イシマッチや台湾のスタンレーさん、岩本さん御一行も一緒で賑やか。そんな中、ひらまつかんとくが何やら電話している。仕事かなんかだろうかと思っていたのだが、どうもくりや旅館の部屋の鍵を持ってきてしまったらしい。あれ、これ、イザベラのヘブンウィークでも同じことをやった人(S木さん)がいましたよね……

    旅館やスタッフのたいかんさんとの相談の結果、鹿児島のフェリー乗り場まで戻ればたいかんさんが車で指宿まで戻って届けるということになった。フェリーを下りてみんなで佐多岬に向かって出発しようとしている中、ひらまつかんとくはフェリーへもう一度乗船していった。

    ひ「ひらまつさんの運命やいかに……」

    という一言を残して。さようなら……

    ここからは雨の桜島である。おにゅうのレーゼロで雨の桜島を走る。こんなに心が痛むことがあるでしょうか。ブレーキをかける度、嫌な音が鳴るのです。でも、前に進まないといけない。

    おにゅうのホイールで雨の桜島を走る悲しみをみなさんと分かち合いたい……

    垂水から鹿屋へ。そろそろ昼飯を食わないと持たないなと思い、次にコンビニを見つけたら休憩しようと、そう思っているときに限って、なかなかコンビニがない。これもまたブルベあるあるだと思う。錦江町に入ってコンビニを見つけたときはホッとした。後続も結構な人数が吸い込まれてきてたので、みんな同じような状況だったのだろうと思う。佐多岬を折り返してこのあたりまで戻ってくるまでコンビニはないと言われたので、80km分ぐらいの補給を持っておく。

    雨は降っているが、まだ走れる範囲。豪雨レーダーを見ると雨雲の中にこれから突入するわけだが、まぁ大丈夫でしょう。そう思って再スタートしたのですが……

    ここからヘブンウィークがヘルウィークになりました。再スタートして少し行ったところで、急に雨風ともに強くなり、ハンドルにしがみついて前に進むのが精一杯というぐらいの荒れ具合。運動している負荷ではなく、命の危険を感じて心拍が急上昇。こんなのは多分初めて。前から雨と風が容赦なく吹きつける!

    すでに鉄道エスケープはできないところだし、DNFするならこの先の根占からフェリーで指宿に戻るというルートぐらいしかない(後に聞いたところによると、このフェリーも荒天で欠航していたらしい)。これはかなりやばい状況かもしれない。この雨風の強さが続けばタイムオーバーだろうという状況。ただ、行けるところまでは行こう、今回はタイムオーバーでもかまわないと、ある程度腹をくくっていたので、とにかく前に進むことだけを考える。この向かい風も折り返せば追い風だろう(甘い考え)。

    着実に佐多岬までの距離をこなしていくものの、結構アップダウンあるのね。想定外だった。思っていた以上に時間を食ってしまった。佐多岬ホテルを通過してからもアップダウンの連続で、佐多岬に着いた時点で今夜のホテルチェックイン午前2時は無理と判断。

    通過チェック 佐多岬 160.5km

    ガチの最南端までは行ってないんですけども。

    ここからまたアップダウンを戻るのかと思うと憂鬱。あと、佐多岬ホテルまでの短い区間で落車しました。登りでスピード出てなかったからダメージは全然ないけど、道端のヤシの木だかに接触してしまってコケた。誰にも見られていないのでここに書いておきます。恥ずかしい。ウェアなんかも特に破れていないはずで、本当にただ横にステンとコケただけ。

    復路も雨が強くなったり、小康状態になったりで、厳しい状況は続く。土砂が流出して警察が出動しているところもあった。往路の向かい風は復路では追い風なのではと思っていたのだが、風の恩恵はあまりなく、気温も下がってきているので、とにかくここから一番近いコンビニに絶対入るんだという思いで根占まで戻ってコンビニへピットイン。やはりみんな考えることは同じ。大勢いたし、後続も続々と吸い込まれてきた。ここでPC2とPC3のクローズ時間がなくなったことを知る。荒天だから安全に走れという主催者の気遣いなのだが、そうは言ってもホテルでの休憩を考えるとゆっくりしているわけにはいかない。せめてPC4のクローズがなければまた違うんだがなぁ……というのがみなさんの一致した意見。

    なので、走り続けます。

    途中、大崎町のコンビニで休憩を入れ、ホテルにチェックインが遅くなることを連絡。

    今回の600の問題はここからで、久々にシャーマーズネックをやってしまった。前傾姿勢で自転車に乗っているときに、首を持ち上げられなくなるアレです。痛みはないけど、とにかく首に力が入らず、ストンと首が前に落ちてしまうので前が見えない。前回、2016年の伊勢1000でやってしまったときは、伊勢に到着する前で発症したので、伊勢でDNFを決めたのだけど、今回はそういうのも難しい。志布志あたりまでいかないとホテルは取れないだろう。さて、どうするか。走り続けるしかない。

    というわけで、まだホテルまで100km以上あるけど、持ち上がらない首を支えるために片手で顎を支え、片手でハンドルを握って走ることにする(危険なのでダメだとは思うが)。

    この辺りは一人旅だったので、心は揺れていたが、ヘブンウィークなんだし、できれば走りたい。片手ではあるが、少しずつ距離を消化。日南のPC2に着く頃にはもう完全にシャマーズネックだといえる状況に。支えなしでは全然首が上がらない。

    PC2 ローソン日南春日町店 293.7km 23:06

    375kmまでまだ結構距離があるので、ただただ頑張る。

    日南海岸も昼に通れば素晴らしい景色なのだろうけど、夜中だし、この状況だし。もう写真なんか撮る気もないので、ひたすらペダルを回す。ホテルチェックインは4時か3時かと残り距離と巡航速度からずっと計算している。

    PC3 ファミリーマート恒久四丁目店 340.5km 1:42

    やっと宮崎まで来た。ヨシダさん(シャーマーズネック経験者なので辛さをわかってくれる方)をはじめ、この周辺で宿を取っている人が多いようだが、自分はまだ35kmほどあるので、さくっと補給を済ませ再出発。4時までにはホテルにチェックインできそうだという感じ。

    真夜中の国道を快調に走り、3時半にホテルに到着。

    仮眠場所 HOTEL AZ 宮崎高鍋店 375kmぐらい 3:30

    当初の予定より1時間半遅れだが、出発は7時の予定なので、3時間半はホテルに滞在できる。これなら少しは仮眠できるだろう。たしかに厳しい状況だが、どうしようもないほど追い詰められた状況でもない。さっさとシャワーを浴び、ジャージを水洗いし、暖房を付けて乾かす。ヨシダさんが「一晩寝ればシャーマーズネックもマシになるかも」と言っておられたので、それに期待し、6時に起きるように目覚ましをセット。

    Zzz…

  • BRM430 福岡400km 諫早

    BRM430諫早400k有明海亜・東シナ海 終了 – AJ福岡Audax Randonneurs Fukuoka

    Isahaya400k – A bike ride in 諫早市, 長崎県

    10時スタートなのでゆっくり目に起きた、はず。雨がパラついており憂鬱。ホテルの朝食を予約していなかったので、諫早駅前のジョイフルへ。先客にS木さん。まだ客も少なく、がっつり朝から食べます!メニューに記載されている中でカロリーの多いものを選択。

    スタートまでには雨は止んだ。レインウェアは必要なさそう。

    スタート前に、某ぜっと氏が400kmの試走をゴールして某momさんポーズを決めているチャラいツイートを見て、ブロックしたい衝動に駆られる。

    スタート 諫早第一ホテル 10:00

    集合写真を撮った後、各自スタート。今回のルートは中間点の熊本あたりまではほぼ平坦。その後、鹿児島に向かうにつれ、アップダウンが出てくるというもの。特にノープランで走り出す。

    早速、マヤさん隊(マヤさん、ユメさん、わかぼんさん、まこたさん)、そして岩本さん御一行の大集団。しばらくして岩本さん達の集団が加速していったので、自分はマヤさん隊の後ろでブラブラ。

    PC1までは信号も多くなく、有明海に面した干拓地であり、平坦かつ風もよし、ということで、結構いいペースでPC1に到着した。あと、長崎県内はフルーツのバス停があった。あれはなんなの。

    PC1 セブンイレブン久保田新田店 68.4km 13:10

    暑い暑いと言っていた記憶がある。

    マヤさん隊が先に出発していったが、しばらくすると見えてきたので、付かず離れずぐらいで走る。

    大牟田のあたりで後ろからイシマッチとひらまつかんとくがやってきた。PC1の近くでグルメを楽しんできたらしい。この後の予定を尋ねると、特にないということなので、「では、マヤさん隊で一緒に行きましょう」と誘う。というわけで、マヤさん隊が増員し、大牟田のコンビニへピットイン。まこたさんは鉄分補給へ消えていった。まこたさんは名所といった寄り道スポットを的確に押さえていてすごいなと思う。見習わねば。

    ここからは6人の集団で進む。途中、自分は荒尾競馬場跡の写真を撮るために停車。

    あの日の岩永千明騎手の涙を思い出す。

    途中、きりさこさんも隊に加わり、さらに増員し、7人でPC2を目指す。

    有明海の写真を撮りたいイシマッチさん、高いところに登る。

    棚田だ。

    多少アップダウンはあるものの、概ね平坦でマヤさん隊は順調に前進していく。

    PC2 セブンイレブン宇土馬之瀬町店 158.8km 18:35

    R熊本の方々が応援に来られていた。差し入れもいただき、ありがたかった。

    がっつり飯を食ったものの、ひらまつかんとくやその他の方々から、「おべんとうのヒライに行かないと熊本を満喫したとはいえない。ヒライはこの先にある」ということなので、おべんとうのヒライで休憩することとし再スタート。自分が先頭で進む。マヤさんのフロントバッグが落ちたりと、いろいろあったが、途中でEricさんにドッキング。前を索いてもらう。Ericさんは指差し合図が丁寧で惚れた。

    しばらくEricさんを先頭に走っていると、ユメさんが膝の痛みで休憩したいということで、ルート上にあったコーヒー店で停車。他の方は先に行ってくださいというユメさんの気遣いもあり、ここで離脱したユメさん、わかぼんさん、Ericさん以外の面々で再スタート。ちょっとした登りをクリアし、おべんとうのヒライへ。

    参加者がたくさんいた。実質PCのようなものだ。

    とりあえずヒライを舐めるとひどい目に遭うと言われたので、控え目にパスタだけ注文した。底に目玉焼き的なのが敷いてある。

    んで、再出発してしばらくすると、ユメさん、わかぼんさん夫妻が戻ってきた。隊の次の目的地はPC3の8kmほど手前の250km地点のジョイフルである。午前1時ぐらいで閉店になるジョイフルが多い中、出水の24時間営業のジョイフルをひらまつかんとくがチェック済みだったので、そこへ向かうのだ。しばらく仮眠してPC3のクローズを考慮に入れて再スタートする算段。

    このジョイフルに行くまでにイシマッチがコンビニへ離脱、ユメさん夫妻もコンビニへ離脱していったが、結局みんなジョイフルへ集合した。

    ジョイフルへピットイン。また、ジョイフルへは仮眠するつもりで入店したのだが、ここに向かう途中、マヤさんが「みなさんが仮眠している間、私はステーキを食べます!」と宣言し、ステーキを所望しておられたので、なんかそれにつられて、みんながっつり食事してしまった。PC2、おべんとうのヒライ、ジョイフル、ちょっと食い過ぎのような気もしていた。

    PC3 ファミリーマートいずみ鶴の町店 258.2km 02:23

    PC3で若干の余裕があるぐらいに調整したので、ほぼ最後尾だろうと思っていたが、Ericさんがまだ後ろにいた。我々が再出発するのと入れ替わりに到着。

    ここからは一番眠くなる時間帯。途中でユメさん・わかぼんさん夫妻が眠いと言ってまたまたコンビニ離脱。残念ながらそのままDNFとなってしまったようだ。

    マヤさん隊は薩摩川内でコンビニにピットイン。また食ってる。「眠くなったらイスラエル音楽とかインド音楽を流します!」というマヤさんの宣言があり、しばらく走っていると、本当にイスラエル音楽やインド音楽が流れてきたので笑った。5時前でまだ交通量もなく、静かな道路に響き渡るイスラエル音楽やインド音楽。なんでしょうか。この妙なテンションは明け方のブルベ特有のものだ。たーのしーい!

    アップダウンを何度も越え、区切りのいいところでまたコンビニ休憩。朝飯の時間なのでやっぱりここでもみんな食べている。やはりヘブンウィークに出るような人は基本的に胃がやられるということはないんだと思う。そういう話を全然聞かなかった。みんなコンビニの度に普通に飯を食っていた。ヘブンウィークに参加するに当たって、脚力があるに越したことはないけど、まずは毎日走り続けられる体や胃腸の強さが大事だと思う。

    さて、次の目的地はPC4ですねということにして再出発。自分が先頭で走っていたが、どうも後ろから自分に向かって、

    マヤさん「ねぇ!ちょっとルート違うんじゃない?間違ってない?」

    ひらまつかんとく「いや、あってるあってる」

    マヤさん「あれぇ~?違うと思うんだけどなぁ~?」

    というやりとりが何度もなされた。自分とひらまつかんとくは間違えてないはずだと思って走っているけど、どうもマヤさんから突っ込みが入る。そういう状況で進み、なんとかかんとか枕崎のPCに到着。

    PC4 ファミリーマート枕崎新町店 371.0km 09:23

    マヤさん「ごめーん!キューシート見るとこ間違えてた!」

    一件落着した。

    雨が迫っているので、最後はちょっと降られるかもしれないが仕方ない。ここからは近畿のマリオさんも加わってマヤさん隊が行く。最後の最後までアップダウンばかりで、九州侮るべからずという感じ。すっかり疲れてしまった。

    翌日の朝食をゴール手前のコンビニで調達して、ゴールのくりや旅館へ。すっかり雨。

    ゴール くりや旅館 408.0km 12:05

    無事に完走。400kmをマヤさんと走らせてもらったとても印象深いブルベになった。一生の思い出だ。

    アフターブルベ

    砂蒸し温泉に行く方々もいたけど、自分は洗濯とかやってるとあまり時間がないかなーと思ってパス。簡単ではあるが自転車のメンテナンスをし、さくっと風呂に入り、洗濯をし、充電祭りを開催して、夕飯へ。

    かつおのたたきとかいもん岳です。がっつりいきます!こんなもの朝飯前です。

    ヘブンウィークの楽しいところは終わった後の宴会だと思う。1000kmを超えるような長いブルベは速い人とはスタートで会ってそれっきり、ゴールしたときには撤収してたというようなこともありえるが、ヘブンウィークはゴール後に同じ宿に止まり(個人で宿を取れば別だが)、飯を食い、酒を飲み、寝て、そしてまた翌日、同じところからスタートする。これが続くのが楽しい。

    さて、夕飯時に話題になっていたが、翌日の600kmはどうも天気がかなり荒れる見込み。DNSでもいいかな~と一瞬考えたりしたのだが、せっかく来たのだし、とりあえずスタートはすると決めて、早々に就寝。

    続く。

  • BRM428 福岡300km 飯塚

    BRM428飯塚300平戸 終了 – AJ福岡Audax Randonneurs Fukuoka

    Iizuka300k – A bike ride in 飯塚市, 福岡県

    スタート地点に到着して準備。昨年のイザベラを走っていた方々も多数いるし、こういうのに参加する人はある程度決まっているよなぁと思った。マヤさんはリンゴをかじりながら登場し、権利放棄書がない!と一騒ぎ(ちゃんとあった)。

    岳人さんは去年のヘブンウィークや佐渡でご一緒した方。

    イシマッチさんは2年ぶり。

    各地から参加者が集っているのでお喋りや写真撮影に興じていると、スタート受付やブリーフィングが開始。さすがに異様な光景であるのか、警察が出動し、AJ福岡代表のGenさんが説明する一幕も。

    スタート 新飯塚パークプラザ 21:00

    新飯塚駅近くの新飯塚パークプラザを出発し、まずは八木山峠に向かい、篠栗町、福岡市内へというのが今回のルート。ヘブンウィーク全体でも最初のこの峠がチマコッピというぐらいで、あとは全般的に小さなアップダウンがあるぐらい。全体的に緩いコースだろうというのが事前の見立て。これは後々後悔することになった。

    ゆっくり峠を登り、下ってきてからは速いトレインに乗り、福岡市内を抜けてPC1へ。福岡ドームや福岡タワーって中学の修学旅行で来た記憶がある。何年ぶりだ。

    PC1 ファミリーマート福岡今宿三丁目店 49.9km 23:22

    みんな早々にリスタートしていったが、速いトレインに乗るとしんどいので、ここで離脱して、一人旅開始。

    夜中の玄界灘を眺めながら海岸線を進む。夜なので景色は微妙なのが残念。唐津の虹の松原とか昼間に通ると印象が随分と違うんだろうなと思った。夜中に一人で走っていたので不気味なことこの上なかった。また、いつの間にか佐賀県に入っていた。大きな看板がないので見落としやすいと思う。

    そして実感したのが、この時期の九州の夜は寒い。関東から九州へ行くのだから、暖かいだろう、防寒具も少な目でいいだろう、と思っていたのだが、九州の夜は冷えるというより寒くて凍える。よく考えると、関東って桜の開花も早いし、人口密度も高いので、暖かい土地なのかもしれない。

    海岸沿いなので登ったり下ったりしているが、この頃はまぁそんなもんかとあまり意識してなかった。

    PC2 セブンイレブン唐津鎮西町名護屋店 107.7km 2:12

    寒くて震えていたような気がする。

    ここからはひたすらアップダウンの連続らしい。また、次の平戸のPCまでほとんどコンビニがなく、ちょうど中間ぐらいになる伊万里のコンビニを逃すと時間的にも補給が難しいというスタッフからの情報もあり、コンビニを見つけたら入ることにして出発。

    それにしてもアップダウンばかり。完全に予習不足だった。登って下るとすぐにまた登り。一つ一つの登りは長くもないし厳しくもないけれど、下りも短かいので脚を休めるところがなく、どんどん削られていく印象。これがリアス式海岸という地形の恐怖……!!!見ると気が重くなる言葉、広域農道に続いてリアス式海岸がランクイン。

    途中の伊万里のコンビニではみなさんが休憩していた。こんな状況ですがPCではありません。時間帯や眠気的にちょうどいいところにあるので、イートインで仮眠している人も多数。自分はカップヌードルで暖まった。

    平戸までアップダウンをこなしていきます。

    PC3 ファミリーマート平戸店 187.5km 7:03

    AJたまがわのS木さんがいた。すでにインナー縛りになっているらしい。去年のヘブンウィークでも初日からダウンチューブ下のボトルケージを吹っ飛ばしてトラブル発生させていたが、この人はなぜいつもいつも……

    (「S木さん、新しいフレーム注文済みだから今のフレームに愛がないよね」とは後日のZさん談)

    PC3の次は本土最西端の神崎鼻公園を目指して南下。ここもアップダウンばかり。途中、重要文化財の田平カトリック教会があったようだが、教養がないのでスルーしてしまった。こういうのもちゃんと予習してから来ないとなぁ。ただ走るだけでは勿体ないと後から反省。旅を楽しむには予習も大事。

    夜が明けるとさすがに暑くなってくるので、途中のコンビニでジャケットを抜いで軽装に。このとき背中に突っ込んであったミラーのゴムバンドがなくなっていることに気がついた。最初からちゃんと付けておけよって感じだが、面倒臭くてゴムバンドがブラブラしてたのをそのまま背中のポケットに突っ込んだので途中で落としてきたのだろう。あーあ。

    通過チェック 日本本土最西端の地 219.5km

    本土最西端。Ericさんや岩本さん御一行がいた。Ericさんが「本土最西端のとこまで行ってきた。近いぞ」って言ってたので、そこまで行っておく。証明書は途中ルートを少し外れた佐世保市の小佐々地区公民館でもらえるらしい。行きます!

    というわけで、もらっておきました。ついさっき写真撮った。このときは天気もよく、暑くなってきていたし、ぼちぼち眠気も……という状況で、公民館の前に座り込んでコーラを飲んでリフレッシュした。

    さて、後はゴールを目指すだけ。佐世保を通過するので、佐世保バーガーぐらいは食べたいなと思い、ルート上に見かけたら入ろうというこれまた甘い考えで走る。事前に調べろよ。佐世保駅のあたりを通過しても、ルート上にそれっぽいお店は見つけられず、後ろから来たS木さんは「ルートを外れて佐世保バーガー食べてきました」と。

    あぁ佐世保バーガー無理っぽい。でもまだ昼飯を食べていないので、なんかいいとこあったら入ろうというプランで走り続ける。お店探しつつなのでS木さんには先に行ってもらい、きょろきょろしながら走るも、ついにバイパスのようなところに突入。これはやばい。店がない。

    やむをえないので、バイパスの交差点のところにあった山小屋というラーメン屋にピットイン。しかも 筑豊ラーメンだ。長崎まで来て、スタート地点(飯塚市)の地域のラーメンをここで食うことないじゃないか、リンガーハットでもいいんじゃなかったかと思ったが、まぁそれは仕方あるまい。

    昼飯の後はひたすらゴールを目指す。ハウステンボスって何かよくわかってないんだけど、ハウステンボスってこんなとこにあるんだーとか思いながら。あと、佐世保バーガーっぽい店があった。遅い。

    途中眠くなったのでコンビニに座り込んで休憩。そこへ小径車のサイクリストが来て、「ブルベですか?」と。聞けば、横浜(川崎だったかも)から来ている人でツーリングをしているらしい。こういう出会いもまた自転車旅のよいところ。

    ゴール 諫早第一ホテル 301.8km 15:20

    無事にゴール。シャワーを浴び、洗濯をして、バッテリーの充電など、翌日の準備をして一段落。まずは一本目が無事に終わった。

    洗濯待ちをしていると、マヤさん・ユメさん・わかぼんさん御一行やGenさんも帰着。当然、夜はどうする?という話になり、近くの飲み屋で宴会ということになった。

    アフターブルベ

    やはりヘブンウィークには宴会がつきものです。翌日のスタートは10時と遅めなのでワーワーと酒を飲んで解散。続けて二次会に行った方もいたようだ。自分は前日から仮眠すらしていないので、近くのスーパーで追加の食糧を調達し、ホテルに戻って食べてから就寝。

    続く。

  • GR DIGITAL 4がまた……

    GRD4の内部に汚れがあるっぽい。週末の海野宿400の写真を取り込んで気がついたけど、どうもヘブンウィークのときに汚れが発生している模様。時系列で写真を追っていくと、やはり豪雨の指宿600(これは追い追い記事を上げるが)のときにしっとりと濡れてしまったのがいけなかったようだ。今週末は鬼怒川600の試走に行く予定ので、サービスセンターに持ち込むのはそれが終わってからかなぁ。つらい。

  • 2018 AJ福岡 九州ヘブンウィークへ

    ヘブンウイーク – AJ福岡Audax Randonneurs Fukuoka

    今年もヘブンウィークに行ってきた。

    一年前のイザベラは「ヘブンウィークなんて長丁場、走り切れるだろうか……?」と不安を抱えてのエントリーだったが、去年のヘブンウィークを完走したことで一つ経験値が上がったこと、またすんごく楽しかったということもあり、年明けにAJ福岡でエントリー開始になったときに迷うことなくエントリーメールを送った。九州は10年前に結婚式に出席するために博多へ行って以来。自転車で走るのは初めてだ。

    場所は九州なので、新幹線で行くという手もあるが、飛行機輪行をやったことがないので、今回は飛行機で行くことにした。今後のことも考え、OS-500を買い(自分の場合、フレームサイズがでかいので、OS-500もなるしまの大きい版を買った)、航空券は2月中には押さえ、バックパックも機内持ち込みできる最大限のサイズのものを買い、あとは準備をして出発するだけ。去年の経験があるので、あまり時間をかけずにささっと準備は済んだ。洗濯を前提にすればウェアは持っていく分を減らせるし、装備も自分なりに要不要が選別できてきているので、バックパックとOS-500のみで済んだ。

    4月28日(土)、出発日はGWの初日ということもあり早めに家を出た。10時頃だったはず。東急で元住吉から武蔵小杉へ。JR南武線で川崎へ。そして京急羽田空港までというルートである。電車が混雑していた場合に一本スルーできるぐらいの余裕があるようにと考えてのことだったが、特に問題なく空港に到着した。なお、JAL側のターミナルに出てしまったので、連絡バスでANA側のターミナルに移動するというミスがあった。

    自転車を抱えたままでは辛いので、さくっと自転車を預けてしまう。

    13時35分の飛行機まで時間があるので昼飯といきたいが、どこも混んでいるのでマクドナルドで手早く済ませ、セキュリティを通過して、搭乗口でのんびり。

    搭乗して着席すると、前方にいかにもランドヌールな人を発見。よく見てみると、昨年のイザベラでもご一緒したNさんだ。大峠の下りでパンクしているところに通りかかり、照明係をして以来、関東のブルベでもお見かけする度に声をかけさせていただいている。

    あっという間に福岡空港に到着。Nさんは電車で飯塚の手前まで輪行して云々という計画のようだが、自分はバスで新飯塚まで一気にワープしてしまう。午前中にヨシダさん、まこたさんがTwitterで情報交換していたのをたまたま目にしたのでそれに乗っかる。福岡空港の到着口を出てすぐのところにバスの停留所があり、そのまま新飯塚駅まで運んでくれる。電車の乗り換えがないので楽である。1時間ぐらいで新飯塚駅に到着。

    新飯塚駅に到着してさてどうしようかと思っていると、駅から反射ベストを着た人が出てきた。完全に関係者だ。エスフジさんというスタッフの方で、新飯塚ステーションホテルまで一緒に歩く。

    自分はホテルの脇で輪行を解除し、OS-500をホテルに預かってもらえないかと相談。一週間後にまたこのホテルに戻ってきて宿泊するので、それまで預かっていただけるということで一段落。とてもありがたい。輪行を解除している間に、サンフランシスコからの参加者一同がサイクリングから帰ってきた。Ericさん、Philさん、Timさん、Robertさん。EricさんはFacebookでフレンドになっているが、実際にお会いするのは初めて。日本のブルベによく参加しているらいい。今回は来年San Francisco Randonneursでヘブンウィークを開催するため、視察も兼ねての参加らしい。あと、Ericさんの自転車はピストだった。クレイジー

    自転車を組み立てたので、少し調整ということで周辺をぶらぶら。新飯塚駅の前では、北海道のイシマッチさん(BAJでPCに遊びにいったとき以来)や、神奈川のユメさんわかぼんさん夫妻、まこたさんなどなど、福岡なのに結構見知った顔が。

    水やブラックサンダーを買い、少し補給をして一本目の300のスタート地点へ。

    続く。

  • 完走した

    海野宿400を走って朝8時前に帰宅して、寝て、英会話行って、今カレー屋で夕飯。残り少ない週末でいろいろ片付けておかねば。

    泣き喚く坂嫌いを引き連れて海野宿までガンガン下っていくの、ぜっとさんめっちゃ焦っただろうなぁという気持ちになった。

  • もちべーしょん

    ヘブンウィークが終わってすっかり燃え尽き症候群。楽しかったもんなぁ。んで、今週末は海野宿400を走ることになっておるわけでございますが、まったくモチベーションが湧いてこない。懸念事項だった首はまぁ大丈夫そうなのだが、どうにもこうにもモチベーションが……

  • 最近の競馬

    GWに旅に出ている間にレインボーラインがG1馬になったり、ディープインパクト産駒Saxon Warrierが英2000ギニーを勝ったりしていた。レインボーラインは事あるごとに買っていた馬なので、何もこういうときに勝たんでも……という気持ちになりました。Natagoraから早10年ぐらい(?)、日本産馬が英国クラシックで活躍するシーンを見れるとは……思っていたより進化のスピードが速い。しかも英ダービーに一番人気で出走となりそうだし、ディープインパクトというのは本当にこちらの想像を超える驚きを提供してくれるサラブレッドだ。

    ディープ産駒サクソンウォリアーが制す!日本産馬初の英国クラシック制覇/英2000ギニー | 競馬ニュース – netkeiba.com

  • Oさんを囲む会

    昨年の東北のヘブンウィークで一緒だったOさんが転勤で関東に来られた。ということで、同じヘブンウィークを走っていたOさんと三人で横浜にて囲む会を開催。この三人、昨年の伊勢1000も同じだった。

  • むくみ

    やっと身体のむくみが解消し始めてる。トイレが近くなり、夜中に何度も目覚めた。ぼちぼち日常に戻っていかないといけない。

    上半身の筋肉痛はまだバッキバキなのだが。

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    こちらはヘブンウィークの600kmで「心が洗われる……ありがたい……」とか思いながら走っていたときの様子。