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  • 2022 Perth-Augusta-Perth 1200: パースへ

    いよいよ移動開始である。

    10月6日、仕事が終わった後、ダッシュで荷物を抱えて成田エクスプレスに飛び乗った。飛行機は10月7日の成田10時発シンガポール行きであるが、成田10時発となると自宅からでは始発に乗らないとギリギリになりそう。危ない橋を渡りたくないので、成田空港のナインアワーズというカプセルホテルで前泊することにした。ちょうどAJ理事会のミーティングがあったが、私語控えてねというカプセルホテルなのでミーティングにはチャットで参加した。

    10月7日、前日にターミナル1で預けておいた自転車を受け取り、さっさとScootのカウンターでチェックインを済ませる。時間が早いというのもあってガラガラで一瞬で終わった。成田の大型手荷物検査場へ自転車を持っていき、特に何事もなく預け入れが完了。両替などを済ませてセキュリティーを通過したものの、目ぼしい店が開いておらず、結局セブンイレブンの弁当を食べた。

    シンガポールには夕方16時30分に到着。このままさくっとパースへ行きたいところだが、なんとシンガポールからパースへ向かうのは翌日の12時の便である。19時間ほどシンガポールで滞在しないといけない。入国してうろうろするかということも考えたけど、残念ながら雨が降っているし制限が緩和されてきたとはいえ、一度入国してしまったら再出国の際に面倒なことになるかもしれないなとかいろいろ考えた結果、空港内でじっとしていることにした。

    ターミナルを行ったり来たり。フードコートで夕食にする。チャンギはさすがに広く、仮眠用の席もたくさんある。しかしやはりこれで一晩は辛いなと思い、トランジットホテルというのをチェックしてみるも空きはないようだ。一応身体を伸ばして休める席を見つけたのでそこで一晩がんばることにした。

    目覚めてまたまたフードコートで朝食。それでもまだ12時までは時間がある。

    別のターミナルのスタバでコーヒーとスナックを調達して時間を潰す。

    やっとパース行きの便の搭乗が始まる。AirTagを輪行バッグに入れているので、ちゃんと飛行機に積まれたことも確認できる。パースに着いて自転車がないのでは何のために遠征したのかわからない。無事に自分と同じ飛行機に自転車も乗っていることがわかって一安心。

    パースに到着したのが17時。シンガポールとパースは時差なし。これはありがたい。オーストラリアの入管は非常に効率的ですべて機械化されている。パスポートを読ませて、顔を認証させて終わり。あっという間に終わった。荷物も問題なく出てきたので、早速パース市内へ移動する。

    バスかタクシーか。鉄道もあるのだけど、残念ながら翌日9日から稼働開始と主催者から案内があった。タクシーはさすがに高いので、バスの時刻を調べる。しばらくするとパース市内行きが来そうだし、あまり人が待っている様子もないので、自転車のバッグを持ち込んでも問題ないだろうと判断してバス乗り場へ。現金で5AUD。乗った後はGoogle Mapsで自分の位置を確認し、ホテルに一番近いバス停の前で降車ボタンを押す。

    パース中心街のCriterion Hotel Perthというホテルへ。19時に到着。改装中だろうか。寝るだけなのであまりこだわらないが、薄暗くてやや不安になる。

    早速自転車を組み立てて夜のパースへ。特に問題なさそうで安心した。

    宿に戻り、近所を歩き周るが、当然ながら店はほとんど閉まっているのでセブンイレブンで食べるものを買ってもう一度宿へ。セブンイレブンに並んでいるものを見て、オーストラリアの物価の高さを実感する。体感的に日本の約2倍といったところか。サンドウィッチからパンからペットボトルまででかいので、実質的にはそんなに高いわけではないかもしれないが。

  • 2022 Perth-Augusta-Perth 1200: プロローグ

    Cascade 1200を完走した後、いずれPBPや日本のLRMを走ることがあるだろうから、その後はオーストラリアにでも行ってみたいなと思っていて、それを実行しようとしたのが2020年。ブリスベンのSunshine State 1200にエントリーを済ませていたが、 COVID-19の世界的な感染拡大であらゆるものがストップ。国境は閉じられ、当然のように日本からの参加は不可能になった。イベント自体もキャンセルになり、参加費も全額戻ってきた。2021年、メルボルンのGreat Southern Randonneeへ行こうかと思ったが、やはり日本からの参加は難しく、そしてGSR自体もdomestic ridersに限るというような案内になっていた。

    2022 Perth-Augusta-Perth (PAP) – Audax Australia

    そして2022年のLRMのカレンダーが出たときに目を付けたのがPAP。以前はPerth-Albany-Perthという名称だったが、今回はPerth-Augusta-Perth。サイトにstill classed as PAPと書かれていているように、PAPのまま行き先を変えたもののようだ。10月開催。あまり行ける可能性は高くなさそうだが、一応頭の片隅に置いておこう。スタートは10月10日でエントリー締め切りは10月7日となっている。ぎりぎりまで悩めばよい。

    7月、イベントジャージの締め切りが来た。もちろん豪ドルに対しても円安は進んでいるが米ドルほど極端ではなく、1万円を切る程度。キャップやアームカバーやレーパンとか一通り揃っているようだが、とりあえずジャージだけ注文しておいた。一悶着あって、クラブ宛に発送されるけどオーストラリア国内の住所を持っている人でないと登録できないというシステム上のトラブルがあり、Scody社の担当者とメールのやり取りを繰り返した挙げ句、とりあえずScody社に住んでいることにして仮の住所を使っていいからそれで注文してくれということになった。半分ぐらいは行く気になった。

    8月、オホーツク1300を走り終えた後、特にブルベを走る予定はなく、この段階でブルベのエントリーはゼロ。一応パースの宿を調べたり、航空券の相場をチェックしたりする。パースまでは直行便がないので、シンガポールか、バンコクか、クアラルンプールあたりのトランジット便になりそうだ。自転車を載せられるかというのも調べた。そして日程的にも第一選択肢になりそうなシンガポール航空傘下のScootへの問い合わせてみた。メールに対して返ってきた内容を読む限り、特にサイズ制限もなさそうだということで、行くならScootのシンガポール経由の便だなと目星をつける。

    そして9月末まで決め切れずにグズグズしているとマヤさんから突然のメッセージ。「Pete(Peter Heal)からメッセージが来て、PAPの主催者のところにジャージが届いたと。しかしPAPのエントリーリストにはまだあなたの名前がない。本当にPAPに参加する気があるのか?」と。Peteは日本でもお馴染みで、AH2400で森脇さんと一緒に走っていたらしく、森脇さんと一緒にラブホに入ったという実績がある人だ。Peteは主催者のWayneから言伝を頼まれて、日本の知り合いのマヤさんに託し、自分のところに伝わったのだろう。こうなるともうグズグズしているわけにはいかないので、「行きます!」という返事をし、エントリーやビザの取得を一気に片付けた。10月に休みを取りたいな〜ということはチラチラと職場へは知らせていたので、いろいろと調整してもらって無事に休みを取れることになった。

    航空券と前後の宿を確保してしまえば、あとは国内の遠征ブルベと変わらない。久々にOS-500を出してきて準備を進めていった。

  • BRM200 ver.2 “Mariupol – Azov – Ukraine”

    lvivbicycle.club

    22年度最後のブルベということでウクライナ支援ブルベを走ってきた。一応ウクライナの認定になるのだという。オーストラリアの次にウクライナで認定を受けるのもなかなかないことであろう。

    7時スタートのつもりで兵庫島公園へ。小菅200の開催日であるし、鬼怒川600の事前認定隊もいるのでにぎやか。小菅200の参加者が出発し、鬼怒川600事前認定隊の三人が出た後に付かず離れずぐらいの位置でちんたら行く。土曜の7時スタートは新青梅街道の渋滞が大変ですな。だいぶ時間をロスした。

    鬼怒川600隊を見送り、自分は秩父神社のこの写真を撮る。その後、ちちぶベーカリーでパンを買って昼飯。

    お馴染みのルートであるので、あとは淡々と。オーストラリアからの帰りにフェンダー割れたりと自転車にダメージあるかどうかチェックしつつであったが、どうもBBはまた錆びているような気がする。

    小菅200のゴールにお邪魔してから帰宅。今年度のブルベはこれで終わり。

    PBPではウクライナのランドヌールを見かけることもあったし、自分に何ができるというわけではないが、平和が訪れることを願う。

  • トランジット

    昨日の夕方シンガポールチャンギ空港に着いて、トランジットで19時間あるので一旦入国してみるかと思ったけどえらい雨降ってたのでそのまま入管前エリアでじっとしている。トランジットホテルもいっぱいだったのでレストエリアのソファで寝てた。日本からシンガポールは時差1時間。シンガポールからパースは時差なしなので、フランスやアメリカに行ったときのように眠くなるタイミングで悩まされることはなさそうで、これはありがたい。

  • 20221006

    仕事を終えてすぐに出発して武蔵小杉からNEXで成田空港へ。寝るだけなのでナインアワーズというカプセルホテルに宿泊。喋るのはダメっぽいので、某理事会は無言&たまにチャットで参加。

  • 20220925

    先日雨で流れたセコマサイクリングへ。よしださんとひとみさんは午後までしか時間がないけど、来月以降だともう予定も合わないしということで。

    5時に出発して環八で石神井公園へ。あとは土地館のある方々へ任せて後ろを着いていくのみ。空のバックパックを背負っていったのでラスク買い込んできた。

    暑過ぎず蒸し蒸しもせずでよいサイクリング日和だった。もう9月末だもんな。

  • 20220917

    明日は埼玉のセコマへ行くサイクリングの予定だったのだが、当然ながらこの天候ではキャンセル。というわけで、日月と引きこもるかーと思って近所のマックスバリュに行くと北海道フェアをやっていて、セコマの商品もあったので調達してきた。

    また、関東のウエルシアにはセコマの商品が置かれているようだという耳寄りな情報をいただいたので、早速近所のウエルシアに行ってみると、惣菜があったので、こいつらも調達してきた。

    北海道フェアは常時開催ではないので開催されてたらラッキーぐらいのものだけど、ウエルシアにセコマのものがあるのはめっちゃありがたい。定期的に通うかも。

  • 週末

    昨日は埼玉へサイクリングに出かけた。某ちぇりーさんがSAN-ESU BASEに行ってニッチ製品の直訴をしたいというので自分もお供した。平井駅に集合して荒川CRで志木へ。

    開発担当の方がいたので二時間ぐらい喋ってた。たまたま自分がRene Herseのジャージ(実体はVelocioの夏用ペラペラジャージ)を着ていたということもあり、いろいろと話があちこち行って楽しかった。あと、幸いちぇりーさんが懸念していた物は開発中というのがわかったので一安心。希望が見えたようだ。

    その後、近くにセコマあるしということで、セコマへ向かった。一週間ぶりのセコマ。まだ値段の感覚が北海道のままだけど、物によっては結構値段違ったりするのね。輸送費だろうか。帰りは東京縦断する気にならなかったので、またまた平井まで戻り、朝と同じようなルートで帰った。まぁまたそのうちセコマには行こう。

    今日は諸々のお片付け。久々に髪も切った。すっきりした。

  • 北海道滞在記(後半)

    オホーツク1300が終わってもまだまだ帰らないのでテレワークをしつつ、札幌グルメを堪能していく。

    8月15日(月)

    ゴール後、自走ですすきのの宿に到着し、シャワっておーのさんを待つ。ロビーに「ヒグマ学への招待」という本が置かれていて、この滞在中にすっかりヒグマに夢中になったちぇりー先生はその本をポチっていた。

    二条市場近くのビアガーデンでおーのさんとお疲れ様会。おばたさんも合流。グダグダやっているとAJジャージを着た人がやってきて、誰かと思えばタカトリさんとさとーさん夫妻であった。この二人が揃っているなら雨でもしゃーないよなという感想。ビアガーデンで飲んでいると雨脚が強くなり、とても寒かった。

    おーのさんが気を利かせて、「ちぇりーさんR10000おめでとうケーキ」を用意していたが、宮城1000をDNSしたので残念ながらそういうわけではないんだな〜。

    ジェイソンさんが合流するというので狸小路の適当な店に移動。途中、なんか見たことあるようなグループがテラス席で飲んでたぞ〜と通り過ぎてから、んん?と思って戻ってみるとオダ近の面々といしまっちであった。似たようなとこで飲んでるんやな。

    ジェイソンさんとは初対面。いろいろ工具を送ってもらったりしていたので、たまがわのサコッシュをプレゼントしておいた。日付が変わる頃までマシンガントークで延々と喋り続けるジェイソンさんをタクシーにぶち込んで解散。ジェイソンさんとおーのさんは翌日の飛行機で帰るようだ。またどこかで。

    その後、ホテルに戻って就寝。

    8月16日(火)

    普通に起床し、朝飯をセコマで調達し、ホテルで仕事をした。昼飯はファミマで寿司を買って食べたらしい。

    夜はすすきののジンギスカンへ。とにかくたらふく食おう!ということで、ジンギスカン食べ放題飲み放題で暴飲暴食をした。

    極み塩熟成ジンギスカン「ゆうひ」 TOPページ

    デザートも食う。

    8月17日(水)

    ホテルで仕事をした。やはり朝飯と昼飯はセコマである。

    札幌真麺処 幸村 | 札幌ら~めん共和国 – 北海道ラーメンのフードテーマパーク

    夜は味噌ラーメンを食べようと放浪したが、人気店はかなり並びそうだったので札幌駅前のビルのラーメン店大集合みたいなところで食べた。

    帰りに実家へ北海道の品を送っておいた。

    ほぼりんごジュース。

    北海道滞在が快適過ぎて完全に味を占めたので、帰りたくないな帰らなくていいんじゃないかな……という気持ちになり、もう一日滞在延長しよう!ということにした。ちぇりー先生も同調してきて当初の便を遅らせて金曜午後の便にした。

    8月18日(木)

    https://sakanayano-daidokoro.com

    朝飯を食べに二条市場まで散歩。

    その後は戻って仕事をした。昼飯はセコマである。

    まむろ – 東本願寺前/豚丼 | 食べログ

    夕飯は豚丼にしよう!ということになり、すすきのの近くの豚丼屋へ。ご主人が趣味のような形でやってる店らしく、ご飯が炊き上がるまで40分ぐらい待った。さすがに19時に店を閉めちゃうのはまずいので、もう一回だけご飯を炊いていたようだ。タレだけでご飯何杯もいける系。大変美味しかった。

    札幌の文化であるらしいシメパフェってのを検討してみたが、どこも2000円ぐらいすんのね。これは飲み会の二次会三次会でアルコールが入っている状態だから出せる値段だと思った。20時頃に素面で行くところではないなという結論になり、セコマスイーツを調達してホテルに戻った。

    8月19日(金)

    結局この日は休暇にした。ちぇりー先生がHTBonちゃん体操を見たい!というのでHTBまで散歩。生放送やっているか!?という期待が高まったが、そういうわけではなかった。ビルのロビーではテレビで放送してるだけなんだな。ちぇりー先生は北海道滞在を経てonちゃん体操を概ねマスターしたらしく、画面の前で体操してた。ロビーのタリーズonちゃんグッズがあったので観光客ホイホイにあっさり引っかかり、エコバッグを買った。

    時計台前のセコマで朝飯を調達し、ラストセコマを堪能した。

    ホテルに戻ってチェックアウト。自走で新千歳空港へ。快晴かつ追い風で快適だった。結局、北海道滞在中に雨に降られたの、オホーツク1300のゴール地点から札幌に戻るまでの数十分だけだったな。ラッキーだった。

    15時半のフライトまで時間があるので、ロイズのベーカリーで昼飯。

    自分用にバターサンドとハスカップのチョコを買っておいた。ちまちまと食べるんや。

    到着ロビーで別れて自分は自走で帰宅。

    楽しい二週間だった。来年は当然のようにPBPに行くつもりになっていたが、だいぶ心が揺らいできた。北海道で仕事しながら自転車乗ってた方がQOLは高そうだし安上がりな気もする。

  • 2022 オホーツク1300

    sappwind.sakura.ne.jp

    今年の夏は北海道に滞在してオホーツク1300を走ってきた。条件に恵まれたのでめちゃくちゃ楽しかった。

    1300kmは1200kmから100kmしか距離は増えないのに制限時間は大幅増(+19時間ぐらい)だし、今回はN2BRMということで途中のPCの制限時間はないので、ドロップバッグなしで荷物を全部持ち、毎日宿で洗濯する前提で計画を立てた。要求される平均時速が12kmなので登りを勘案してもSR600よりも緩いと思う。今のルールだと距離が伸びれば伸びるほど緩い。コースプロフィールの差はあるけど、600km、1000kmあたりが制限時間的には一番難しいんじゃなかろうか。

    ちぇりーさんが通過時刻とかをまとめてくれたスプレッドシートを作ってくれたので、時刻とかは全部そこから転用。随分時間が経ってしまったので記憶が蘇り次第追記したりするかも。

    8月11日(木)

    2時頃に起きて朝食を食べ、スタート地点である当別まで20kmほど自走。札幌の郊外はガスっていてさすが北海道!となった。

    スタート セブンイレブン当別太美店 0km 4:07

    11日は祝日だし4時スタートなら他にも誰かいるだろうと思っていたけど、我々二人だけであった。レシートをゲットしてスタート。

    スタートしてすぐに夜明け。ライトいらないぐらい。最初は快適でウッヒョー!という感じで走っていたけど、景色が変わらんので走り出して数十分で飽きた。ただ、信号ないし道は広いしで走っていて気持ちよい。

    当別ふくろう湖というらしい。全然写真を撮っていなかったのでそろそろ止まるかという感じ。

    吉野公園まではほとんど何もないのでほぼノンストップで到着。

    PC1 吉野公園 65.1km 6:49

    ここからは適宜コンビニ休憩などを入れていく。自分だけだとざっくり計画で勢いで走るスタイルになりそうだけど、ちぇりー先生が同行者なのでコンビニや道の駅の場所などが念入りに下調べされていて大変ありがたい。登りの有無とかも考慮して分単位で細かく計画が立てられている。天気予報にしても、ちぇりー先生がEpicRideWeatherで前日にチェックしてスクショを送りつけてくる。自分はあんまり事前にデータをいろいろ見てもつまらんだろうというのもあり、tenki.jpで天気予報を確認するぐらい。雨が降る降らないぐらいはある程度把握したいけど、風向きがどうとかは出たとこ勝負でいいのではないか、という思想の違いがある。

    最初のコンビニは雨竜町セイコーマートいけだ雨竜店。近くに三大チェーンのコンビニがあっても、なるべくセコマに行きたい。

    分厚い!

    妹背牛秩父別のちゃんとした読み方を学んでいく。

    秩父別から幌加内に向かう途中、下りでちぇりーさんのOLIGHTのライトが吹っ飛んでいった。Garminマウントが割れたらしい。自分はタクティカルライト派でCATEYEのVoltすら手を出したことないからマウントをマジマジと観察したことがなかったけど、OLIGHTのライトをGarminマウントにつけるのはさすがに無理があるんじゃないの。ライトは無事回収、また幸いライトを三灯つけていたので問題なし。

    また、暑いので適宜自販機休憩を入れていく。ゴミ箱がないのでサドルバッグに括り付けて運搬しないといけない。

    すばらしい。シマダヤの看板が立っていたりして、ほほうここと契約してるのかーなどと知見を深めた。スーパーに並んでいるそばも産地を訪れると馴染み深くなる。

    霧立亭にも寄ります。

    ゴミ箱がないので徐々に溜まってくる。こういうことを想定してでかいサドルバッグを装備してきたというのもある。潰して適当に括り付けておけばいい。

    朱鞠内の駅。

    こちらは朱鞠内湖

    この「しゅまりない」という響きがなまら気に入り、声に出して読みたい日本語(アイヌ語?)として「シュマリナイコ!シュマリナイコ!」と連呼していたらちぇりー先生にも伝播し、オホーツク1300の間は二人とも意味不明に「シュマリナイコ!」と連呼していた。たぶん一生分の発声をしたと思う。ちなみに、朱鞠内湖、立派な湖やなーと思っていたけど、人造湖なんやな。へーへーへー。

    PC2 美深峠 201.0km 14:31

    大体計画通りぐらい。初日の登りはここまでなので、あとは宿までがんばるだけ。しかしほんと道中の写真がないな。うおー!という景色には遭遇するのだが、どうせまた同じような景色があるやろと思ってスルーしてしまう。

    美深まで下りてきて道の駅で休憩。ここで初めて他の参加者と遭遇。一時間後のスタートの方で宮城ジャージを着ている。この後、何度も前後することになる(どうも飛梅の際にTwitterでフォローしていたhirotaさんという方らしい)。

    音威子府の先は豪雨や地震で道路状況が不明であったが、一日前にスタートしたおーのさんジェイソンさんから問題なしと情報をいただいていたので、ここからは宿へ急ぐ。

    道の駅中川で一休みし、セイコーマートのある幌延へ。すっかり日も暮れた。野生動物が気になる時間帯である。鹿には敏感になっているが、熊も怖い。とりあえず鹿は見た。

    天塩町という標識が出るとフェデリコ・テシオかな?と頭を過ぎる競馬脳。

    北緯45度。虫が多くて辛い。

    幌延セイコーマートほろのべ店で夕飯と朝飯を調達。自分の持ってきていたオーストリッチのバックパックに詰め込んで運搬する。10kmほど先の豊富のホテルへ。

    20時40分頃、宿到着。大浴場があって非常によかった。飯を食って洗濯をして就寝。

    8月12日(金)

    いいホテルでした。

    豊富のセコマが開店前なので昨晩買っておいたものを食べて5時過ぎにスタート。まずは抜海駅へ。

    PC3 抜海駅 361.6km 6:54

    ぞろぞろと後続の方がやってきた。女性単独の方(我々の中であのおねえさんと呼ばれることになった。ゴール後に聞いたけど、いつも一緒に走っている男性がペース合わないからと一人で走ることになりナイトライドで大変怖い思いをしたらしい)と昨日の宮城ジャージの方。

    PC4までは17kmぐらい。オロロンラインが追い風で気持ちよかった。

    PC4 稚内恵山泊漁港公園 378.8km 7:49

    ノシャップ岬の後はすぐ近くの漁師の店で朝食にしようという話をしていたので列に並んでみる。

    自転車ツーリングの青年も待っていたのでしばしお話し。青い壁に立てかけてあるのが彼の自転車でパナモリである。仕事を辞めて次の会社に入社するまでの間に北海道を自転車で回ることにしたそうだ。最高じゃないか。彼(我々の中ではあの無職と呼ばれた)とはこの後、宗谷岬まで前後することになった。

    また、自転車ツーリングの方と喋っている間にちぇりーさんのスピードプレイのクリートが緩いので調整することにした。自分では調整できないからゆるゆるのまま騙し騙し行くというけど、さすがにそれは無理だろうということで私が作業します。たまたま今年の春にスピードプレイのペダルとシューズを買っていて(いまだにローラーでしか使ってないけど)、スピードプレイの構造を把握しているので自分がやります。

    しかし、いつまで経っても入店できそうにないので、45分ぐらい経過した頃に店の人に話を聞くと、まだ30分以上時間がかかりそうと。時間も勿体ないので、ここは諦めてセコマ飯にすることにした。単なる時間の消費だったけど、クリートの調整ができたと思えばよい。

    ノシャップ岬から254号に戻るときにヤハギさんとすれ違った。五時間も後にスタートしているはずなのだがもう追いつかれてしまう。マジか。朝飯のために近くのセイコーマートえびす店へ。

    少しコースを外れて稚内市役所で北端到達証明書をもらう。九州のヘブンウィークの際に、西端の神崎鼻、南端の佐多岬の証明書をもらったので、残すは根室だけである。いつか行こう。

    そしてここでサドルバッグ括り付けていたおにぎり二個がないのに気付く。ちぇりーさん曰く、「何か落ちたのは気付いてたけどただのゴミかと思った」と。コースを戻ってみると、踏切の手前で無残に踏み潰されたおにぎり二個が発見された。すぐそばにセコマがあったので、補給食用におにぎりを追加で購入。

    そして宗谷岬へ。追い風でめちゃくちゃ快適だった。宗谷岬までの最後のセコマであの無職(酷い呼び方だ)も見かけた。

    PC5 宗谷岬 414.3km 10:51

    長蛇の列なので我々も並びました。

    ちなみに証跡として必要なのはこちらの建物の時刻入りの写真。日中通過だと最北端のモニュメントは長蛇の列なのでそんなのに並びたくないよという人もいるだろうしなぁ。

    上の公園に行こうかと思ったけど激坂っぽかったのでやめた。

    ここからはオホーツク海側を南下していきます。ここまで追い風を満喫してきたので、折り返してからの風向きが心配だったけど、横からの風で済みそう。向かい風ではないだけマシではないか。とはいえ風が吹くとちぇりー先生のペースが落ちる。

    快晴のオホーツク海側は最高だった。交通の便も悪いし、ブルベじゃなかったらなかなか来ないと思う。

    猿払村。外国人労働者をこき使っているところか?というインターネット知識が頭を過る。長州力がホタテ食って「飛ぶぞ!」と言ってた村だ。

    セイコーマートさるふつ店でセコマ飯。ここでついに五時間後にスタートしているヤハギさんに追いつかれた。この後、毎日後ろから現れることになる。そして一度抜かれるとその日はもう会えない。

    エサヌカ線。すばらしい景色ではあるが、吹きっさらしになるので、ここが向い風だと地獄でしょうな。

    紋別まではまだまだ遠いので適宜休憩や観光で停車していく。ノンストップでは無理。こちらは北見神威岬公園。前方に見えるのが神威岬らしい。

    戻ってきた!

    枝幸のセイコーマート枝幸店で休憩を入れる。快晴だけどコースは単調ではあるので、シャキッとするためにコーヒーを飲んだりする。

    そしてさらに雄武のセイコーマート雄武店で本日最後のセコマ休憩をしていると、はしやんさんとあのおねえさんが到着。さすがに女性単独でナイトライドはアレなので同盟を組むことにしたようだ。

    紋別方面へ向かっていると進行方向で稲光が何度も見えて心配になったが、紋別海上側だったようで天気が荒れることはなかった。助かった。

    本日のお宿は紋別プリンスホテル。20時50分頃に到着。宮城ジャージの方の自転車もあった。最寄りのコンビニがセブンイレブンだったので久々のセコマ以外のコンビニ飯。大浴場で風呂に入って飯食って洗濯して就寝。

    8月13日(土)

    4時半にリスタート。まずはカニへ向かう。

    PC6 カニの爪オブジェ 603.1km 4:39

    でけえな。

    日の出はまだかー。

    セイコーマートたかだ中湧別店で軽く朝食。休憩していると早速ヤハギさんに追いつかれた。我々が先にセコマを出発したが、サロマ湖で写真を撮っているときに抜かれた。また明日会いましょう。

    サロマ湖。今日も天気は文句なし。

    計呂地。ケロチ!

    セイコーマートところ店でまたまたセコマ休憩。元気が出るドリンクもセコマブランドで。

    Windows XPみたいなやつ。

    そして能取湖をぐるっと周って能取岬へ。

    PC7 能取岬 715.7km 10:39

    ちぇりー先生はご機嫌で岬の方へ散歩しに行き、自分もそれについていったけど、生腕生足だと虫が寄ってきてめちゃくちゃ辛いので早々に撤退。ハエっぽいのが噛み付いてくるんよな。ちくっとして痛い。

    網走へ。

    旧網走監獄の正門らしい。

    ちぇりー先生が軟膏を買いに薬局に行きたいというので市内のツルハドラッグへ行き、その後、網走の道の駅で昼食休憩。

    サーモンのザンギ丼。めっちゃ美味かった。

    オホーツク海沿いに走るのもいよいよ終わりなので名残惜しくなっている。前方は知床半島なのだが写りがいまいち。

    藻琴駅。観光地なの?

    ハイランド小清水へ登る前にセイコーマートさとみ店で休憩。自分はソフトクリームが好きじゃないので、全然目に入らないのだが、ちぇりーさんはソフトクリームやアイスクリームの看板を目敏く見つけるので、ちぇりーさんは道の駅でソフトクリーム、自分はセコマへ。

    ハイランド小清水へ登る途中。どんどんガスってきて、やはりこれはダメかという状況。

    PC8 ハイランド小清水 770.7km 15:37

    感動風景とは?という状況だった。20mぐらいしか視界がない。

    しかし、しばらく下ってくるともうこの通り。

    山から下りて弟子屈までは下り基調ではあるがやや向い風かなという感じで、ちぇりー先生がとても疲弊してた。あんまりスピードが上がらない。そして途中で熊が目の前を横切った。まぁ自動車もバンバン通っている道なので大丈夫だろう……

    高架を渡っていると電車が来るのが見えたので思わず停車。釧網線か。

    弟子屈セイコーマートやまな店でセコマ飯。釧路まではまだ結構ある。この先のアップダウン区間が地味にキツそうというちぇりーさんの事前情報もあり、ここからは無言で淡々と残り距離を減らす作業に入ることになる。その前にしっかり補給する。

    弟子屈の町から出るところで投宿したヤハギさんに出会った。ではまた明日。町を離れしばらくすると日が暮れて真っ暗になった。何もない。道路の真ん中にキツネがいたりする。

    釧路まで一息では行けないということで、途中のセイコーマート鶴居店でも軽く休憩。

    ようやく釧路に到着。暗い中でPC証跡写真を撮るより明るい方がいいということで、釧路の幣舞橋は明日へ。近くのローソンで食糧を調達し、21時30分に東横インに到着。

    普通のコンビニ飯。シャワって洗濯して就寝。

    8月14日(日)

    起きたら本格的に雨が降っているではありませんか。早速雨雲レーダーを確認。しばらくすると雨は止みそう。5時にリスタート予定にしていたけど、5時30分には雨が止みそうだったので、準備だけして、チェーンオイルを差したりして時間を潰す。雨雲レーダー通り、5時10分頃には雨も止んだ。路面はウェットだけど二人ともフルフェンダーをつけているので問題なし。うまいこと雨を回避した。

    PC9 幣舞橋 877.3km 5:17

    ヤハギさんのツイートをチェックしてまだ追いつかれないことを確認。二人ともヤハギさんの位置を気にしている。主旨が違ってきている。

    雨上がりというのもあるし釧路湿原というだけあって真っ白。全然視界がないのでリアライトやヘルメット尾灯も点灯で。

    セイコーマート音別店でセコマ飯。ここから広尾までは補給ポイントがないので念入りに食べ、携帯するものも追加していく。そういえば全然セコマおにぎりの写真がないけど、写真を撮るのが嫌になるほど食べてるだけで、お前は人生で食べたセコマおにぎりの数を覚えているのか?という状況である。

    波はそこそこ高い。

    途中、パラっと雨粒が落ちて来たけど、北海道だとちょっと雨宿りするみたな場所が全然ないのな。廃墟の軒先みたいなとこに移動して雨雲レーダーを確認したら、特に雨が降りそうなものでもなかったのでそのまま進んだけど、本降りになったときに回避場所がないのは辛いなぁ。

    十勝河口橋から。オホーツク海側が特にそうだけど、北海道の川は神秘的で美しい。

    ついにヤハギさん登場。弟子屈から釧路までの間でしっかり降られたらしい。

    しばらく走っているとちぇりーさんが腹減ったということでその辺の道端で補給食をモグモグ。熊が出てこないことを祈る。

    大樹といえば大樹ファームであるが、タイキの馬はどちらかといえば早熟ではないか。タイキで晩成ってタイキブリザードとか?(そもそも大樹ファームが大樹町じゃないよなたぶん)

    大樹町といえばこれやな。ちぇりーさんはこういうのに興味がないので止まらずに先に行ってしまう。

    そしてさらに進むも、今度はちぇりーさんが眠いということで、大樹町の自販機のあるところでしばし座って目を瞑って休憩。でも、日差しが強くてジリジリ焼いてくる感じなのでものの10分ぐらいで断念。

    目覚ましにぐいっとコーヒーを飲んで広尾へ。最初に出てくるセブンイレブンをスルーして我々はセコマへ向かう。セイコーマートたちばな店、予習が大事。音別以来久々に出てくるセブンイレブンをスルーしてセコマへ向かうのがキモである。広尾で飯を食っていたらしいヤハギさんが通過していった。

    えりも黄金道路へ。風があって波は高いが強い向かい風というわけでもないので走りやすい。途中、もんのすごい勢いで抜いていった軽装のランドヌールがいた。これがたぶんあのおねえさんがいつも一緒に走っている方で、一日後にスタートして襟裳で抜かれるんだから相当なものである。

    トンネルの前にトイレ休憩を済ます。えりも黄金道路、トンネルが連続していて中は寒いのよね。特にえりも黄金トンネルは寒かった。我々が走ったオホーツク1300で一番寒かったのがここだと思う。

    実に天気に恵まれている。

    PC10 襟裳岬風の館 1065.5km 16:30

    いよいよ最後のPC。ヤハギさんがリスタートするところに入れ違いに到着。手持ちのおにぎりを食べて静内へ向けて走る。残り100km弱。襟裳岬では鹿の群れがいた。道に飛び出してくるなよと祈った。

    えりも町。たまたま盆祭りの日だったらしく、とても賑やかだった。

    静内までもうちょいあるので一度コンビニストップを入れる。襟裳以降はコンビニには困らないので細かく計画しておらず、うっかりセブンイレブンに入ってしまう。せめてものということで道産と書いてあるものにした。

    浦河町。20年前にも来た。この町も祭りだったらしく、20時前通過でちょうど花火の時間帯でしばし花火を眺めてた。

    21時30分頃にローレルホテルに到着。昼間におねむの時間帯があったことで思ってたより時間がかかった。とはいってもちぇりー計画に対してはまだ貯金があるらしい。十分ではないか。競馬脳なのでローレルというとローレル競馬場とかサクラローレルとか思い浮かぶ。

    一番近いコンビニがローソンだったので仕方ない。食事と洗濯をしてさっさと就寝。

    8月15日(月)

    20年前に泊まったエクリプスホテルが見える。

    概ね目処は立っているので、昨日のようなことがないようにちゃんと寝ましょうと6時にリスタートにした。準備をしているとはしやんさん、その後しばらくしてあのおねえさんが通過していった。

    ハイセイコー像。20年前も来ました。浦河産の活躍馬の石碑もあり、大変鬱陶しい競馬ウンチクおじさんになる。

    新冠の壁画。これも20年ぶり。隣にあるカフェのようなところで飯を食った記憶がある。

    泣く子も黙る社台ファーム。どれぐらい泣く子も黙るレベルかみたいなのを解説していく。

    門別競馬場地方競馬中央競馬の違いなどを解説していく。

    鵡川セイコーマート鵡川宮戸店で休憩。地元のバイク乗りのおじさんと話をした。

    社台スタリオンステーションノーザンファーム。馬を眺めているとヤハギさんに抜かれた。結局毎日抜かれた。

    ノーザンファームは心なしか芝の緑色が濃く見えるよね。

    一時停止が多く、完全なる競馬ウンチクおじさんと化しており、「これまでの5日間で一番平均時速が遅くなっているぞ」と苦言を呈された。

    そういうわけで気を取り直してちゃんと走ります。牧場エリアが終わると千歳で、空港に向かう飛行機も見え、標識も札幌とか出てくるのでいよいよ帰ってきた感が出てくる。

    恵庭の道の駅で最後の休憩。ベーカリーがあって非常によかった。

    石狩川を渡るところまで来た。ゴールはすぐそこ。

    最後の最後にまたヤハギさんに抜かれた。飯を食っていたらしい。

    ゴールに近づくと路面がウェットだったけど、幸い雨には降られなかった。

    ゴール セブンイレブン当別太美店 1309.0km 14:56

    15時前にゴール。

    ヤハギさんのツイートを拝借。

    たまたまではあるが非常にタイミングがよく、全然雨に降られなかったし、向かい風もほとんどなし、むしろ半分以上は追い風だったし、気温も暑過ぎず寒過ぎずでこの上ないサイクリング日和であった。

    あと、今回は5日間のブルベとなったけど、なんちゅーか、ゆるいペースとゆるいコースで疲労感はあんまりないものの、5日間というのは食傷気味になってくるな。やっぱり4日間で完結する1200kmは起承転結というか、ちょうどいい感じの枠組みになっているなと思う。

    ちぇりーさんと走っていると出発までの準備時間に差があるので、手持ち無沙汰の時間を有効活用しようと思って今回は日焼け止めとプロテクトJ1を塗るというのを試してみたが、日焼け止めは日中も適宜塗り続けないと意味ないなというのと、プロテクトJ1もあってもなくても大差ないなという感想であった。結局日焼け止めも思いついたときに塗るだけなので日焼けでボロボロ。

    札幌へ

    ゴール後はヤハギさん、はしやんさん、道民のあのおねえさんと喋っているとあっという間に一時間ぐらい経ってしまい、雨も降り始めてしまった。宿をとっている札幌まで走らないといけないが、雨ライドとなったのはこの20kmぐらいであった。