Category: uncategorized

  • 北海道滞在記(前半)

    オホーツク1300を走るために北海道に行ってきたのでその記録。

    仕事の繁忙期でもあるので、移動のために休暇を入れることはしたくないなと考え、6日(土)に北海道へ移動し、8〜10日は北海道で仕事、11〜15日をオホーツク1300、16〜18日を仕事という日程にした。当初は18日(木)の夜に仕事を終えてから急いで空港に向かって帰ってくるつもりだったのだが、居心地がよすぎたので、結局滞在を延長して19日(金)に有給休暇を入れて新千歳空港まで自走して帰ってきた。

    この記事は主にスタート前の飯の記録です。

    8月6日(土)

    まずは6日の夕方の飛行機で北海道へ。そんなに暑くなかったので羽田まで自走。

    輪行スタイルはモンベルの前輪だけ外すやつ。前輪だけホイールバッグへ入れる。前輪とペダルを外して、上から輪行袋を被せるだけなのでめちゃ簡単。ぶかぶかなのでえいやと引っ張ればサドルも袋の中に収まる。

    北海道は20年前に牧場巡りをしたとき以来の訪問。

    札幌駅の近くの宿に投宿。ちぇりーさんは自分より数日前に北海道へ渡っていた。

    8月7日(日)

    札幌駅で無料PCR検査を実施していたので検査を受けてみた。第7波の真っ只中、8月の月初にオホーツク1300を走っていたYさんが帰宅後に陽性反応が出たということを投稿されていた。自分は在宅勤務だし会食などに出向くことがほとんどなくなったので、感染の可能性は低そうではあるが、英会話には行っているし飛行機の中の人が全員無傷とは思えない状況だもんなということで。二日後だったか、メールで結果が送られてきて陰性であった。

    検査を受けた後は自転車の準備をして近場をうろうろ。

    札幌 宮の森のパン屋さん ブランジェリー ラ・フォンティヌ・ドゥ・ルルド Boulangerie La fontaine de Lourdes

    目当てのカフェはいっぱいで入れなかったので、Plan Bでちぇりーさんチョイスのパン屋でテイクアウト。円山公園で食べた後は宿に戻って、札幌競馬場へ。

    札幌競馬場は一度も行ったことがないので、いい機会でもあるしエルムステークスを見にいきましょう。途中のセコマで買ったラスクが妙に気に入り、北海道滞在中に毎日のように食べることになった。札幌競馬場に向かって歩いていると、すごい勢いで手を振ってくる自転車乗りがいた。誰だよこいつと思えばおーのさんであった。広い札幌でたまたま遭遇するとか奇遇にもほどがある。どうにか日本にやってきた台湾のジェイソンさんと一緒に1300を走るそうな。ジェイソンさんはフレッシュのチームを組んだがコロナで来日が叶わず、今回が初めてのご対面となる。オホーツク1300の後におーのさんやジェイソンさんと飯に行く予定で、同じフレッシュチームの新潟のおばたさんも北海道に来るそうな。

    札幌競馬場は初訪問。最高の競馬日和。思えば競馬好き四人が集まった20年前の旅行の際になぜ行かなかったのか謎であるが、たぶん平日だったんでしょうな。札幌競馬場へ行かずにばんえい競馬の岩見沢競馬場(すでに廃止された)に行ってたぐらいだし。

    エルムステークスはフルデプスリーダー。一瞬ウェルドーンがやったかと思ったが。

    霧の下(地図/写真/札幌駅/そば(蕎麦)) – ぐるなび

    宿に戻って夕飯へ。とりあえず札幌駅の駅ビルでそばを。豚丼にしかったが激並びだったので諦めた。まぁ滞在は長いので豚丼は別の機会に。

    8月8日(月)

    平日なので宿でちゃんと仕事をした。朝飯は前日セコマで調達したもの。昼飯もセコマのもの。これからセコマ飯が続いていく。

    バックパックとは別に段ボール一個分の荷物を送っていたので近所の郵便局へ受け取りにいく。

    夕飯はすすきのの寿司屋へ。ちぇりーさんが地元民から仕入れた情報でぱさーるという寿司屋がおすすめだとのこと。回転寿司だが回転していなかった。しばらく並んだが満足であった。これは地元民がおすすめするだけある。

    回転寿司 ぱさーる – 本格派握りの回転寿司

    どんぐり|札幌の焼きたてパンの店

    翌日の朝飯用にパンを買って帰る。

    中に安田さん入ってるかな。

    8月9日(火)

    昨晩買っておいた朝飯。ちくわとか邪道やろと思ったけど、中にツナサラダが入っている。定番というだけあってめっちゃ美味かった。

    日中は仕事。昼飯はセコマ。夕方、仕事を早めに切り上げて聖地巡礼へ。

    ここも行きたかったスポットなので大変満足した。

    おくしば瓦版|スープカレー奥芝商店公式ぽーたる | スープカレーって楽しいぞ

    夕飯は札幌駅近くのスープカレー屋へ。これもちぇりーさんが地元民から仕入れた情報による奥芝商店。美味かった。大満足。

    帰りに翌日の朝食を買った。やはりセコマである。

    8月10日(水)

    日中は仕事。11日発でオホーツク1300を走るために12日と15日に休みを入れる必要があり、がんばってタスクをこなした。昼飯はセコマ。

    そして夕飯と翌日の朝食を北大構内のセコマへ買い出しにいった。

    荷物をまとめて段ボールに詰め込み、オホーツク1300に必要ないものはゴール後に滞在予定のホテルへ送っておく。

    さっさと飯を食べて準備をして寝ましょう。

  • 2022 BRM715 宮城1000km 超ウルトラスーパーフルフラット

    Randonneurs MIYAGI – 2022BRM715宮城1000km

    宮城1000を花巻でDNFして帰ってきた。今回のような状況は個人的には教訓として残しておきたいのでこれは反省文です。

    もともと走る予定もなくてちぇりーさんに誘われてエントリーしたけど、ちぇりーさんは前日の段階で天気予報を見てDNSすると連絡が来た。これが一番賢明だった。自分は雨が降り続くぐらいならなんとかなるでしょうと思い、月曜日の14時〜15時ぐらいにゴールで月曜日中に帰宅できる計画にして、金曜に午後休を取って寒河江へ。

    寒河江駅に着いて輪行解除をしている頃から断続的に雨が降っていたけど、走行の支障になるようなものではなく、普通の雨ブルベという状況でスタートした。山形から仙台へ抜ける峠(関山峠)も斜度がひどくないのでしゃいんさんやオフロスキさんの集団にくっついてさくっとクリアし、仙台へ向けてダウンヒル。仙台の市街地に入った頃に雨脚が強くなって土砂降りとも言える状況であったが、ここまでずっと濡れて来ているので今更雨脚が強くなろうが関係ない。PC1までは90km以上あるけど、関山峠が緩いのでほぼ平坦と言ってよく、食料や水分の補給も必要ないのでノンストップで行ける範囲。グロスでも23〜24km/hぐらいになっていて実に快調。

    国道45号線に入って塩釜から松島へ向かう道中、道端に止まっている車とかが増えてきて、あれ?怪しい?大丈夫かこれ?という状況になってきた。出来立てホヤホヤと思われる土の匂いがする土砂崩れが反対側の車線で発生していて、こちら側の車線にも土砂が流出していたので気をつけて進む。そして松島海岸駅に着くと、はまいぬさんが「この先は冠水で進めないようです」と立ち往生している。たしかに少し先に水没している車も見える。しゃいんさんともう一人の方と四人で迂回先を検討。内陸側へ逃げようにも県道144号は線路の下がアンダーパスになっていて完全に冠水しているので突入したら死ぬ。海岸側の公園にいくつか盛り上がった場所があるので、そちらでどうかといろいろ検討するものの、どこもダメそうなので、少し様子を見て徒歩で冠水場所に突撃。歩道を歩く。うまいこと駅前の冠水場所は通過したものの、PC1のファミリーマート松島高城店までの国道45号にはまだまだ冠水している場所があり、膝まで水に浸かるレベルのものであったので、もう乗車したままでは無理。道路より少し高くなっている歩道でも水の中を歩くという状況。BBからコンポからホイールまでいろいろ新品にしたばかりなのでとても辛い。そもそも下水とか混じってないかこれ?感染症のリスクもあるぞ?というのも不安になる。

    1時20分頃にPC1に到着してとりあえず補給を済ませる。ここの駐車場も水没しつつある。この先はもう無理だろうというのと、雨雲レーダーを見るとこの後さらに雨脚が強くなることが予想されたので、軒先でしゃいんさんやはまいぬさんとどうしましょうかねぇと立ち尽くす。しゃいんさんは主催者側に状況を連絡したそうだけど、対応検討中ということだったらしい。この先は川沿いに北上して一つ山越え(丘?)であるので、氾濫や土砂崩れなど状況はこれまでよりヤバイことが容易に想像できる。どうしましょう。JRのヘルメットをかぶった災害対応と思われる方々がコンビニで大量にペットボトルなどを買っていく。緊急避難指示のアラートがその場にいた全員のスマホで鳴り出す。パトカーや消防車も走り回っている。世の中的にはもう災害時である。そして駐車場の中を車が走ると波が起こって建物スレスレに立っていても波が押し寄せてくるほどにコンビニの駐車場も水没しつつある。じわりじわりと水没範囲が広がってきている。この状況でブルベなんか走ってていいんだっけ?という気持ちにもなってくる。反射ベストを着た自転車の集団が冠水や土砂崩れを突破していくの、かなり悪目立ちしている気もする。

    後続の方々も続々と到着して軒下にびっしり自転車乗りが集う中、最後尾スタートの実走スタッフの方が到着。電話で代表と相談しているようで、「ここにいるみなさんは結論が出るまで一旦ここで待機してください」とのこと。これはここで中止だなぁと思っていたら、「中止にはしない。この先さらに冠水や土砂崩れの状況がひどくなると予想されるが、続行するなら自己責任で行ってくれ(意訳)」みたいなアナウンスが出たので、おおマジかという感想。そうは思いつつ、そういうアナウンスが出るとそういうものかと先へ行く人が出てくる。

    スタッフの方も出発していったし、残っていてもすでに松島や仙台に戻ることはできなくなっているので、2時半頃、自分も雨が小康状態になったタイミングで先へ進むことにした。鹿島台へ抜けるのに一山越えるわけだけど、案の定ここもひどい有様で、登りだというのに両側から際限なく溢れる水で道路が冠水していて車は立ち往生しているし、下りは下りで出来立てホヤホヤの土砂崩れで道路全体が土砂で覆われている。急に現れたのでそのまま乗って突破したけど、すぐ先でパンク修理をしている方を数人見かけたのでやはりという状況である。というかそこでパンク修理していると追加で土砂崩れがあったら巻き込まれるぞという場所だが、自分も土砂の上でバランス取るのに必死だったので一声かけることもできず。緊急災害車両も出ているし災害対応の方も交通整理をし始めているが、みんなここを突破したんだなと。PC2に向かって走っている中でもスマホから緊急避難と思われるアラートが鳴り続ける。その後も下りのど真ん中に一辺40cmぐらいありそうなでかいコンクリ片が鎮座していたりする。直撃するとたぶんホイールが一発で死ぬ。

    5時40分ぐらいにPC2に到着。スタッフの方二名とハヤシさんがいるところに、はまいぬさん、しゃいんさんとともに到着。状況的には随分マシになっていて、雨もほぼ止んだのでレインパンツを脱ぐ。朝飯に弁当を食べて出発。イザベラ600で通ったような道を逆向きに行くので結構見た記憶のある景色があった。いろいろあったが快調に走っていて、PC1での1時間ぐらいの足止めはあったけど、それを除けば走行ペース自体は概ね当初の予定通りという感じ。とはいえ、夜が明けて雨も弱まった中で妙なテンションも落ち着いて幾分冷静にもなり、この状況で完走してリザルトに載るのはそれはそれでどうなの?という自問自答の気持ちも湧いてきつつあり、この先の花巻のPC3で最終判断だなぁということを考え始める。そのうち、先に出発していたスタッフの方々に追いついて話をしつつ進む。迂回ルートが設定できる限りは中止にはならない可能性が高いようだ。

    PC3には9時20分ぐらいに到着。スタッフの方としゃいんさんとともにこの先どうするかという相談。スタッフの方が電話していたけど、「先に行っている方がいるし(おそらくオフロスキさん)、この先の状況を確認してほしい」という伝言もあったようなので続行の様子(渋々という感じではあったが)。花巻から遠野、釜石へ向かうと何かあったときの撤退は釜石線になるけど、その釜石線はすでに動いておらず、この後、雨雲レーダーの真っ赤なやつが進行方向を直撃する予報になっていたので、自分としゃいんさんはここで終了と結論。この状況で行っていいものかと言われると自分にはちょっと行く決断ができなかった。土砂崩れなどがなければ計画通り進みそうだけど、一応クラブのスタッフやAJの理事をやっている立場も考えるとこれ以上進むのは蛮勇であろうなとも思った。続いて到着したはまいぬさんはとりあえず行ってみますと釜石へ向けて旅立っていかれた。

    PC3からは新花巻駅が近く、撤退地点としては申し分なかった。しゃいんさんは寒河江の荷物を回収するのに大変な撤退戦になるそうだったが、自分は今回たまたまドロップバッグもやっていないし(1000km以上ならいつもは準備してる)、寒河江で荷物を預けたりせず全部持って走っていたし、宿も久慈のホテルしか予約していなかったので(二泊目は久慈に着いた時点で秋田の宿を検討する予定だった)、久慈のホテルをキャンセルするだけであった(当日でもキャンセル料無料だった)。新花巻駅で帰り用の装備に着替えて新幹線に乗れば撤退戦は終了。ハヤシさんも花巻で終了ということにしたらしく、一緒の新幹線だったので振り返りなどをしつつ帰った。

    なんというか、正解はDNSだった。またスタートしたにせよ、松島の手前で止めるべきであった。スタートで出遅れたらしいイケダさんが松島の手前で警察に止められてDNFになったとFBに投稿されていたが、松島の冠水を突破したのがそもそもの間違いだった。警察が通行止めにする場所をたまたまタイミングの差で突破した人だけがその後を走り続けただけに過ぎない。いくつ冠水場所を通過したのかもわからない。出来立てホヤホヤの土砂崩れがあったり冠水しているようなところに突撃するのは無謀であった。真夜中で真っ暗な中、冠水していて路面が見えないところを手探り(足探り?)で進むのはかなりリスクが高い。万が一マンホールの蓋が浮いたりしていると、そのままドボンということもない話ではない。帰ってきて一晩寝て振り返ると今回は反省点しかなく、特に得るものはない上に機材を傷めつけただけになってしまった。コース自体は好天ならとても走りやすいと思うので次回の開催時にはぜひ参加したい。またスタート前にこういう災害になっていたならともかく、スタートした後にここまでの災害になってしまったのは主催者としても大変な状況だっただろうなぁと思う。主催者、参加者含めて、スタート時点でここまでの災害になるとは誰も予想していなかったはず。自分が主催担当だったら……今回のような状況は想像するだけで胃が痛くなる。

    あと、今回PBP以来三年ぶりにでかいサドルバッグ(Ortliebのシートパック)をつけて走ったけど、やはり走り辛かった。PBPのときにアップダウンの連続の中、でかいサドルバッグをつけていることによる立ち漕ぎ時の不快感に嫌気が差してルデアックで中身をほとんどパージして、あれ以来一度も使っていなかったのだけど、今回は雨具や帰りの着替えなど荷物が増えたので三年ぶりの登場となった。しかしやっぱりダメだな。スタビライザーもあるけど、重心が高くなってしまうのだけはどうにもならない。来年またPBPに行くなら次回は最近の定番スタイルである小さなサドルバッグとバックパックにするかなぁという暫定の結論。あとはTailfinか。

  • SR600 福島

    www.ar-nihonbashi.org

    昨年エントリーしていて、10月に走ろうかと思っていたのだが、悪天候で延期していたもの。大洗銚子300の後、特に予定もなかったので、天気とにらめっこしつつ、ちぇりー先生と相談して、6月25日(土)の4時スタートとした。福島は東京からだと始発で移動して8時スタートというのも選択肢の一つだけど、この季節だと日が長いので、その利点をフル活用しようということで前泊して4時スタートとした。今回ライトはほとんど使っていない。

    伊達鶏とかいう福島っぽいもの。

    金曜日の仕事を早めに切り上げて新幹線で郡山へ。ちぇりーさんは先に移動してたので、前泊の宿で合流し、駅で夕飯を食べて、翌日の朝食を買い込み、宿に戻ってすぐ就寝。事前の天気予報だと雨に降られるという感じであったが、天気予報は改善傾向。期待している。

    詳細な走行計画は今回もちぇりーさんに丸投げしている。ありがたい。

    PC1 郡山 4:00

    4時のレシートをゲットして母成峠へ向かって出発。

    いきなり工事なんやな。

    郡山駅で雨雲レーダーを見た際には、郡山の少し北を雨雲がかすめていく感じになっていて、ちょっと降られるかもなぁと思っていたけど、思っていたより雲が早く東へ流れてしまい、路面は濡れていたが雨は降らなかった。雨上がりで涼しくていい感じ。ただ、雲があっという間に流れていっただけあって風は強い。風が強いので気づくとちぇりーさんがいなくなっている。

    PC2 母成峠 6:11

    一度下って国道115号から磐梯吾妻スカイラインへ。

    そして福島市へ向けてもう一回下る。

    東側のヘタクソ写真。標高高いところは雲がかかっているけど、下界は快晴っぽくて明暗の差がすごいのだ。

    山の西側は曇っていたけど、東側はカンカン照り。スーパー暑い。関東は酷暑だったようだが、福島も標高が下がると暑い。ただ、湿度がそれほどでもないので我慢できる範囲。

    下りきったところで貴重なコンビニにピットイン。朝飯とする。

    PC3 福島 8:56

    ここから浄土平に向けて長い長い上り。

    前半は直登が続いて辛い。日陰も少なく直射日光に照らされて死んだ。斜度もきついので途中で一度休憩を入れていく。この登りはイザベラの後に車でカマノ隊の応援をしたとき以来。

    休憩の後、しばらく走ったところで自分のチェーンが落ちた。ただのチェーン落ちのようだったし、ちぇりーさんは「ゆっくり行ってるねー」と先に行ってしまった。とりあえずチェーンを戻して走り出したものの、なんか変な音がするし、すぐにチェーンが内側に落ちてしまう。なんでだろーなんでだろーと思い、その度にチェーンを戻して走っていたけど、途中で停車してよくよくチェーンを見てみると、ピンが飛び出してるではないですか。インナーに落としたときに、飛び出したピンのせいでチェーンが内側へ押し出されて落ちてしまう。チェーンのプレートもちょっと曲がっている。

    ミッシングリンクで繋ぎ直せばいいかと思って、近くの工事現場の入り口に陣取って作業を始めたものの、自分の携帯工具だけではチェーンを切れないことが判明した。チェーンカッターを回すアーレンキーがいるけど、携帯工具のアーレンキーは一体化しているので使えない。ということで、ここで詰み。ちぇりーさんに先に行ってもらったのが大失敗だった。メッセンジャーで通話を試してみるものの、電波が悪いし、そもそも通知を切っていると思われるし、困ったなーと途方に暮れる。福島市街までダウンヒルで戻ってしまえばDNFできるし、自転車屋もあるぞという気になったが、さてどうしよう。

    topeak.jp

    余談。これまで携帯工具でチェーンを切ったことがなかったので把握していなかっただけだが、タイヤレバーの裏にチェーンカッターを回す用のアーレンキーが付いているらしい。知らんかった。余談終了。

    とりあえず、自分の手だけで少しはチェーンカッターを回せるので、それでピンを押し戻して、チェーンとしての役割を最低限果たせる形に戻してみる。力をかけなければチェーンが破断することもなさそうなので、インナーローにしてそーっとそーっとこいで進んでみると、なんとかなりそうな雰囲気。ちぇりーさんが途中でメッセージに気付いて待っててくれればそこで修理しようと思って走行再開(結局ちぇりーさんと再会したのは頂上だった)。

    SR600福島のハイライトである。天気がよくて最高。ただ風はめちゃくちゃ強い。

    PC4 浄土平 12:24

    手前に自転車を立てかけるとそのまま飛んでいきそうなので裏側に立てかける。

    ちぇりーさんにアーレンキーを借りてチェーンを切り、ミッシングリンクで繋ぎ直す。無事に走れそうだし他にダメージがあるところもなさそう。チェーンと干渉してしまったのか、FDのスキッドプレートというのがダメになって千切れたが、これはまぁそんなに影響ないはず。PC3まで計画に対して30分ほどの貯金を作っていたけど、ここで30分ほどの借金へ。ちぇりーさんには大変申し訳ない。風が吹き荒れてて怖いのでさっさと下ってしまう。

    磐梯吾妻スカイラインを下り、午前中に登ったところを逆走する形で下り、磐梯吾妻レークラインへ。

    レークラインのアップダウンをやっつけ、裏磐梯セブンイレブンで休憩。日陰に座って飯を食っているところに、自転車乗りがやってきた。よくよく見るとちゃりけんさんではないですか。浄土平、白布峠を越えて、米沢に行き、翌日には福島に戻るサイクリングの途中だそうだ。こんなところで再会するとは思わんかった。久しぶりなのでいろいろと話をし、宮城1000についての話が出たので、「ぜひ途中のPCを通過チェックにしてください!できれば秋田のPCも通過チェックにしてください!」とお願いしておいた。さてどうなるか。

    ちゃりけんさん達は白布峠へ向かうということでお別れして我々は磐梯山ゴールドラインへ。

    PC5 磐梯山 16:36

    磐梯山から下って猪苗代湖へ。めちゃくちゃいい追い風だったのでノリノリで東へ進む。計画より遅れていたのもだいぶ取り返した。一旦コンビニで軽く補給し、PC6へ。

    PC6 猪苗代湖 18:15

    日本一!

    猪苗代湖の南側をぐるっと回って会津若松へ。最後のアップダウンを登っているぐらいで日が暮れ、暗くなってきた。

    PC7 会津若松 鶴ヶ城 20:45

    鶴ヶ城の証跡がよくわからんかったが、とりあえずこれで。

    コンビニ飯も飽きたなということで、吉野家で夕飯。飯を食べていると「ブルベですか!」と声をかけられた。悪いことはできませんな。セブンイレブンでおやつを買って会津若松駅前の駅前フジグランドホテルへ。21時ぐらい。

    近所の温泉の無料券をもらったので、温泉まで出向き、洗濯、乾燥を済ませて就寝。寝る前に某メダル関連の一悶着のため、せっせとLRMへメールを書く*1

    Zzz…

    5時に再開。

    まずは喜多方へ。ど平坦かつ車通りもなく快適。

    喜多方では昨年のフレッシュのスタート前に転倒し、スタートだけ切って、すぐに病院へ直行した一連の事件現場を再訪しておいた。なにせ自分はあの時の記憶がすっぽり抜け落ちていて、スタートのコンビニでレシートをもらった記憶もないし、病院に行った記憶もないのだが、他のメンバー曰く「顔から血を流していたけど、自分で自転車に乗って、スタートのコンビニに行き、レシートをゲットした後、病院にも行った」と言うのである。自分のクレジットカードで支払った形跡もある。が、その記憶は全然ない。

    とりあえず坂内食堂や佐原病院へ。その節はお世話になりました。坂内食堂前で集合写真を撮るべく、レンガ壁の上に自分のデジカメをタイマーでセットし、それを乗り越えて坂内食堂の前へ戻ろとしたときに足を引っ掛けてそのまま顔面からクラッシュしたというのが当時の状況っぽい。タイマーで撮影された写真には悲しいシーンが写っているが公開はしない。

    スタート地点だったコンビニで朝食にし(朝ラーにはちょっと早かった)、出雲神社へ。

    PC8 喜多方 6:32

    ここからは白布峠へ向けて登っていく。二段階の登りである。

    盆地の展望台から。ここからの一望の景色で、米も獲れて周囲を山に囲まれている会津藩は強いなという感想を抱く。

    道の駅裏磐梯で一休み。

    檜原湖畔から。磐梯山がばっちり。

    白布峠、斜度はあるけど、路面がいいので走りやすい。SR600福島については、ここまで基本的に路面がよく快適というのでちぇりーさんと認識が一致した。奥入瀬より快適では。

    PC9 白布峠 10:18

    ここからしばらく山形県。米沢までは下るだけ。

    PC10 米沢 11:14

    目の前にあったファミマで休憩。

    下界に下りてくると暑い。暑い時はフラッペと相場が決まっている。

    ここからひどいひどいと噂の峠駅へ。走行計画を丸投げして全然予習していなかったけど、峠駅までの往復区間ではなくて、その手前の板谷峠の上りにひどいところがあるんだな。認識が違った。

    水窪ダムの手前で右折していよいよ板谷峠へ。

    線路と並走している区間は全然問題ない。並走が終わるといよいよ路面が悪くなってくる。途中でポツポツ来たので慌てて雨雲レーダーを確認。まったく雨予報はなかったけど通り雨がやってくるようだ。それも板谷峠の一番路面の悪い場所で。

    最初は乗っていってたけど、やっぱり全然無理なので押し歩く。このSR600において考えうる限り一番降ってほしくないところで雨に降られたが、寒いわけではないので雨に降られつつ歩いて前進する。平坦なら乗っていけなくもなさそうだけど、斜度が10%を超えたりするので押し歩きで安全第一で行く。

    分水嶺

    峠駅への下りも押し歩きするほどではないが結構な悪路だった。今回、6月のこの時期に4時スタートにしているからいいものの、10月に8時スタートを想定していた去年の計画だったらここが暗闇で恐怖だったでしょうな。

    PC11 峠駅 14:03

    自販機ぐらいあるやろうと思ったが、そんなものはなかった。力餅を呑気に食べているほど計画差で余裕ないなといういうことで、さくっと退出。峠駅から折り返すところもえらい斜度だったので押し歩きで途中まで戻る。

    板谷駅の前に自販機を発見したので思わず停車。生き返る!

    福島市まで下りてきて、市街地を過ぎたところでちぇりーさんが計画していたコンビニで休憩。暑くてだいぶやられているし、川内村の宿までまだちょっと距離はあるけど、すんなり行けばほぼ計画通りぐらいに着くような進捗。ここからは中通りから浜通りへ向かう区間で、阿武隈高地の中を巡る感じ。自分にとっては未知の土地。

    暑いのでどんどん水分がなくなる。

    PC12 田村 20:01

    ここから十数kmのところに宿を取っているので、最後の一踏ん張りで一つ登りを越える。

    ビジネスホテルかわうちへ。震災関連の復興事業に携わる方々の宿泊が多いのだと思われるが、プレハブのシンプルな建物。十分である。少し時間が遅くなったけど夕食を取り置きしていただいた。我々が最後だったので炊飯器を空にしておいた。

    風呂に入って、夕飯を食べ、洗濯、乾燥を済ませて就寝。

    Zzz…

    さすがにだいぶ暑くて辛いなという話になっていたので、当初の計画より30分ほど早い出発にした。

    朝飯におにぎりを作っていただいた。4時ちょい前に出発。わざわざ宿のおじさんに見送っていただいてしまったけど、SR600福島のコースの都合で数時間後にまた戻ってきます。

    まずは小野へ。

    PC13 小野 5:11

    ここからいわき市へ向かって長い長い下り基調。標高も順調に下がってくるので、めちゃくちゃ暑い。まだ7時だぞ。

    全然知らなかったけど、いわきは東北では仙台に次ぐ人口規模らしい。へー。へー。へー。

    PC14 いわき 7:14

    写真だけ取って近くのコンビニへ。

    国道399号川内村へ戻る。三日目は消化試合みたいなもんだろうと思っていたけど、国道399号もなかなかで、斜度15%が続くような箇所があり、狭い道なのに交通量もあるわで、たまらず押し歩き。浄土平と峠駅をクリアしてしまえば阿武隈高地エリアでは高いところに行かないので楽勝と思っていたが、そういうわけではなかった。きちんと罠が用意されていた。

    水分も尽きかけだったので、川内村のコンビニまで数キロというところで自販機休憩。生き返る!

    そして自販機からわずか数キロのファミマでピットイン。この辺では貴重なコンビニ。暑いときはフラッペと相場が決まっている。

    PC15 川内 11:37

    あと50kmちょっとぐらい。もう目処が立ったなと思って安心していたが、そうは問屋が卸さなかった。ポツポツきたなーと思って雨雲レーダーを見ると、真っ赤っかな雲が直撃しそう。逃げ場もなくどうしようもないので、ちぇりーさんがレインウェアを着るのを待ち、最初の峠だけ越えてしまおうと走り出す。が、雨脚は強くなり、横殴りの風も吹くわでまっすぐ走れない。自分ですらこうなのだからどうしようかと思ってたら、後ろから「もう無理ー!」と聞こえたので停車。すぐ近くの民家のおじさんが手招きしてくれているので、そちらへ逃げ込ませてもらった。ゴールも近いし少々濡れるぐらいはええやろと思っていたけど、そういうレベルではなかった。

    平日に休みを取って、ガレージで昼間から酒を飲みながら一人焼肉をしていたところに我々が通りかかったということらしい。タオルや飲み物を準備していただき、30分ほど雨宿りをさせていただいた。雨脚が弱まったところでお礼を言って退出。あのまま峠に突撃していたら地獄だったと思うので本当に助かった。60時間というのが微妙になりつつあったが、残りは下り基調だし大丈夫かな?というところ。ダメならダメでツーリストで。

    第二波が来そうなレーダーの様子だったけどなんとか逃げ切って三春へ。

    PC16 三春 14:35

    最盛期に来たらめっちゃ映える写真が撮れそう。

    最後は時間にも余裕ができ、ゆるりと郡山へ。

    PC17 郡山 15:26

    無事ゴール。ゲリラ豪雨に直撃されたのだけが残念だった。

    すぐにまねきの湯へ移動して、風呂と飯。

    20時前の新幹線に乗って帰宅。

    SR600福島、路面が綺麗というのと斜度がきついところが少ないこともあって、かなり走りやすかった。峠駅に向かう板谷峠グラベル区間国道399号の激坂区間の二箇所を除けば、あとはめちゃくちゃ快適なSR600だと思う。また6月末というのは時期的にもSR600を走るには最高で、日没後の暗い時間の走行をほとんどしていないので(全部で4時間ぐらい)、ライトの予備も不要であった。福島は近いので機会があればまた。

    *1:後日、無事に到着したと福岡から連絡をもらった。よかった。

  • 2022 BRM611 たまがわ300km 大洗・銚子 CENTENAIRE

    BRM611 大洗・銚子300 CENTENAIRE(2022) | AJたまがわ

    自宅からならどちらも時間的には大差ないAJ神奈川の鎌倉300と迷ったけど、結局はこちらにエントリー。大洗・銚子は初めてというのもあるし。

    金曜日は休みにしたものの、パスポートの切り替えとかやってたら結局寝ることなく出発の時間を迎えてしまった。夜スタートはこれが難しい。

    船橋親水公園はコロナが本格的に拡大する直前だった2020年2月末の鴨川200以来。人がたくさん集まる形のスタートも戻ってきた。

    最後のウェーブでにしかわさんと二人でしんがりスタートとなり、海浜幕張駅あたりでハチヤマさんとのあさんに追いつき、そしてさらにその先でちぇりーさんも吸収したので、コントロール1まではこの辺のグループで進む。コントロール1は混んでるだろうということでちぇりーさんと相談し、少し手前のコンビニでトイレや補給を済ませるために離脱。だいぶのんびりモード。

    コントロール1はさくっと済ませて、あとは大洗に向かって淡々と走るだけ。この時期なので4時にはもう明るくなってくる。眠いのがやや心配だが、仮眠するほどでもないのでコントロールや適当なコンビニでコーヒーを投入。

    ここが定番の写真スポットなのか?

    大洗のかなり手前でいろいろな方とスライドしたので、こらもうみなさんとはゴールまで会いませんなという感じ。コントロール1に着いたのってほぼ最後尾であろうし、その後もそんなに追い抜いたわけでもないしな。

    11時ぐらいに銚子に着くと開いてるお店が多くてちょうどいいと思ってたけど、予定より早く着いてしまったので、銚子大橋で写真を撮るついでに適当な店を検索してちぇりーさんが以前行ったことがあるという七兵衛というお店へ。ちょうど自分たちが入った後に続々と客が増え、外に行列ができるぐらいになっていたのでナイスタイミングでの到着だった。めかじきのなんちゃらかんちゃら定食。

    さらに海の幸。大洗でも銚子でもコントロールで某K山さんが寝てた。K山さん、ブルベのときは眠そうにしている姿しか見たことない気がする。

    ドーバーラインの先で数名のブルベ参加者と思われる方とスライドしたが千葉200kmのようだ(おおやさんと喋ってるときはてっきり千葉600の試走でもしているのかと思ってたが、まさかこの週末に200kmが開催されていたとは)。

    芝山のコントロールの手前ですずきさんの姿が見えてきたが、「すずきさんはもっと速いはずなのにまたパンクしたのかな?」というお言葉をちぇりーさんからいだたき、自分もそれに深くうなずいた(パンクではなかったらしい)。

    よい景色。千葉は目印となるような高い山がないので、自分がどのあたりを走っているかが全然わからん。土地勘のない者には難しい。

    よく見るやつだけどこれはなんなん?

    最後のコントロールでぜっとさんや鈴木さんと合流。コントロールのコンビニでダラダラと喋るのも久々な気がする。

    雨が降るという予報だったので、フルフェンダーを装備し、雨具も持ってきていたけど、ゴールまでまったく降られなかった。銚子ぐらいからは雨だろうなーと覚悟していたのに拍子抜け。0時スタートというのが功を奏したという感じ。雨雲が迫っているということもあってゴール受付後はさくっと退出したので、雨に降られることなく帰宅した。シャワって夕飯を食べに外に出たぐらいにパラパラと降ってきたぐらい。神奈川の鎌倉300は雨で酷い状況だったようなので、結果的にはたまがわの方を選んで大勝利であった。

    とりあえず今年もSRメダルを申請できる分は走ったし、100周年記念の300kmも無事終わったので今年のブルベは一段落とするか。

  • 20220606

    日曜日は午後から野辺山600のゴール受付を開設し、23時半頃に撤収。帰宅したのが1時前。久々に有人でゴール受付をやるというのは楽しかった。遊びに来てくれた方もいて大感謝。

    Hideさんがランニングで遊びに来てくれました。テント設置しようと三人で組み立て始めたものの、風が強すぎたので断念。結局橋の下でテントなしで座っているだけという原始的なスタイルでゴール受付をやっておりました。この時期で天気がよければこれで十分かもしれない。

    野辺山600自体はギリギリ隊の多い結果となった。昨年コース検討会をやったとき、このコースに関しては、ぐるっと遠くを回ってくる感じでシンプルで良さそうというので、特に議論もなく新規コースとして開催しようという話になったけど、いざ走ってみるとコースプロフィールの見た目以上にしんどく感じるコースではあった。550kmまで時間に追われる上に、最後の区間も時間を稼ぎやすいコースではないので、二日目は最後の最後まで時間を気にする感じになってしまう。そういう意味であんま気が休まらないコースではあるかも。

  • 2022 BRM604 たまがわ600km 野辺山(事前認定)

    BRM604 野辺山600 (2022) | AJたまがわ

    試走レポートにいろいろ書いたのでもうあんまり書くことなし。

    全然雨の想定をしていなかったけど、飛梅1200の装備のままで、背中のバックパックがスカスカになるのが嫌だなと思ってなんとなくレインウェアの上下を入れていったら、そのレインウェアの上下に命を救われたという感じ。念のためフルフェンダーを装備していたのがよかった。

    高崎までは白馬・木崎湖300のパクリなので何も見ないでも走れてしまう。

    赤城山

    榛名山

    去年下見に行った際には高崎から渋川までバイパスを通ったけど、そこそこ登らされるし信号が多くてあんまりいい感じではなかったので、渋川街道の旧道(?)を採用した。その分高くて見晴らしのいいところには行かないので、赤城山榛名山をババーンと見渡せるところがなくなってしまった。ので、いい感じのところを探した。

    景色はいいんだが、登り基調で向かい風が強いと全然進まない。特にちぇりーさんは辛そう。よって、月夜野のでかい橋を登り切ったところで休憩。オークスの結果をチェックしてたけど、発走が遅れてたのだろうか。スターズオンアースの二冠達成、父ドゥラメンテなので血統を見るとオークス性はも意外ではないけど、あんまりイメージが湧かなかった。

    ここからがまだまだ長い。

    先月に続いてまたやってきました。先月は氷点下でブルブル震えていたが今回はそんなに寒くありません(暖かいわけでもない)。三国峠の新潟側への下りはトンネルが超怖い。湯沢、石打と下りてきたところで暗くなった。で、十二峠というのを登る。

    峠の斜度としてはこれが一番きつい。でも短い。下りは真っ暗なので鹿に注意する。

    津南のコンビニで休憩しているときに長野の宿を予約。向かい風で言うほどペースもよくなかったし、上田まで行くのはちょっと無理ですなということで。

    で、津南を出発して栄村に入るぐらいからポツポツ。雨予報は出てなかったので、油断してたらどんどん雨脚が強くなり、トンネルで一旦停止してレインウェアを着込む。このコースを引いたときに、一番嫌な展開が日没後に津南から長野へ向かうところで雨に降られることだなと思っていたけど、まさにそのままの展開となった。ザーザー降りで雷はピカピカ、やべぇぞこれという状況で無言でとにかく前へ進む。途中、道の駅野沢温泉に避難して休憩するものの、雨雲レーダーを見ても逃げようがない。飯山線の終電もないし、とにかく長野まで行かないとどうしようもないので、覚悟を決めて続行。長野の市街地が見えたときは本当に安心した。レインウェアがなかったら長野でDNFしてたと思う。

    長野ではセレクトインへ。一時間借金を背負うことにして、1時から4時20分まで滞在。

    二日目は予定通りの出発で、一応晴れてはいるものの、なぜか時たま雨粒を感じる微妙な雰囲気の中を上田へ。平坦なのでサクサク進む。

    小諸のコンビニからは浅間山がババーンと見える。

    野辺山高原に入ると八ヶ岳がお出迎え。あんまり時間に余裕がないので、JR野辺山駅なんかはスルー。

    気温は高いけどカラッとしていて風が冷たいので休憩していると結構寒い。

    野辺山から甲府へのダウンヒルは天気がよいと富士山がババーンとお出迎えしてくれるのがよいですね(写真なし)。下界まで下りてくると甲府盆地はむっとしていてとても暑い。標高差が1000mぐらいあるのでさもありなんではあるが、急な変化でなかなか厳しい。

    一休みして笹子峠にアタック。笹子峠では少々借金を背負うかもしれないというペースだけど、その後の下りで取り返せるし、まぁなんとか制限時間には間に合いそうだなという状況でほっと一安心。笹子峠は雰囲気のある峠でいい感じ。

    国道20号の下りはがっつり向かい風で、こういうときちぇりーさんがなかなか落ちてこないので、信号とかで何度も待った。まぁそれでも貯金40分ぐらいまで回復してコントロールに到着したのでもう大丈夫。

    と思っていたら甘かった。なぜか路面が濡れていて怪しいなーと話していたら、尾根幹に入るぐらいで雨が降り出し、レインウェアを着込んだりして時間をロスしたので、最後はギリギリ隊でのゴールとなった。

    ハイライトとなるところが晴れたのはラッキーだったけど、深夜に長野の北部で雨に降られたのはとても辛かった。飛梅1200や近畿400以上の疲労であった。やはり天気が崩れるとブルベ の難易度は上がる。

  • eTrexの電源ボタンが崩壊した

    やっとこさ今週も終わり。毎日打ち合わせと報告をしていた一週間であった。来週月曜は休みにしたので三連休である。土曜は用事ありなので日月で事前認定に行きたい。

    で、準備をしていたら、いきなりeTrexの電源ボタンが崩壊して大変焦った。自分のFacebookの繋がりの中でも複数見かけたぐらいなのでよくある事例のようだ。壊れた時はこういう風にするんだなというのもイメージにあり、それを真似て修理してみた。

    基盤のスイッチを押すゴムの棒みたいなのが割れて、ボタンを深く押し込むようになってしまい、結果として外のカバーも破れてしまう。右側のはまだ棒が健在、左側は割れて崩壊した棒を除去した後。

    tatsunoko911.cocolog-nifty.com

    作業中はそっちに気を取られて写真を撮ってなかったけど、処置の仕方はこのサイトのような感じ。ググっただけでも同じような処置をしている記事がたくさん出てくる。

    穴に合うように消しゴムを切り出して、周りを接着剤で埋めて、上からビニールテープを貼っておいた。電源も問題なく入るし、とりあえずこれで対処療法にはなっているはず。まぁでもぼちぼちeTrexは卒業したいところではあるな。

    plaza.rakuten.co.jp

    自分は雑に消しゴムを切り出して接着剤で隙間を埋めたけど、ここまできっちりやると安心かも。

    www.ne.jp

    これも参考になる。

  • 20220519

    昨日の酒にも負けず元気に起床し、せっせと仕事をした。

    我らがフレッシュチームのメカトラ多発を見かねた台湾のジェイソンさん(エントリーしたものの来日できず)が各人に工具をプレゼントしてくれた。ありがたい。活用できるようにメカトラを発生させたい。

  • 2022 BRM507 近畿400km 京都 紀伊半島内周

    audax-kinki.com

    飛梅1200のダメージが心配だったけど、400km走る分には特に問題なさそう。結局ちぇりーさんは体調不良が解消せず、自分一人で走ることに。あと、福岡1200に関しても半年前に来ていて云々と書いたが、紀伊半島も半年ほど前に二回来ているのでもうお馴染みです。

    筑後船小屋から博多に向かう際に一緒になったわるい関西人に「こんのさんのブルベに初めて参加するんやったら貢ぎ物を持っていかなあかんでぇ」とそそのかされ、博多土産を献上した。

    奈良市内、鹿が多くて緊張感が高まる。

    PC1に辿り着くまでに腹が減ってしゃぁないのでコンビニピットイン。

    話題のあれがあったので飲んでおいた。まぁそもそも普段から睡眠の質が悪いとも思っていないので、とりあえずお試し。

    緊張感が高まる地名。

    ヘルメットをかぶっているし、反射ベストを着ているしで模範的ランドヌールと言ってよい。その先に反射ベストを来た坊さんの像があったけど、ヘルメットをかぶっていなかった。

    PC1、ゴミ箱がないので軽めに。

    吉野に出てしまえばほとんどSR600のコースと同じで、順回りも逆回りも走っているので補給のできる場所も覚えているし時間も読める。早々にコンビニ休憩を入れたりしたので、PC1であまり貯金もなく、ほぼ最後尾と思われたけど、そこさえクリアしてしまえば信号がないので貯金は作りやすいという見込みもあり、あとはもう距離をこなしていく作業に近い。

    絶好のサイクリング日和。

    いらねー。

    おくとろのPC2で久々に他の参加者と会った。

    飛梅1200の回復走にという気持ちでエントリーしたけど、SR600にも使われるコースも通っているので、それなりにしんどい。

    本宮からは中辺路でSR600コースを辿る。Aコープ近露の営業時間に間に合うかどうかが心配だったけど、閉店30分前に到着。この先は補給できる場所がないので、ここで早めの夕飯。

    この先は走ったことのない道が続く。

    日没後に一人ぼっちで和歌山の山間部を走るのはちょっと怖かった。ブルベみがあるといえばそれまでだが、本当に人の気配がない。あと、飛梅1200に気を取られて全然予習していなかったので、意外に登りが多くて辛かった。

    海南あたりだったか、全然想定になかった雨がパラついてきたので焦った。公民館のようなところの軒先に避難して雨が通り過ぎるのを待ったが、10分もかからなかったので本当に一瞬であった。結局GWの雨はこれだけだった。

    そして大阪へ。大阪では深夜の信号峠に突入。結構ストレスであった。こんのさん曰く「大阪を縦断するには他にも道がないわけでもないけどたぶんこれが一番マシ」というルートだとのこと。でもやっぱり大阪を縦断するのはしんどい。

    天満橋

    都島のPCでコーヒーを投入し、最後の区間へ。淀川沿いを流してゴール。

    近所のホテルに泊まっているこんのさんを電話で呼び出してブルベカードを回収してもらい、その後小一時間ほど立ち話。後続の方々が集団でゴールしてきたので邪魔にならないよう退出し、自走で京都駅へ。

    11時半頃の新幹線を予約していたけど、9時に変更して乗車、サンドウイッチを食べて即就寝。

    飛梅1200、近畿400と、充実のGWであった。