http://jra.jp/news/200611/111401.html
2007年度の番組が発表されたわけですが、有馬記念を国際競走にするんだって。マジですか。香港を意識しすぎじゃないか。JCですら外国馬の参戦が少ないのに、有馬記念にわざわざ来るかね。JCとの違いを上手く打ち出せないと共倒れにもなってしまいそうな悪寒。ひっそりと福島牝馬Sが国際競走になったのに笑った。
あと、阪神競馬場の馬場の拡張によって距離変更がいくつか。神戸新聞杯の距離が2400mになるのはGJですな。菊花賞との関連が強まること間違いなし。中距離路線を目指す3歳馬が出ることが少なくなるだろうし。毎日杯とかローズSが1800mに距離が変更されてるのは、明らかに外回り1800mを使いたいからですねw
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有馬記念が国際競走に
カワカミプリンセス降着
エリザベス女王杯
後味の悪い結果になってしまった。
レースはカワカミプリンセスの完勝だったが、直線に向いたところでヤマニンシュクルの進路を塞いだとして失格。カワカミはスタートしてからずっとスイープトウショウにマークされながらも一度も抜かせることなく1着入線。スイープは追い込みを身上とする割には、ハイペースになると追走で脚を小出しに使わないといけないからか、詰めが甘くなる傾向があるが、それを差し引いてもカワカミに届かなかったのだから、今回の差はかなり大きい。
結果的に上位に入ったのはスイープトウショウとディアデラノビアを除けば3歳馬ばかり。世代交代と見ていいと思う。
ちなみに、馬券が当たらなかったから言うわけじゃないが(そもそもフサイチパンドラなんて買ってないし)、進路妨害による不利を与えた場合、どういう基準で失格と判断するのかを具体的に示してもらいたいところ。というか、最近、重賞では必ずといっていいほど審議となるが、あれも勘弁してほしい。カワカミプリンセス vs. スイープトウショウ
今年のエリザベス女王杯はレベルが高い。3歳のカワカミプリンセス、アサヒライジング、フサイチパンドラ、アドマイヤキッス、シェルズレイ、キストゥヘヴンは牝馬3冠で上位を占めた組を、スイープトウショウ、ヤマニンシュクル、ディアデラノビアといった古馬が迎え撃つ。
最近だと2001年のエリザベス女王杯のレベルが高かった。テイエムオーシャン、レディパステル、ローズバドの3歳が出走し、トゥザヴィクトリーやティコティコタックを中心とした古馬が挑戦を受けてたった。今年もそれに匹敵するぐらいのメンバーが揃った。残念なのは現4歳世代のシーザリオやエアメサイアが戦線離脱してしまったことだが、こればっかりは仕方がない。
今年の注目はカワカミプリンセスとスイープトウショウの対決。ただ、人気を背負ったカワカミプリンセスは前のアサヒライジング、後ろのスイープトウショウを意識してのレースになりそうで、厳しいレースになりそう。これで勝てれば本当にすごい馬だけど、競馬は他馬もあってのもの。カワカミを目標にレースできるスイープを上にとってみたい。
◎スイープトウショウ
○アサヒライジング
▲カワカミプリンセス
△ヤマニンシュクル
△ディアデラノビア
△サンレイジャスパーデルタブルースの歴史的勝利
Melbourne Cup
デルタブルースがメルボルンC制覇。前走で好走していたとはいえ、まさか勝ってしまうとは。安易に「歴史的」という言葉を使うのは気が引けるが、今回の勝利はまさに歴史的な勝利だと思う。
メルボルンCといえば、南半球最高賞金を誇り、今年で146回目を数える歴史のあるレース。このレースの日はメルボルン近郊では休日になるほどのレースらしく、日本の有馬記念と勝るとも劣らない祭典なんだろう。このレースで日本馬がワンツー。各国の歴史ある代表的なレースを日本馬が制したのはおそらくこれが初めてで、なんというか期待していなかったってのもあるが、予想外に嬉しい。やっぱりその国の根幹をなすレースを制するってのはすごいことだ。
HorlicksやTakeover Targetにタイトルを持っていかれたものの、そんなものを吹き飛ばすぐらいのインパクトをAussiesに残したんではないかな。願わくば、こういうシーンを凱旋門賞やキングジョージといった欧州のビッグレースでも見たいところだ。
競馬場でのイベントなんかでも誰かにいじられてやっと口を開く程度の岩田さんが馬上インタビューでデカイ声を張り上げて「Very Happy!」とか言っていたあたり、この勝利の重みを感じる。Breeders’ Cup
先週末にはアメリカでブリーダーズカップもあったわけで、こっちはまぁYouTubeで映像見ただけ。
BC Juvenileを勝ったStreet Senseというのが強かった。というか、アメリカ競馬というのは道中も忙しいなぁ。
BC Turfをパリ大商店2着のRed Rocksが勝ったということは、今年のパリ大商店は実は相当レベルが高かったのだろう。一時は今年の欧州3歳馬は例年に比べてレベルが落ちるといわれたものだが、終わってみればパリ大商店組が凱旋門賞とBC Turfを制したわけで、強いのが王道路線にいなかっただけともいえる。にしても、Hurricane Runは悲しい終わり方だ。父Montjeuそっくりな晩年の凋落ぶりであった。しかし、Montjeuにせよ、Galileoにせよ、大物を出してくるなぁ。
BC ClassicでDavid Juniorが競争中止してたけど大丈夫かね。JRAが購入したばかりだというのに。おまけ
ノーザンテースト最後の産駒が登録抹消 | 競馬ニュース – netkeiba.com
時代を感じる。サンデーサイレンス産駒は今年の3歳がラスト世代なので、今回と同様に最後の産駒が8歳ぐらいで登録抹消されるとすると、あと5年か6年ぐらいでサンデー産駒のいない時代がくるわけだ。連休中の競馬
某雑誌はG1の谷間とか書いてましたが、今週もしっかりG1はあるわけですよ。
JBC(交流G1)
ブルーコンコルドとタイムパラドックスが揃って連覇。
メイショウバトラーが完全に勝ちパターンに持ち込んで抜け出したのに、あっさり差し切ってしまうのだから今のブルーコンコルドは相当に充実してる。カネヒキリやアジュディミツオーがいなければフェブラリーSでも期待できそう。
タイムパラドックスはもう完全に終わったと思ってただけに意外。古豪という言葉がピッタリ。シーキングザダイヤのG1の2着8回目は、ちょっともうこれは才能なのではないかと思えてきた。狙ってやってるとしか思えん。アルゼンチン共和国杯
アドバンテージを三連複の2頭軸の一頭に加えてたんですが、さすがにテンの3Fが速すぎではないかね。あそこで抑えてくれると期待したんだが。ま、もう一頭の軸のウインジェネラーレが伸びそうで伸びずだったので、どっちみちですが。
馬生いろいろ
バラゲーが引退した喪失感を全力で感じてる。ディープが引退するよりも喪失感は大きいのでは。5年間ずっと重賞戦線で走り続けていたヤツがもうそこにいない、走ってない寂しさ。
で、今週のアルゼンチン共和国杯の登録馬を見ると、ウインジェネラーレとルーベンスメモリーが登録してる。両馬とも片目の視力を失ってもなお現役で走り続けてるとこが凄い。しかもこの今回のメンバーなら両者ともにチャンスがないわけではないので要注意。
特にウインジェネラーレはオールカマーでよく追い込んで勝ち馬と差のない競馬。右目を失明してるので右回りコースだと内が見えないという恐怖もあるだろうに、それで善戦するのだからねぇ。今年のオールカマーは例年になく厳しいペースでレースが流れたために、毎日王冠ともども天皇賞に直結したレースになったが、そこで0.1秒差なら今回はかなり期待していいかも。また2着なノリさん
土曜日は大学にいたのでレースはリアルタイムで見れなかったけど、すぐに映像をチェックできるのはやっぱりJRA様のおかげ。
武蔵野S
フサイチリシャールが1.9倍の人気に推されてるのに全力で引いた。人気しすぎ。完全に父クロフネの再来を期待したファンとそれを煽ったマスコミのせいだ。しかも父の武蔵野Sの勝ち方の再現すら期待されているような空気を感じた。さすがにちょっとかわいそうかなという気もする。
スワンS
よく分からん。プリサイスマシーンは休み明けですよ。スプリンターズSで好走したメイショウボーラーとタガノバスティーユが激しく撃沈しているので、やっぱり今年の短距離路線はアレだなぁとの思いを強くする。
天皇賞(秋)
ノリさんが2週連続、秋天では2年連続の華麗な2ゲット。神業ですな。
トリリオンカットがレース前に放馬で除外。カンパニーもゲートで暴れて外枠発走。実際には15頭しか走らなかったと言ってもいい今年の秋天。マルカシェンクには同情する。アドマイヤムーンが3着に突っ込んできてるのを見ると、好勝負できたと思うよ。
インティライミが多少早めかなというペースで逃げたものの、2番手のダイワメジャー以下は平均ペースぐらい。平均から少し早めの流れで後続にも脚を使わせ、そのまま前で粘りこむのはダイワメジャーのお得意の流れ。展開がダイワメジャーに味方した。馬場も良かったようだし。
ちなみに、ダイワメジャーから流したものの、夏から使い詰めのスウィフトカレントはさすがに2ゲッターのノリでも持って来れないだろうと思って消し。実にしょぼい。今年のNHKマイルCのときもそうだったが、こういうとき(肌で感じろ)こそ買うべきなんだろう。天皇賞(秋)は17頭立て
ディープインパクトが秋の天皇賞に出るかもしれないということで、除外されるのを恐れてやむを得ず菊花賞に出たマルカシェンクや、故障で引退を余儀なくされたバランスオブゲームのことを思うと、いろいろな思いの過ぎる17頭立てである。ただ、ディープインパクトもハーツクライも出ていない中で、悲観するほどでもない好メンバーが揃ったのは喜ばしい。春の時点ではG2クラスの馬がG1を勝つ最後のチャンスだとか思ったものだ。
スイープトウショウとアドマイヤムーンの前走の勝利によって、今回のレースがグッと興味あるものになったのは確かなんだが、スイープトウショウは休み明けで限界ともいえる末脚を使ったこと、アドマイヤムーンに関しては今年の札幌記念は決して強くないメンバーだったことを考えると、この2頭がすんなり勝つとも思えない。
というわけで、ダイワメジャー本命としたい。喉の手術を受けてからはマイルから中距離で安定した成績を残しているし、前走ではダンスインザムードを差し返しての東京初勝利。本命にしない手はない。あと注目すべきは、カッチーに乗り変わってから脚質転換に成功したローエングリン。今回は大先生だが、決してマイナスにはならない(どっちもどっちという気もするが)。前走も追い込んで0.2秒差の3着まで来た。脚質転換後の成績を見ると、ここでも、と思える。ダンスインザムードは去年、一昨年と人気薄で好走しているし、今年は順調に来ているだけに重要視してもよさそうだけど、過去の好走はマークされなかった面が大きそう。ダイワメジャーとの対戦成績を考えても、完全に分が悪い。
◎ダイワメジャー
○ローエングリン
▲ダンスインザムード
△アサクサデンエン
△スイープトウショウ
×カンパニー
×オースミグラスワン