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Paris-Brest-Paris 2023: 渡航・受付・お見送りなど

17日(木)

17日午前1時の羽田発カタール航空ドーハ経由のフライトだったので、16日に仕事を終えてからすぐに羽田へ移動。早めに着いたので同じような時間帯のシンガポール航空組のぜっとさんやエールフランス組の方と時間を潰した。

ドーハのトランジットは一時間ちょっと。出発ゲートに移動するだけです。

CDGに到着して自転車が出てくるまでに空港のATMでキャッシングで現金調達。前回の残りの60ユーロに150ユーロ分を足しておいた。コントロールでちゃんとクレジットカードが使えれば現金はほとんどいらないはずだが。

自転車をピックアップした後はUberでタクシーを呼んでランブイエまで。前回は同行の方々と三人でVanを借りたけど、一人なら小型車で十分。とはいえ結構なお値段になる。乗り換えの手間とかを金で解決である。実際に来たのはTOYOTA CH-Rなので小型SUV。後部座席にそのまま乗せて自分は助手席に座っていた。

今回はランブイエのフランス人のお宅の一角を借りた。次の日以降フレッシュで同じチームだったおかださんやおーのさんも到着の予定。

とりあえずまずはランブイエのセンター通りへ。久々だなーと思ってぶらぶら歩いていると、RUSAのPatrickに声をかけられた。第一村人からいきなりの知り合い。世界中からランドヌールが集まってきているとはいえ世界は狭い。メルキュールホテル前のテラス席にいたシアトル御一行などに挨拶をした。スーパーが閉まっちゃう前に食料を調達し、部屋に戻って自転車を組み立て、試走がてらスタート地点近辺をうろうろ。

自転車は輪行バッグを引き摺られたのだろうと思うが、底が破れてシートクランプに傷が入っていた。まぁ走行には支障ない。

18日(金)

丸一日フリーで空いているのはこの日だけなので、朝からパリ方面へサイクリングへ。

ルートを決めていたわけではないので、ヤマカンでランブイエからサンカンタン方面へ行こうとするも、ランブイエの森のグラベルのようなところに突っ込んでしまって迷子に。そしてクリートを止めているネジも紛失。行ったり来たりをして何とかサンカンタンに着くも、ぜっとさんは諸事情あってまだホテルに未着。待っていてもいつになるかわからんので一人でパリ方面へ向かった。地元民がバゲットを片手に自転車に乗っているのを見るとフランスに来たな!!!という気持ちになりますな。

ちょっと雨がぱらついたけど気にしない。本降りになったらどこかで雨宿りしよう(レインウェアは持っていない)。

かつてエルコンドルパサーサンクルー大賞 (Grand Prix de Saint-Cloud) を制したサンクルー競馬場。日本調教馬の欧州の2400m(英ダービー凱旋門賞が行われるクラシックディスタンスである)のG1制覇はいまだにこの一勝のみである。

こちらはロンシャン競馬場の2400mのスタート地点裏。つまり凱旋門賞のスタート地点で映るあそこである。ちなみにパリのサイクリストはロンシャン競馬場の周りをトレーニングで走るそうで、結構な人数のサイクリストが周回していた。競馬ファンにはお馴染みであるが、ロンシャン競馬場は高低差の大きいコースであり、競馬場をぐるっと取り囲む道路を走るとそのアップダウンを感じることができる(言うてまぁ自転車にしてみれば大した斜度ではない)。

こちらはオートゥイユ競馬場の正門。あまり馴染みはないが障害競走の競馬場である。

他にヴァンセンヌ競馬場(繋駕速歩競走が行われる)などもパリにあるがちょっと遠いのでパス。というか、8月は日本と同じように夏競馬シーズンなので、主な開催はドーヴィルであり、パリの競馬場での開催はない。

ヴェルサイユからサンクルー、ロンシャン、オートゥイユと競馬場を巡ったところでぜっとさんにキャッチされた。

定番のスポットを巡って、モンパルナスから電車で帰宅。おーのさんやおかださんも到着し、賑やかになった。

19日(土)

AJの集合写真を撮る役目を仰せつかったので、その時間に合わせて行動。といってもどうせ暇なので、メルキュールホテルのエントランスに陣取って道ゆく人に声をかけていた。知り合いが通るので楽しい。

オージーズ。みんな去年のPerth以来。

AJの集合写真を撮った後、前日に紛失したクリートのネジを調達するためにランブイエの自転車屋へ向かった。

そしてあっという間に直してくれた。修理代もいらないという。申し訳ない。

戻ってAJたまがわの集合写真。自分の受付は翌日の予定だったけど、時間もあるのでたまがわ御一行と一緒に受付へ。

途中、久々にEricに会った。コロナ禍でZoomを使ったAJとRUSAの懇親会をしようという話があったけど実現しなかったので本当に久しぶり。右のChrisさんは自分で作ったフレームで走るらしい。それ、いつかやってみたい。

書類の受け取りはあっさり終わった。自転車で行ったので駐輪場から出る時にリストバンドをつけろとかナンバープレートをつけろとかうるさく言われたが、うるせえ月曜スタートなのにこんな拘束具を今から付けられるかと思い、担当のおっさんと押し問答を繰り返した後、そのまま出てよいという権利を勝ち取った。

戻った後はフレッシュを一緒に走った台湾のジェイソンと夕飯。ジェイソンはPBPには参加しないけど、Transcontinentalに出ていてヨーロッパに滞在していたのでわざわざランブイエまでやってきた。自分は21日スタートまでまだ時間があるのでビールも飲みます。

20日(日)

財布を紛失したおーのさんのために自分のキャッシングで現金を調達するべくランブイエの銀行へ。これからは高利貸しとして生きていきたい。ちなみにおかださんもすでにスリ被害に遭っているので、同宿の三人のうち二人がやられているという危機的状況(その後おーのさんのものは無事に戻ってきた)。自分も気をつけねば。

ランブイエの通りを歩いていると呼び止められた。去年のPAP1200で一緒にゴールしたScottであった。奇遇〜。

その後、80時間、90時間のスタートを見届けるべく、午後はずっとスタート地点でウロウロしていた。

最後に90時間の21時発のおーのさんを見送ってから宿に戻った。Audax JapanのFacebookグループに大量に写真を投稿しておいたので気になる人はそちらをご確認いただければ。写真を投稿していたら日付が変わってしまった。3時半起きなのでさっさと寝なければ。