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2024 RM710 岡山1300km 三海

岡山1200の後、リザルト処理関連で澤田さんとメールのやり取りをしている中で岡山1300の話題になり、いろいろ考えた結果参加することにした。締め切り直前にエントリー。7月のブルベなんて暑さで苦しむに決まっているし、しかも今年は一週前にどえらい酷暑でこれはもうあかんのではと思っていたのだが、天気予報によると開催期間中は雨でしかも気温が上がらんらしい。酷暑より雨の方が走りやすいやろと思い、フルフェンダーを装備して岡山へ。この季節なので防寒もいらないし、最近買ったモンベルのサイクルレインジャケットとシャワーキャップを雨具として持ち、ウェアは真夏装備とした。どうせ濡れるのでテムレスとかシューズカバー、レインパンツみたいなのは持たない。レインウェアを着たって汗でぐちょぐちょになるのだ。

今回はざっくり

  • 早島〜須崎 430km 22:00-22:00
  • 須崎〜尾道 270km 4:00-22:00
  • 尾道〜米子 295km 4:00-22:00
  • 米子〜早島 315km 4:00-22:00

という大雑把な計画。毎日4時間〜4時間半ぐらいは寝るようにしたい。二日目以降は18時間を目処、須崎〜尾道の四国カルストは時間かかりそうなので270kmで18時間の見積もり。

10日は16時まで自宅で仕事をした後、新幹線で岡山へ。岡山駅の時点で雨が降っていたので早島まで輪行にした。岡山駅からはトニーさんやっきいさんも同じ電車だった。

Day 1: 10日-11日

ブリーフィングを終えて外に出たらすでに豪雨になっていた。とりあえずレインウェアを着ておく。が、すぐに水没して意味のないものになってしまった。台風でもここまで集中的に降ることはないんじゃない?っていう雨の強さで道路も水たまりだらけ。AJ岡山でSR600の事務作業を担当しているという方(もえうどんさんというらしい)と話をしながら鞆町へ向かった。ここに来るのは今年三回目である。関東の民なのに。

雨が止む気配もないし、雨雲レーダーを見たってこりゃあかんなしゃあないなって感じなのでさっさと切り上げてしまなみ海道へ向かう。ここも先ほどのもえうどんさんと一緒。渡船の営業時間外なので尾道大橋で向島へ渡る。因島大橋は上に道路が通っているので屋根がある構造だが、雨漏りみたいな状況で酷かった。生口島のローソンで一旦休憩を入れ、さらに南下。大島でもえうどんさんがパンク。ちょうどいいところにコンビニがあったし先に行ってくださいというのでここでお別れ。

伊予西条のファミマへ。UFOライン前の最後のお店、かつしばらくコンビニがないので、ここでちゃんと食べて、ポケットにおにぎりやパンを突っ込んでおく。ここから一日目の最高地点までは寒風山トンネル、UFOラインと40km以上登る。時間かかりそうやの。4時間ぐらいだろうか。

登っている時は雨が降っていたが雨雲の上に出たのか、UFOラインはそこそこいい見晴らしであった。下りはツルンといってしまいそうなコケが生えたところが多くて慎重に下った。長い下りは眠くなるな。

いの町で久々のコンビニ休憩をした後、高知方面へ。

高知競馬場!かつての経営難はどこへやら、最近は所属馬も全国交流で成績がよい。隔世の感がある。

香南で折り返して須崎へ。雨は止まないし海岸沿いの単調な直線は眠くなるし、さらに車が飛ばしてるので怖い。

21:30頃に須崎に到着し、ホテルの最寄りのファミマで食糧を調達してホテルへ。予定していたよりちょっと早かった。

Day 2: 12日

3時過ぎに起きて準備をし、ファミマで朝飯を食べて、4時過ぎに出発。尾道まで行く予定なので、カルストと獅子越峠を午前中にやっつければ午後は平坦としまなみをこなすだけ。

出発してしばらくするともえうどんさんと再会。ホテルなし戦法らしい。カルストの登りの途中までを一緒に走り、補給するので先に行ってくれとおっしゃるので先に進む。

ワァ……真っ白……

獅子越峠へのアプローチは荒れた林道だった。

内子、砥部を通過して松山へ。大昔に大洲の住民だったことがあるのでこの辺の地名には馴染みがある。

しまなみをまだ残照があるうちになんとかクリア。20:30頃に尾道渡船の手前の台湾料理屋に入って夕食。

渡船で渡ってすぐのところのホテルにチェックイン。2021年の岡山1200でもお世話になったホテルだ。予定より1時間ほど早いので出発を1時間早めて3時出発にする。

Day3: 13日

尾道からは岡山1200で通ったルートの逆走(一部違うようだが)。景色も見覚えがあるのでアウェー感なし。上下のセブンイレブンで休憩し、庄原東城のローソンへ。

東城からさらにおろちループに向かって登っていくが、全体的に斜度が緩めなのであまり登っているという感覚はなし。北から南へ向かう方が大変じゃなかろうか。

備後落合駅。鉄道ファンの聖地なのだという。

おろちループ。この後はながーい下りで一気に時間を稼ぐ。この日は晴れて暑かった。

出雲大社で写真を撮ってコンビニへ。さてここからが大変だった。出雲から宍道湖沿いに東へ進むわけだが、ずっと向かい風でなかなか進まない。グダグダになって江島のファミマで休憩し、なんとか美保神社へ。少し戻って境港駅の写真を撮り、宿のある米子へ。

19:30頃に米子に到着。コースを外れて米子駅前のホテルに向かう途中にあった吉野家で夕飯を食べ、駅前のユニバーサルホテルへ。20時に到着したので予定より2時間早い。なので出発を2時間早めて2時にする。

Day 4: 14日

まずはコース復帰してすき家で腹ごしらえ。米子から鳥取県を横断して岩美町へ向かう。雨がポツポツ来ているが、もう雨とか雨具とかどうでもいいのでとりあえずノーガードで進む。湯梨浜のコンビニで休憩し、ブラックコーヒーをぐいっと一発決める。

岩美町に到着すると進路を南に変え、岡山方面へ向かう。登りがいくつかあるが四国に比べたらかわいいもの。

右手峠。うてとうげと読むらしい。

美作市街へ向かって下る。そろそろ腹も減ってきていて、そういえばローソンでポプ弁でも食うかという気持ちで頭がいっぱいになりローソンローソンと考えながら走っていると美作湯郷のPCを完全に認識違いするミスで行ったり来たり。PCはローソンだと思っていたけど、正しくはセブンイレブンだった。迷子になってローソン目指して引き返したりしていたのはなんだったんだ。PCで飯を食べていると別の参加者の方がやってきた。別の参加者に会ったのはカルスト以来。が、店からなかなか出てこないうちに自分が先に出発したので特に会話もなく。

あとは平坦なので調子良く飛ばしていたら和気町で車が抜いて行く時に水たまりに追いやられたところで後輪がパンク。近くに屋根のある場所があったのでそこまで移動して修理をした。やれやれ。

19:30過ぎに早島に到着。美作で一緒になった方もちょうどゴールしたところであった。元々は郵送受付だったが澤田さんが来てくださったので、その場でブルベカードを記入して渡しておいた。そのあと澤田さん野望を語るトークが始まり、解放されたのは21:15頃であった。1時間ぐらい立ち話に付き合った。今回最大の峠だったかもしれない。

近くの大阪王将で夕飯を食べて岡山に行った時の定宿になっているベッセルホテル倉敷へ。

15日

ベッセルホテルはとてもいい。毎回泊まっている。お気に入り。朝飯を食べてもう一度フィニッシュのコンビニへ。後続の皆さんを出迎えてから帰宅しましょう。

と、コンビニまで行く途中に前輪がパンクした。やれやれ。

おーのさん達を含むみなさんを出迎えて全員の所在が判明したところで終了。早島から輪行で帰宅した。

岡山1300、RWGPS上だと獲得標高がえらい数字に見えてしまうけど、1300kmで13000m以下なので常識的な範囲内だと思う。UFOライン(1700m)と四国カルスト(1400m)が標高の高いところまで行くのでやや難易度アップであるが、配置的にどちらも普通に走れば日中の通過になる。また、四国をクリアして中国地方に戻れば最高地点のおろちループの700m程度なんて平坦みたいなものに感じる(尾道から小さなアップダウンを繋いでおろちループへ至るので一つ一つの登りは大したことないし斜度もない)。いずれにせよ、延々ときついアップダウンが続くというより、一日のうちのある部分に登りが詰まっていて残りは平坦みたいなプロフィールで走りやすい設計ではある。夜スタートでちょっと難易度が上がるけど、これはまぁ仕方ないかな。