Tag Archives: Super Randonnée

Super Randonnée “S.K.Y.LINE” 富士箱根伊豆国立公園

10月5-7日で走ってきた。新横浜6:48の新幹線に乗れば7:21には三島に着く。そして新幹線改札を出てすぐのところがスタート地点。コンビニもある。とても便利。8時にはスタートできてしまう。

天気予報は5日の午前中だけ雨が降りそうという予報だったが、結局三日とも雨が降った。これは想定外。

8時にスタートして天城越えをして南伊豆へ。天城まではシューズは濡れているが水没しているというほどではないという程度の雨だったけど、天城トンネルに着く頃にはザーザー降りでずぶ濡れ。で、河津、下田と雨は落ち着いた。石廊崎から西伊豆へ回って西伊豆スカイラインへ。雨で思ったほどペースが上がっていなくて、当初は西伊豆スカイラインは明るい内に通過できるかもと考えていたけど、仁科峠に着いた時点で日没寸前。そしてガスっていて視界は真っ白。どうもまた雨のようだ。さらに悪いことに雷がピカピカ光っていて、こんな高度が高い吹きっさらしの場所を一人で走っていて雷に撃たれたりしないだろうかと不安になった。視界も5mぐらいしかないので、西伊豆スカイラインのアップダウンもノロノロ運転。途中、一台の車とすれ違ったが、しばらくするとUターンして戻ってきた。「下まで乗せて行こうか?」と。まぁ状況だけ見るとほぼ遭難してるようなもんだしな。丁重にお断りした。十国峠は横殴りの雨。一体何をやっているんだという気持ちになる。湯河原のすき家で飯を食って、小田原に着いたのが日付が変わる頃。なかなかしんどい一日目であった。

二日目は6時にホテルを出て、近くのコンビニで補給してからスタート。足柄峠、明神・三国峠とパンチのある峠が続くが、足柄峠を登っている途中で雨が降り出し、明神・三国峠は本降りに。明神のとても斜度がきついところでダンシングしようとしたら後輪がスカッと空回りしたので諦めて押し歩き。三国峠から少し下った展望スポットはもちろん真っ白である。山中湖のコンビニで休憩して、二連続の林道へアタック。ただ、この二本の林道は斜度が大したことないのでそんなに大変ではなかった。SR600みがあってとてもよい林道だと思う。若彦から下って伊奈ヶ湖へアタック。こちらはとてもきつい。ちょうど日没の頃にエコパ伊奈ヶ湖へ到着。折り返して下る頃には真っ暗であり、本来眼前に広がるであろう富士山はまったく見えず。19時過ぎに下部温泉に到着し、手持ちの補給食を食べてから本栖みちへ。21時前に登り切って22時前に鳴沢の道の駅へ。自販機でエネルギー補給をしてサクッと下る。この日は23:20に凱旋門賞の発走があるので、それまでに富士宮に下り切って中継を見ようという目的で気持ちよくダウンヒルをキメた。23:10頃には富士宮に到着したので無事に中継に間に合った。その場でホテルを探して予約して駅前のホテルで一泊。

最終日は6時に出発。富士山スカイラインにアタックする前にすき家で腹ごしらえをして、コンビニで補給食も買い込んでおく。クライムプロが35kmの登りとか表示するので本当にメンタルに来るが、そうは言ってもこのコースでこれまでに登ってきたほどの斜度ではないので、脚的にはそんな大変でもなかった。このコースの核心は西伊豆から伊奈ヶ湖にかけての連続する激坂であり、富士山スカイラインは消化試合みたいなものである(終わった脚で挑む消化試合ではあるが)。五号目から下り、御殿場で休憩をしてから最後のステージである箱根へ。乙女峠を登っているときにポツポツ来て、須永君碑で写真を撮っているとまたざーっと雨が。やれやれである。大観山も当然のごとく景色は真っ白。結局、一枚も富士山の写真がないままフィニッシュとなった。主担当様からは「富士山の写真がないのでゼロ点!」との評価をいただいてしまった。

コースプロフィールを見ると富士山スカイラインの部分が目立つが、このコースの難所は西伊豆から伊奈ヶ湖までである。どの坂も馴染みがあるけど、こいつらを続けて走るとなかなか脚に来るのである。一つ一つの坂がていねいにていねいに脚を削ってくる感じ。そこと比べると本栖みちや富士山スカイラインはとてもマイルド。

帰りも新幹線に乗ればあっという間に帰宅できるので、走りに行きやすいコースである。まぁまたいつか。

Super Randonnée 上毛三山

SR600JS(上毛三山)-overview – AJ群馬 Audax Randonneurs Gunma

6月は日が長いのでSR600にはとてもよい。

金曜日の4時発。スタート時は雨が降っていなかったけど、伊香保温泉への登りでポツポツ。榛名山を登っているときに本降りになってきた。今の季節は寒くもないし多少濡れても問題ないけど、レインウェアなしでは辛い雨だったので諦めた。

上毛三山は前半の山場が景色の見所だと思うが、残念ながら一日目はただ真っ白な霧の中を走っていただけだった。さらに下仁田あたりからパワーメーターが普通に走っていても500wから700wあたりを示すようになったので、水没したかと思って何度も停車して軒先をお借りして拭き拭きしたりするものの全く改善せず。岡山1200のときも雨で異常値が出るようになったけど、雨の度にこれではなぁ。こんだけパワーが出るならTDFを優勝できるのではないか。あと、標高の値もおかしくなっていたが、これはまぁしょうがない。

中之嶽神社への登坂中にザーザー降りになり、妙義山は一瞬たりとも見えなかった。下りも道路が滝のようになっていたのでおっかなびっくりで全然スピードが出せない。二度上峠からは浅間山が見えるはずだがこれも真っ白であった。

長野原と草津でコンビニ休憩を入れて野反湖へ。野反湖では雲を突き抜けてようやくスカッとした景色を拝めた。雨で予定からだいぶ遅れていて、明るい内に暮坂峠を通過したかったが暗くなってしまった。21時過ぎに四万の宿に到着。元々は近所の寿司屋で夕飯にしようと思っていたけど、雨とパワメのトラブルで間に合わないこと間違いなしだったので、草津のコンビニで買ってあったおにぎりで済ませた。

野反ダム – Wikipedia

ちなみに野反湖は信濃川水系らしい。てっきり利根川だと思っていたのだが、野反湖を眺めたときにこれはどこから川が流れ出ているのだろうと思ったら、北側にダムがあるらしい。学びがあった。ブルベであちこち行って湖を見るたび、これはどこから川が出て、どこに繋がっているのだろうというのが気になって仕方ない。

二日目は4時にスタートするつもりで起きたけど、外はザーザー降り。幸い5時には止みそうだったので一時間ほどゴロゴロして時間を潰した。ブレーキレバーがスカスカになってきたのでEQUALのブレーキキャリパーを調整してから出発。ポツポツ降っているぐらいなのでレインウェアなしで大丈夫なぐらい。

中之条のコンビニで一休みしてからロックハート城に向かっていると反射ベストの方とすれ違う。どうもRさくらの渋峠行きの参加者だったようだ。

水上のファミマ(北関東の際に立ち寄った)で休憩してこんろく峠までの食料を買っておく。なんせ長いし。片品のデイリーヤマザキ(北関東の際に立ち寄った)でまた休憩。こんろく峠も赤城山への登りも日陰が多くて助かる。赤城山なんて南側から登ると太陽にやられそうだが、北から登るので直射日光を浴びるということがなくて快適だった(登り自体はしんどいが)。

赤城山から下りてきてからのアップダウンが大変。からっ風街道、名前からしてろくなもんじゃないだろうなと思ったが、嫌な予感の通りであった。

まだ明るい内に草木橋に到着。あとは桐生まで。桐生駅前のホテルを予約してあったので駅の周辺で夕飯にしようと思っていたけど、駅前をうろうろしても何もないのな。一人だとこういう予習を全然やらないので結局コンビニ飯。

三日目は4時にリスタート。最終日は市街地の平坦路と登りが一つだけ。登りは蛇喰渓谷というらしい。一部急なところがあったけど全体的に緩やかな登りだった。下りは狭い上に道が荒れてるし、対向車も来るしでちょっとヒヤヒヤした。

9時半前に高崎駅に到着。10時14分に小田原行きがあるようのでそれに合わせて帰宅準備。スタート前日に登利平に行ったし、午後には雨が降る予報なのでさっさと帰る。高崎は武蔵小杉まで乗り換えなしで帰って来れるのでアクセスはいいな。宇都宮もだが。武蔵小杉に着いたらポツポツ来ていたので急いで帰った。

上毛三山、高崎を中心に三方を山に囲まれた群馬の地形と群馬から一歩も出ないテーマが合致したいいコースだった。ダメだと思ったら高崎方面に下ればいいだけでエスケープもしやすいし万人向けのSR600だと思う。

Super Randonnée 北関東

今年は早い時期から暑過ぎてBRMを走るのはもうしんどいので、自分で日程を選べるやつを走ろうと思い、6月はSR600の北関東を走ることにした。SR600はあんまり夜間走行をしたくないので夏場に走りたいところだが、かといって8月なんかに走ってしまうと下界で茹で上がってしまう(8月のSR600富士で完全に茹で上がった)。ので、時期的には6月の梅雨になる前が一番いいのではなかろうか。6月だと冬季閉鎖が解除されていない道もあるが、今年は坤六峠も関田峠も開通している。

朝5時スタートで初日は津南までの240km。二日目は渋川までの250km。最終日は120kmだけの計画。

初日は19時過ぎには津南に到着したので、夜間走行はほぼなし。今の時期だとまだ明るい。気温もそんなに上がらず快適な一日だった。序盤に金精峠まで行ってしまえば、坤六峠、三国峠とピークの標高が下がっていくのでメンタル的にもとても良い。また、三国峠や湯沢から十日町への峠越えはお馴染みのルートなので気楽である。町中で夕飯を食べてから綿屋旅館へ。

二日目は関田峠と渋峠があるのでちょっと早めに出発したけど、日中の気温が上がって関田峠以降がグダグダになってしまい、渋川に到着したのが22時前になってしまった。思ってたより遅くなった。榛名山を登る前で日が暮れてしまったのでこの日は夜間走行あり。

日頃の行いがよくなかったのか、渋峠の頂上付近だけ雲の中に入ってしまって真っ白なのが残念だった。あと、自分は体重もそこそこあるしクライマーではないのでやっぱり長野側の渋峠みたいな長い登りはあんまり好きではないですな。斜度があっても10kmぐらいまでの峠が続く方が取り組みやすい気がする。そういう意味でSR600京都みたいなのは結構好き。

最終日は17時までにゴールすればいいだけなので、渋川のホテルでは目覚ましをセットせずに起きた時間で決めようと思って寝たところ、前日と同様に3時半頃に目が覚めた。というわけで4時スタートにした。だらだら寝てルートインの朝食を食べてからでもよかったのだが、ブルベ中の睡眠はアドレナリンが出ているからなのか早めに目が覚めてしまう。最終日は横根高原だけなので日中の暑い時間は走らなくてもいい。足尾への道はお馴染みの道だし、粕尾峠も足尾300で通ったことがあるので道もわかる。11時過ぎに無事にゴールした。

せっかく森林公園に来たんだし一度登ってみたかった古賀志林道へトライ。なかなかに斜度がある登りだが、SR600を走ってきた後だと1kmの登りはあっという間だな。

宇都宮まで自走して着替えて餃子を食べてから帰宅。